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ハン・サンギュン控訴審裁判、「1審の誤った判断を正せ」

ハン委員長「ペク・ナムギ農民の冥福を祈る」...民主労総など「ハン・サンギュン釈放を要求」

チャムセサン編集チーム 2016.10.13 17:46

昨年の民衆総決起集会で懲役5年の実刑宣告を受けた民主労総のハン・サンギュン委員長に対する初めての控訴審裁判が開かれた。 民主労総と市民社会陣営は裁判に先立って記者会見を行い 「1審の判決は権力の顔色を伺う政治判決で、 控訴審で誤審と誤った判断を正さなければならない」と主張した。

ハン・サンギュン委員長もこの日、裁判で1審の判決が公権力の正当性を認める判決だと批判した。 またハン委員長は、ペク・ナムギ農民の死に言及し 「一言の謝罪も聞けずに死なせて申し訳ない」という心境を明らかにした。

13日午後2時30分からソウル高裁刑事2部(イ・サンジュ部長判事)の審理で開かれた公開控訴審公判で、 ハン・サンギュン委員長は故ペク・ナムギ農民に言及して 「国家暴力で亡くなったペク・ナムギ農民の冥福をまず祈る。 ぜひ良いところに行ってほしい」と暗示した。

続いてハン委員長は「1審で雇用不安と社会的対立要素がある点を参酌し、 懲役5年と罰金50万ウォンを宣告したという。 だが裁判所が労働者と民衆に残した『参酌』という二文字はみじめなだけだ」と批判した。 また「1審は、集会禁止の乱発と過剰鎮圧の反作用として激しいデモを誘発した公権力の問題に目をとじた」と主張もした。

裁判の前に労働界と市民社会は裁判所に対し、今回の控訴審で1審の誤審と誤った判断をはっきり正すことを要求した。 民主労総と民衆総決起闘争本部、ペク・ナムギ闘争本部はこの日の午後1時30分、 瑞草洞の裁判所三叉路で記者会見を行い、ハン・サンギュン委員長の釈放を要求した。

彼らは「誤審と誤った判断は直されなければならず、政権によってねじ曲げられた判決文は書き直さなければならない」とし 「ペク・ナムギを殺した政権がハン・サンギュンを審判するという惨憺たる政治裁判が繰り返されてはならない」と声を高めた。

続いて「控訴審は朴槿恵(パク・クネ)政権の労働嫌悪と労働権の否定、不法労働改悪の本質を一つ一つ明らかにする裁判にしなければならない」とし 「審判を受けるべき者が民衆総決起の有罪を問い、断罪されるべき者が強制解剖検査の脅迫をしている。 われわれはまた民衆総決起に立ち上がる」と明らかにした。 一方、民主労総などは102人の共同弁護団を構成して控訴審裁判を続けている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-10-18 20:27:59 / Last modified on 2016-10-18 20:28:00 Copyright: Default

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