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解剖検査の協議ために警察がペク・ナムギ遺体安置所を訪問

遺族「なぜ殺人犯が遺体安置所に来るのか」...解剖検査令状について憲法訴願を請求

キム・ハンジュ記者 2016.10.13 15:25

▲ホン・ワンソン鍾路警察署長

鍾路警察のホン・ワンソン署長が10月13日午後2時、 令状執行協議のために直接ソウル大病院葬儀場を訪問した。 ペク・ナムギ解剖検査令状を申請した鍾路警察署がペク・ナムギ農民の遺体安置所を直接訪問したのは今回が初めてだ。

ペク・トラジ氏は鍾路警察署長の遺体安置所訪問の知らせに対して午後1時記者会見を行い 「殺人犯は葬儀場にくるものではない」とし 「真心を見せて謝罪し、令状を撤回して、責任者を処罰しなければならない」と明らかにした。

面談はソウル大病院葬儀場の相談室で行われた。 ホン・ワンソン鍾路警察署長と遺族弁護団2人が同席した。 遺族はいなかった。 遺族の弁護団はホン・ワンソン署長に対し、解剖検査を前提にした協議はしないと伝えた。 ホン・ワンソン署長は弁護団に対し、解剖検査令状の執行に協力してくれるよう要請した。 遺族の弁護団と鍾路警察署長の面談は10分も経たずに終わった。

ホン・ワンソン署長は面談後、 「令状の執行に関して立場の変化を期待し、積極的に協力することを要請した」とし 「次に(令状執行)協議の日時を決めるよう要求する文書を渡した」と伝えた。 彼は「遺族の同意なく強制執行できるのか」という記者の質問に「そうだと申し上げる」と答えた。

ホン・ワンソン署長は今後の訪問計画について 「解剖検査令状を執行するためなら、来る意向がある」と明らかにした。

ペク・ナムギ闘争本部の朴錫運(パク・ソグン)共同代表は面談後に記者会見を行って 「度重なる(遺族側の)令状全文公開の要求を無視し、協議を要請すること自体が小細工」とし 「片手に刃物を持って協議しようというのは真摯な態度ではない」と話した。

遺族の弁護団によれば、 警察は個人情報の保護を理由として解剖検査令状の全文を公開していない。

遺族の弁護団は鍾路警察署長の訪問について 「(警察は)あえて来る必要はなかった。 遺憾表明なく、書類だけ渡すためにきた。 令状の執行条件を履行するという名目を作るため」と主張した。

先立って遺族はこの日の午後11時半にペク・ナムギ解剖検査令状に対し、 憲法訴願審判請求と仮処分申請をした。 遺族の弁護団は「憲法第10条の幸福追及権、人間としての尊厳と価値から派生する人格権および死体に対する自己決定権が侵害されているため、 憲法訴願審判を請求する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-10-18 20:27:23 / Last modified on 2016-10-18 20:27:25 Copyright: Default

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