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ペク・ナムギ闘争本部「診療記録を持ち去った警察、解剖の根拠作り」

二日目キャンドルを持った市民「ペク・ナムギさんを守れ」

パク・タソル記者 2016.09.26 22:33

ペク・ナムギ農民を守るため、市民が二日目のキャンドルを持った。 市民約800人はペク・ナムギ農民が安置されているソウル大病院葬儀場の前に集まり、 ペク・ナムギ農民を死に追いやった政権を糾弾し、責任者の処罰を要求した。 彼らは検警による突然の遺体奪取を防ぐため、葬儀場の前を死守すると宣言した。

今日朝、解剖検査要請令状は棄却されたが、再請求の可能性は高く、 遺族をはじめペク・ナムギ農民闘争本部側は緊張している。 実際、午後7時から病院がある大学路入口の警察力は増え、 検察は今夜裁判所に令状を再請求するという知らせも聞こえている。

全国農民会のチョ・ビョンオク事務総長は 「遺体への解剖検査は棄却されたが、警察は診療記録を持っていった。 ペク・ナムギ農民を鑑識した国科捜の法医官が解剖検査を強く主張しているが、 診療記録をもとにまた彼らの論理を作ろうとしている」と主張した。 チョ事務総長は「また令状が棄却されるように、彼らが物理力を動員してペク・ナムギ農民を侵奪しないように力を貸して欲しい」と集まった市民に訴えた。

白基玩(ペク・キワン)統一問題研究所所長もキャンドル集会の前に座った。 マイクを持った白基玩所長は 「朴槿恵政権がペク・ナムギ先生の遺体を奪取して、解剖検査という名でずたずたに切り刻むという。 これはペク先生を残酷に虐殺するという蛮行だ」とし 「私も、若い皆さんも、命を賭けて戦って第2の虐殺を防ごう」と声を高めた。

ペク・ナムギ農民との縁を語る集会参加者もいた。 全国女性農民会出身のある参加者は 「私を見るたびに農村に嫁入りしろと言っていた先生と生きて会えたら 『なぜ私をそんなどん底に落としたのたか』と言いたいのに、亡くなってしまった」とし 「8月、最後の借金を返すという気持ちでセヌリ党舎前で8日間ハンストして 責任者処罰、真相究明を訴えたが、聴聞会までしたのに責任者の処罰どころか、真相究明どころか、 何も実現せず胸が痛い」と話した。

最近、緑色党共同運営委員長に当選したチェ・ヒョクポン氏は農作業を続けた12年の経験を語った。 チェ氏は「都市で暮らしていた時より苦しい労働をして、睡眠を減らして働いているのに、 なぜか私の状態は農業で暮らそうと決心するほど借金が増え、状況が悪くなった」と告白した。 続いて「農民の年所得は1千万ウォンで、借金は平均3千万ウォン」とし、構造的問題を解決しなければならないと主張した。 彼はペク・ナムギ農民の問題は農村全体の問題だとし 「この40年間、農村を内部植民地にして、そこで暮らす農民を都市に抜き出し、 都市の人件費を下げるために低価格農産物政策を維持し、 そうして消えた農民によって耕地面積が少し増え、残った農民が少しは暮らせるようになったのが現実」だったと嘆いた。

この日、ペク・ナムギ農民を追慕するキャンドル集会は2時間以上続いた。 キャンドル集会は毎日午後7時にソウル大病院葬儀場の前で開かれる予定だ。 今日、ペク・ナムギ対策委は「ペク・ナムギ農民国家暴力真相究明責任者および殺人政権糾弾闘争本部」に拡大転換すると発表し、 真相究明と責任者処罰のための闘争に拍車をかけると明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-09-30 21:00:53 / Last modified on 2016-09-30 21:00:55 Copyright: Default

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