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甲乙オートテック職場閉鎖、労組破壊シナリオのとおりに進められた情況の文書を公開

李貞美議員、検察・労働部が押収捜索した「Q-P戦略シナリオ」を入手

チャムセサン編集チーム 2016.08.04 21:50

7月26日の職場閉鎖以後、外部の警備員を投入した甲乙オートテックが金属労組を破壊する一連のシナリオのとおりに動いた情況が含まれた文書が公開された。 この文書は「Q-P戦略シナリオ」で、正義党の李貞美(イ・ジョンミ)議員(国会環境労働委員会)が入手した雇用労働部の甲乙オートテック押収捜索 「捜査報告書(2015.5.1)」に入っていた。

当初「Q-P戦略シナリオ」は2014年末に作成され、 2015年1月から元警察と特戦司令部を新規採用して最初の労組破壊の試みに使われたが、 金属労組の対応で1次の試みは失敗した。 だがシナリオの核心である [ストライキ誘導→職場閉鎖→警備用役投入→管理職代替勤務→公権力投入要請]という実行計画は、 現在進められている[代替生産構造用意→労組のストライキ誘導→職場閉鎖→警備用役投入→公権力投入要請]の順序通りで、戦略シナリオとほとんど同じだ。

労組は現在一か月近くストライキを続けている。 甲乙オートテック使用者側は今年1月から不法代替生産と不法代替人員を投入し、 労組との無妥協宣言、既存の労使合意の破棄、団体交渉拒否などにより、 労組としては選択の余地なくストライキに突入するように追い込んだ。 また金属労組が敏感に反応する外注化の事案を争点にした点も、戦略シナリオと似ている。 シナリオは職場閉鎖以後、労組を無力化すれば大量懲戒と選別的復帰、第2労組による金属労組瓦解戦略と続く計画だった。

李貞美議員と金属労組、甲乙オートテック支会は8月4日午前、甲乙オートテック工場で記者会見を行って 「『Q-P戦略シナリオ』の始まりはストライキ誘導であり、ストライキを誘導して2日後に職場閉鎖を断行する計画だった」とし 「現実には多少時間差をおいて進められたが、これは実際に行われた」と指摘した。 続いて「昨年の新種労組破壊は、労働組合を破壊するための核心補助戦術であり、中心戦術ではなかった」とし 「ストライキ誘導による職場閉鎖と懲戒、民事刑事上の責任、家族の説得、賃金などを利用して、 金属労組の弱化(または瓦解)を目的にするのが『Q-P戦略シナリオ』」だと説明した。

特に労組は現在進行中の使用者側による職場閉鎖が「Q-P戦略シナリオ」で明らかになった核心事案の一つだという点で、 雇用労働部天安支庁に疑惑の眼差しを送っている。 労組は「すべての資料を集めて分析したのは労働部と検察」とし 「最近何か月かで行われたすべてのことを労働部と検察は知っていたのに、 職場閉鎖の違法性には回答を避けて犯罪を黙認し、弾圧に同調している。 今すぐ職場閉鎖を止めさせるべきで、追加の容疑者の起訴もするべきだ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-08-31 12:18:44 / Last modified on 2016-08-31 12:18:44 Copyright: Default

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