星州郡民、セヌリ党のTHAAD協議体の提案に「撤回しかない」

星州を訪問した与党指導部に対し、セヌリ党葬儀パフォーマンス

セヌリ党指導部がTHAAD配置撤回星州闘争委(闘争委)との懇談会で協議体新設を提案したが、 闘争委は意味ある結果ではないとし、 「ただTHAAD配置撤回しかない」と明らかにした。 星州郡民は星州郡庁を訪問したセヌリ党指導部に対し「セヌリ党葬儀」パフォーマンスを繰り広げた。

大邱慶北の代案言論ニュースミンによれば、7月26日12時30分、 セヌリ党の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表など代表団は、 闘争委との懇談会を終えて星州郡庁を離れた。

［出処:ニュースミン キム・ギュヒョン］

ニュースミンのキム・ギュヒョン記者は 「この日の懇談会で鄭鎮碩セヌリ党院内代表は、 国防部とセヌリ党、慶尚北道、闘争委が共にする協議体構成を提案したが、 闘争委と郡民は一方的なTHAAD配置発表後の協議体は意味がないという立場」と伝えた。

ニュースミンの報道によれば、 闘争委のキム・アンス共同委員長は 「初めから大きな期待はしなかった。 協議体を構成するというが、私たちが持っている案は一つしかない。撤回だ」とし 「環境影響評価であれ何であれ、いずれにしても彼らがやることなのに、 われわれ郡民の誰も信じない。 信じられない。 われわれは撤回しかない」と強い意向を現わした。

セヌリ党代表団と共に星山砲台を訪問したソン・ホテク(船南面星元2里)氏は 「砲台に登ってみると、すでに電気も取り外してすべて済んでいた。 これが15日前に発表されてから始めたのではなく、私が見るにすでに準備されていた」と話した。 続いて「党代表がきて、何とか言ったが全く同じ話だ。 帰って党に話すとしか言ってるが。 (民家と)どれくらい近いのかを見にきたというが、来ても来なくても全く同じだ」と話した。

ニュースミンはセヌリ党葬儀パフォーマンスも詳しく伝えた。 この日、郡庁の前庭にはセヌリ党の葬儀のために300人ほどの郡民が待っていた。 100人ほどが喪服を着たり柩御輿を担いで大声で泣き、200人ほどがこれを見守った。 彼らは「なじんだセヌリ党の背信を受けて送る」と哭声を高め、 代表団がいなくなった広場で柩御輿を担いで郡庁をひと回りして、セヌリ党を送った。

葬儀に参加したある70代の住民(星州邑三山里)は 「セヌリ党が来ても、この広場に出てきて何か言う奴はいなかった。 ハンナラ党(セヌリ党)が来るからと、ここに私服オバケがこんなにたくさんきた」とし 「みな退け。話すのも惜しい。 そんなやつらを(郡庁)中に入れた奴は誰か」と話した。

セヌリ党謹弔プラカードを持ち、懇談会が開かれる2時間ほどの間、郡庁前に立っていたキム・ギョンアン(星州邑大興里)氏は 「セヌリ党の指導部がくるというので、郡民たちはセヌリを心から送るという話を伝えるためにパフォーマンスに参加した」とし 「党(院内)代表がきたというが、われわれは顔も見なかった。とても虚しい」と話した。 続いて「2週間、政府の立場に変化はないが、郡民が戦っているのが全国に広がると考える。 THAADは星州だけでなく、どんな地域でもだめだということだ。 なぜ度々私たちを分断しようとするのかわからない」と付け加えた。

［出処:ニュースミン キム・ギュヒョン］

懇談会をリアルタイムライブで見ていたというある住民も 「苦しくて死にそうだ。 ここまでセヌリ指導部がくるというので、すっきりした回答を待っていたが、 国防部の関係者という人は私たちよりさらに知らないようだ。 録音機でもないのに、同じ言葉を繰り返すだけだ」と指摘した。

別の住民は「郡民は今、恨みを抱いている。 なぜこうするのか、本当のあの人たちはわからないようだ」とし 「また今日、マスコミにどう出て行くのかドキドキする。 すでに住民たちは体当たりしたという記事が出たが、 懇談会場にはあらかじめ選ばれた住民代表だけが入った。 記者が互いに入ろうとして小競合いで大騷ぎになったのに、記者もひどい」と憤った。

10分ほどのパフォーマンスを終えた彼らは「セヌリ」、「犬ヌリ」謹弔プラカードを集めて焼き、 夜のキャンドル集会でまた会おうと言って帰った。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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