清州市老人病院座込場、強制撤去糾弾集会

「不法撤去に謝罪して全員を復職させろ」

民主労総忠北本部は2月12日午後4時、 清州市庁の前で清州市の老人専門病院座込場不法暴力強制撤去糾弾大会を開いた。

民主労総は 「清州市が法的に保障された雇用継承を隠し、無視して、 不法な行政代執行と不法暴力を使った集会妨害で事態の本質を歪め、 謝罪と責任を回避している」と主張した。 続いて「市は雇用継承義務条項の隠蔽と歪曲、暴力を使った座込場強制撤去を市民の前で頭を下げて謝罪し、 社会福祉事業法の通りに清州市老人専門病院の労働者たちの全員元職復職を履行しろ」と要求した。

清州市は2月5日、雇用継承を要求して9か月間座り込みをしていた清州市老人専門病院分会の座込場を公務員など約900人を動員して強制撤去した。 この日、労組員がまたビニールを屋根にして市庁前での座り込みを続けると、 清州市は11日にこれも撤去して周囲にフェンスを打った。 労組はまたフェンスの前の狭い空間でビニールをかぶって雨を避けながら、 野宿座り込みを続けている。

チョン・ウォニル民主労総忠北本部長は 「強制撤去で雇用継承を訴える労働者を無惨に踏みにじった清州市長は、市民の首長とはいえない」とし 「歪められた情報で市民の知る権利を遮断し、 公務員を強制動員して労働者を踏みにじり、 市民の休む空間に鉄のフェンスを作り、税金を浪費する清州市を糾弾する」と話した。

キム・エラン公共運輸労組事務局長は 「李承勲(イ・スンフン)清州市長は市民の安寧も、労働者の生存権も、公共の利益も重要ではないようだ」とし、 「法が保障する雇用継承を強制することが越権だと言いながら、 雇用継承条項をなくす条例改正を執拗に処理しようとしているのはどういう意図なのかを訊ねたい」と話した。

キム事務局長は続いて 「雇用継承義務を隠しながら、謝罪どころか900人の公務員を動員して不法暴力強制撤去を断行する恥知らずな行政を行う清州市長は、 今度の総選挙で必ずその代価を払うことになる」と強調した。

キム・ヨンジク民主労総忠北本部事務局長は 「強制執行は日出前、日没後には執行できない。 2月5日、清州市は午前5時から約900人の公務員を動員して集会場所を封鎖し、 電気を遮断してクォン・オクチャ分会長の乗用車を強制的に牽引するなど、 すでに執行に入った」とし 「明白な法違反だ」と指摘した。 続いて警察側に「公務員は申告された集会場所を占拠し、 集会を妨害した不法を犯した現行犯だ」と明らかにした。

クォン・オクチャ公共運輸労組清州市老人専門病院分会長は 「雇用継承義務をなぜ、何のために隠してきたのか、 清州市長の答を聞かなければならなかった。 焼身しても9か月間、私たちの話を聞いてくれと訴えた労働者たちのくやしさを知らせなければならなかった」とし 「市長に恥じるところがないのなら、耳をふさぎ、法を隠し、逃げないはずだ」と鬱憤を晴らした。

クォン分会長は続いて 「旧正月前に900人の公務員が飛びかかって、座込場を取り壊した瞬間、 あまりにも悲痛でみじめだった」とし 「まともな市長なら、9か月間野宿をして雇用継承を訴える労働者を放置して、 座込場にいたたった二人を引き出すために900人を動員した強制撤去では答えないはずだ」と伝えた。

集会の参加者は市庁からセヌリ党鄭宇沢(チョン・ウテク)議員事務所までデモ行進をして、 セヌリ党の李承勲(イ・スンフン)市長を糾弾し、全員雇用継承を要求した。

一方、新しい受託を予定しているウィミョン医療財団は、 近い将来記者会見を通じて市が勧告した労組員の雇用継承などについての公式な立場を明らかにする計画だ。 このような手続きが終われば、市は新しい受託者のウィミョン医療財団と病院運営のための協約に入るが、 早ければ今月末になるものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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