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旧正月前に解雇通知、Tブロード全州放送非正規職労働者たちの事情

全員解約…「持続的に労働部にモニター要請してきた問題なのに」

ムン・ジュヒョン記者 2016.02.09 16:00

「今まさに新婚生活を始めたのですず、 ワイフには知らせられませんでした。」

民族の大名節、旧正月連休の二日前の2月4日、 Tブロード全州放送非正規職労働者たちが全州社屋の前で記者会見を行った。 彼らは1月25日、Tブロード全州放送のケーブル設置、A/Sを担当する下請企業A社から勤労関係終了通知を受け取った。 下請企業のA社は10余年近くTブロード全州放送ケーブルの設置などの業務を担当してきた。 Tブロードは1月初め、A社との下請け業務契約の更新をしなかった。

「25日にはA業者の代表が職員の前で再契約(下請け)ができなかったと話しました。 つまり、解雇通知でした。 1月末まで働けると言ったので、1週間残して口頭で通知をした形です。」

翌日、事情はちょっと変わったが、解雇されることには変わりはなかった。 1月16日、A社は2月29日付で勤労契約が終了するという勤労契約通知書を職員に発送した。 旧正月連休を目の前にして解雇通知を受け取った彼らは、2月4日午後、この解雇通知書を持ってTブロード全州放送全州社屋の前に立った。

彼らは記者会見文で 「Tブロードのために十数年献身した労働者たちは、旧正月の1週間前に業者の一方的解雇で一日で路上に追い出されることになった。 労働者を使い捨ての品物と扱うのでなければ、なぜこんなことができるのか?」と心情を明らかにした。

Tブロードはケーブル設置技師と長い間、対立してきた。 多段階下請けが拡大し、延長勤労が縮小され、一方的な実績の圧迫で過度な労働強度と不安定な雇用に苦しでいたと労働者たちは主張する。 実際にストライキまで行われ、Tブロードと労働者を代表する労組は協約案を結び、対立は終わった形になった。 ところが全州放送の大量解雇事態は、また対立を水面上に押し上げた。

今回、Tブロードとの再契約に失敗したA社の関係者は 「昨年、全国の協力企業等を対象にする評価で最低点を受けました。 (再契約不可通知を1月に受けたのはその通りだが)がんばらなかったから再契約が容易ではなかったということは、昨年から推察していました」とし 「本来は1月末まで(雇用を)維持しようとしたが、Tブロードに話をして1か月遅らせた」と話した。

一方、Tブロードと新規契約を結んだ業者は、労働部で管理する求職サイト「ワークネット」に新規採用の公告を出した。 この公告は解雇を前にした労働者の気持ちを深く傷つけた。 新規業者は労組員をはじめ、既存の職員の雇用継承に否定的な立場だという。

「3か月の超短期契約で労働者を募集するそうです。 それも月130万ウォンで最低賃金水準です。 その上に労働部の雇用促進奨励金対象者を優待すると言っています。 国民の血税で支援を受けるというとてもひどい手を使っています」

何よりも彼らが悲しいのは、大多数の労働者の雇用継承を拒否している業者が出した採用公告が、 労働部で運営する求職サイトに堂々と上がっているという点だ。 それで労働者たちは記者会見の後、労働部全州支庁に団体に訪ねて行って抗議をした。 抗議の過程である労働者は涙を流しながらくやしい心を伝えた。

「私たちがわがままだと考えますか? 皆藁でもつかもうという気持ちできました。 私たちは今死にそうです。今。 家族と道端に出て行かなければならなくなりました。」

労働部全州支庁ワークネットの担当者は 「最低賃金違反のような法令に違反した場合は求職公告申請を拒絶できるが、 Tブロード問題はもう少し検討しなければ分からないが、 現実的に拒絶できる理由ではない」と話した。

これについて民主労総全北本部の関係者は 「Tブロード問題は突然起きたわけでもなく、 持続的に労働部にモニターを要請してきた問題だ」とし 「ところが詳しい事情も知らないというのだから、 果たして労働部がきちんと仕事をしているのか疑問だ」と話した。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-02-11 19:13:06 / Last modified on 2016-02-11 19:13:07 Copyright: Default

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