韓国労総の主要連盟が「労使政野合破棄、闘争を」

6日に金属労連、化学労連、公共労連が声明書発表…金属連盟、「破棄宣言しなければ退陣要求に直面」

韓国労総の主力産別連盟が韓国労総に対し、9.13労使政合意を破棄しろと公式に要求している。

韓国労総所属金属労働組合連盟、化学労働組合連盟、公共労働組合連盟は10月6日に声明書を発表し、 韓国労総が9月15日に署名した労使政野合を撤回し、闘争戦線の復旧に動けと声を高めた。

韓国労総所属の三連盟は、 セヌリ党の五つの労働悪法発議と公共部門一般解雇ガイドラインの導入は、9.15労使政野合の予定された結果だったと指摘した。 労使政野合当時、政府は韓国労総に一般解雇ガイドラインと就業規則変更要件緩和を協議によって進めると明らかにした。

韓国労総所属の三連盟は「十分な協議」という拘束力のない合意文は、 労働改悪の一方的な推進に道を開く形になると指摘した。 三つの連盟は、拙速に処理された労使政野合を破棄しなければ、 合意のくびきに閉じ込められて一歩も進めないとし、 早く韓国労総が合意の破棄を宣言して闘争に動けと要求した。

政府の一方的な労働市場構造改悪の強行で、 韓国労総の内部から労使政合意を破棄しようという声が力を付けている。

金属労連は9月24日 「韓国労総の執行部は『労使政合意を原点から再検討』、 『重大な決断を検討』することを主張するだけでなく、 現場と組合員に対して誤りを認め、即刻合意破棄を宣言しろ」とし 「もし破棄しなければ、韓国労総執行部は自主的な辞任以前に現場と組合員の激しい不信任運動と退陣の要求に直面することになる」という内容の声明書を発表した。

金属労連と化学労連を中心とする韓国労総の組合員たちは、 労使政野合処理反対を叫んで汝矣島労総会館で占拠座り込みを行うなど、 強く反発している。 金属労働組合連盟のキム・マンジェ委員長は労使政合意文の処理中断を要求して 9月14日、韓国労総中央執行委員会の途中に焼身を試みた。

三つの個連盟は今回の声明書で 「意を共にする韓国労総内のすべての現場幹部と組合員の期待を込めて、 労働市場構造改悪粉砕のための総力闘争を組織していく」と宣言した。 韓国労総執行部が合意したとしても、三つの連盟は労使政野合に反対して最後まで闘うという意思を明確にしたのだ。

企画財政部は10月5日、今年中に公共機関低成果者の退出制度導入方案を用意すると発表した。 政府は公共機関に対して低成果者退出ガイドライン、 賃金ピーク制を先制的に適用し、 順次、民間部門に拡散させる計画だ。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。