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野党圏、地域別比例代表制が大勢に

「セヌリ党、地域別比例代表制導入、大乗的な態度で」

キム・ヨンウク記者 2015.07.29 18:20

新政治連合、正義党に続き、千正培(チョン・ジョンベ)無所属議員も地域別比例代表制導入を強調し始め、 野党圏は地域別比例代表制導入を大勢に追い込もうとする雰囲気だ。 特に7月29日にノーカットニュースが公開したセヌリ党の地域別比例代表制が導入されれば、 セヌリ党の単独過半数議席が崩れると分析した報告書により、 野党が選挙制度改革攻勢をさらに強めている。

文在寅(ムン・ジェイン)新政治連合代表はひとまず地域別比例代表制導入には賛成しつつ、 議員定数増加の問題については段階的に接近しようという意見だ。 文代表は7月29日の最高委員会で 「地域別比例代表制をするには地方区と比例代表の定数調整が必要だが、 必ずしも議員定数を増やさなければならないのではない」とし 「議員定数は地域別比例代表制が国民の共感を得る時、 多様な方案の構想の中で議論される問題だ。 また、選挙区再確定の過程で自然に議論される問題でもある」と明らかにした。 文代表は「十分な議論で党論をまとめ、慎重に国民の同意を求める過程が必要だ」とし 「国会議員定数問題があまり突出した問題にならないように慎重な議論を頼む」と付け加えた。

兪銀恵(ユ・ウネ)報道担当者もブリーフィングで 「セヌリ党が内部文書で『過大に代表』されていると自認するほど、自らを『現行選挙制度の最大の受恵者』だと告白したという」とし 「民意を歪め、地域主義を固定化する選挙区制度を正す努力が切実だ」と指摘した。 続いて「セヌリ党も地域別比例代表制度が地域主義の緩和に寄与する点を認めたのだから、 自党の有利・不利だけを問わずに地域別比例代表制も導入に大乗的態度を見せろ」と要求した。

千正培議員も 「韓国政治の歪んだ代議構造を改善するため、 現在の国会議員選挙制度はぜひ直さなければならない」とし 「二大政党の既得権拡大が選挙制度改正の目的になるようでは、 とても国民の同意が得られない。 解答はドイツ式の政党名簿制にあるが、直ちに選挙制度の全面的改革が難しいのなら 少なくとも地域別比例代表制をはじめ、 選管委が国会に提出した改正意見でも受け入れなければならない」と要求した。

ハン・チャンミン正義党報道担当者も 「セヌリ党が選挙制度改革に反対する理由は国民のためではなく、 ただ政治的な既得権の維持だけにしがみつく情けない内心だ」とし 「わが党は国民の意思がそのまま反映される選挙制度改革のために、 かなり前から政党名簿比例代表制を主張してきた。 セヌリ党はこれ以上、嘘で国民世論を糊塗せず、 まともな選挙制度改革のための議論に参加することを望む」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-07-31 13:05:15 / Last modified on 2015-07-31 13:05:16 Copyright: Default

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