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ヴァレオ電装「工場清算」の圧迫に慶州の国会議員も参加?

鄭壽星議員、創造コンサルティング労組破壊議論のヴァレオ嘆願書を提出

チョン・ヨンギル記者 2015.06.30 19:11

創造コンサルティングの労組破壊コンサルティングで問題になったヴァレオ電装に関し、 セヌリ党の鄭壽星(チョン・スソン)議員がヴァレオマンド支会総会決議無効訴訟に対し、 企業労組側に嘆願書を提出したことで議論が予想される。

6月24日、慶州選出の鄭壽星(チョン・スソン)議員は、 総会決議無効訴訟事件の善処を訴える嘆願書を大法院に提出した。

鄭議員は嘆願書で 「最近、会社が清算の危機に陥ったという報せに接し、 本人と地域民の気持ちが重い」とし 「被嘆願人(企業労組)が敗訴すれば慶州地域の大規模な国内の代表的な自動車部品業者であるヴァレオ電装は清算手続きにはいり、 海外で工場を移転することになるほかはない」と明らかにした。

続いて鄭議員は「清算を武器に労組を威嚇しても、圧迫してもならないが、 所属労組員の大多数が賛成した議決についても同じく尊重されるのも当然だと考える」と明らかにした。

鄭壽星議員は、 地域経済活性化のために嘆願書を提出したと明らかにしたが、 ヴァレオ電装使用者側の「工場清算」の圧力をそのまま引用した。 労組破壊コンサルティングで起訴された創造コンサルティングが介入した部分についての言及はない。 また、ヴァレオ電装理事の中には鄭議員の親戚がいるため、請託疑惑も提起された。

そのためヴァレオマンド支会側は 「創造コンサルティングと共謀して労働組合を破壊し、 御用労組を設立した容疑で法廷に立たされて処罰を受けるカン・ギボン社長の肩を持つこと自体が国会議員としてすることではない」とし 「不法・不当労働行為についても一言もなく、 ただ工場が清算されないように善処してくれというのは資本偏向的な行為」と批判した。

これに関して鄭壽星議員室の関係者は 「創造コンサルティングの労組破壊問題は全く知らない事実だ。 鄭議員はただ地域経済への影響が大きいのでうまく解決することを望む気持ちで嘆願書を提出した」と明らかにした。

請託疑惑に関してこの関係者は 「親戚関係での請託はおかしい」と反論した。

一方、鄭壽星議員は崔良植(チェ・ヤンシク)慶州市長とも会い、 ヴァレオ問題解決を議論すると明らかにした。 金属労組は「労組集団脱退後の組織形態変更は無効」とし、 2010年のヴァレオ電装システムズコリアに労組員集団脱退による企業労組設立について、 訴訟を提起した。 1審と2審では組織形態変更は無効という判決が出され、 5月27日には大法院全員合議体判決公開弁論が進められた。

付記
チョン・ヨンギル記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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