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労働市場構造改悪公聴会が労働界の反発で中止

「二大労総ゼネストで防ぐ」...労働部長官、警察の保護を受けながら入場したが阻止

キム・ヨンウク記者 2015.05.28 18:17

賃金ピーク制導入と就業規則変更による労働市場構造改悪推進で問題になっていた韓国労働研究院が主催する公聴会が労働界の反発で失敗に終わった。 労働界は労使政委員会を通じて進めてきた労働者就業規則の不利益変更が失敗したため、 労働部は要式行為でしかない公聴会で強行しようとしていると強く反発している。

▲28日、李基権雇用労働部長官が賃金ピーク制公聴会祝辞のために来たが、労働者の反発でエレベーターで戻った。

▲二大労総の労働者たちが公聴会の舞台を封鎖して共同闘争を強調した。

民主労総と韓国労総所属の組合員約300人が5月28日午後1時30分、 汝矣島のCCMMビルで進める予定だった「賃金体系改編と就業規則変更公聴会」の30分ほど前に入り、 舞台に横断幕などを掲げて公聴会を防いだ。 1時30分に李基権(イ・ギコン)雇用労働部長官が祝辞のために警察の護衛を受けながら公聴会場に入ったが、 労働者たちが李長官を阻止して「辞任しろ」と要求したため、10分ほどで戻った。

李長官が戻ると、二大労総の関係者らは公聴会の霧散が宣言されるまで糾弾発言を続けた。 韓国労総のイ・サンウォン副委員長は 「労働市場構造改善が誰のためのものかわからない」とし 「さらに労働市場を苦しいものにしようとしている。 二大労総がしっかり団結し、構造改悪を防ぐ」と声を高めた。

民主労総のヤン・ドンギュ事務副総長も 「二大労総がさらに堅く団結し、労使政委の決裂以後、労働部が進める持続的な構造改悪に強く対抗しなければならない。 二大労総のゼネストで労働市場構造改悪を粉砕し、朴槿恵(パク・クネ)政権を審判するほかはない」と強調した。

民主労総金属労組のチョン・ギュソク委員長は 「今日、朴槿恵政権が一方的に公聴会を進め、労働市場構造改悪を強行する意図をまた確認した」とし 「就業規則変更などの構造改悪の核心は、現場労働者の勤労条件を後退させることだ。 公聴会を阻止して7月4日の二大労総製造業部門労働者のゼネストで構造改悪を防ぐ」と明らかにした。

▲公聴会発表者と討論者

公聴会が中止され、労働部のシ・ミンソク報道担当者は 「公聴会は多様な話を聞くための場だった。 言いたいことがあれば、もっと大きく話せるのに、妨害するのは適切ではない」とし 「今日の状況を参考にして、内部的な議論を通じ、以後の計画を決める」と明らかにした。

公聴会の前に韓国労総は声明を出して 「今回の公聴会は、政府が使用者の一方的な賃金体系改編(賃金ピーク制)を露骨に目をつぶるためのショーに過ぎない」とし 「政府は公聴会と就業規則変更ガイドラインにより、 賃金カットと就業規則の不利益変更することを目的にしている」と指摘した。 民主労総は「全てが難しくなった状況で、政府が実践する方案の一つとして労働界の意見を聞くのなら、われわれは対話を拒まない」とし 「公聴会に参加する専門家たちも政府権力の脇役になるな」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-30 08:05:45 / Last modified on 2015-05-30 08:05:46 Copyright: Default

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