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労働党が進歩結集で激突…4者政務協議会革新勧告案が通過

ナ・ギョンチェ代表、「勧告案過度だが、最善を尽くして、受け入れ」

キム・ヨンウク記者 2015.05.27 17:14

5月23日の労働党3次全国委員会では、進歩結集をめぐり政治勢力間の不信が表面化し、対立が最高潮に達した。 この日の全国委では、労働党-正義党-国民の会-労働政治連帯の4者を基本枠組みとする進歩勢力結集を推進するナ・ギョンチェ党代表指導部が発議した案件のほとんどが否決された。

[出処:労働党]

全国委の主要決定事項を見ると、「4.29再補欠選挙評価承認の件」と 「2016年総選挙基本方針承認の件」では代表団の発議案が否決され、 他の第2案が通過した。 「進歩結集企画団再構成-評価と革新を前提としない4者政務協議会脱退勧告決議案」と 「全国委議長、副議長新設党憲改正案」のナ・ギョンチェ代表団に対する牽制案件はそのまま通過した。

特に、党員総投票の効力を規定する党憲改正の議案についての議論で、 進歩結集推進全国委員は集団で退場して対立が爆発した。 当初「新左翼党員会議」グループは、全国委開催前の22日に声明書を出し 「世の中と戦う政党の中では一番良い路線を見つけるために競争し、 時には激しく対立することもある」とし 「今後も続く重要な会議が果敢に決断し、責任を取る場になるように努力する」と明らかにし、党員の間で破局と受け止められることを警戒した。 だが「進歩結集」グループは、2次に続き3次全国委まで続く案件の処理過程が事実上、 ナ・ギョンチェ代表の職務停止水準の強いメッセージと受け止め、 退場という超強気に出たわけだ。 党員総投票関連の議案を発議した「党の未来」グループ側は、いつかは問題になる不明な党員総投票関連の条項をこの際、明確にしようという趣旨が強かったが、 「進歩結集」グループは一連の流れとして受け止めたわけだ。

「進歩結集」グループ全国委員の退場により総投票案件は撤回されたが、 6月28日の定期党大会で政治的な交渉が行われなければ、 党員総投票の案件は強力な雷管になる可能性があることを表わした。

全国委の結果をみれば、労働党内をはじめとする4者政務協議会での進歩結集の議論は相当な難航が予想されるが、 ナ・ギョンチェ代表は進歩結集のための正面突破を宣言した。 ナ代表は全国委の後、26日に立場書を出し 「進歩結集企画団が非公開で一貫したとか、 全国委決定を徹底的に無視したといった一方的な主張を根拠として勧告決議案を採択したのは過度だ」と遺憾を示しつつ、 決議案の趣旨を最大限受け入れると明らかにした。

[出処:労働党]

ナ・ギョンチェ代表は「進歩結集企画団を再構成しろという勧告を受け入れるために、 企画団団長を代表の私が直接引き受ける」とし、企画団に参加する党員の拡大による進歩結集の青写真の提示を約束した。 また「評価と革新を前提にしない4者政務協議会は不参加にすべきだという決議案の趣旨をよく生かす」とし 「より多くの勢力と個人が進歩結集に合流する方案を探し、 進歩革新の課題とイメージをきちんと提起して貫徹するように努力する」と明らかにした。 ナ代表は「来年の総選挙を考えれば、進歩結集の可否は早いうちに決定されるほど良い」とし 「進歩結集の手続きなどをめぐる小さな意見の差ではなく、進歩結集を通じて実現しようとする進歩政治と党の未来に対する集中的な討論をしてほしい」と頼んだ。 勧告決議案を発議した側が主張した 「進歩結集交渉の過程で労働党の組織内部の反発を交渉のテコにして、 最大限有利な条件を勝ち取れ」というテコ論をそのまま受け、 政治的危機を突破するということだ。

進歩結集全国党員の会も立場書を出し 「党の主要議決-執行機構で活動する仲間たちとともに、 すべての党員が積極的に参加できる進歩結集の過程を作り出すために最後まで最善を尽くす」と約束した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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