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LNJ Logo 韓国:地裁、元請の使用者性・不法派遣を認定「ストは正当」
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「現代車社内下請労働者の元請を相手にするストライキは不法ではない」

天安支院、社内下請業者の損賠請求を棄却…元請の使用者性・不法派遣を認定。「正規職として雇用しろ」

ソン・ミンギュ金属労働者編集部長 2015.05.22 11:09

非正規職労働者たちが団体交渉を要求し、元請を相手に行ったストライキは不法でないという判決が出た。 裁判所が現代自動車の非正規職労働者に対する損害賠償請求訴訟で、 現代車を実質的な使用者と見て棄却したのは初めてだ。

大田地方法院天安支院は5月12日、現代自動車牙山工場の社内下請業者のナムミョン企業が ストライキを行った労組忠南支部現代自動車牙山社内下請支会の組合員35人を相手に出した約4300万ウォンの損害賠償請求訴訟で、 支会組合員の主張を認めた。

▲2月26日、現代車の全ての社内下請勤労が不法派遣だという大法院判決の直後、大法院ロビー前に集まって明るく笑った現代車非正規職組合員たち。[チャムセサン資料写真]

裁判所は「社内下請業者のナムミョン企業と形式上の勤労契約を締結しているが、 実質的な使用者は現代車なので不法派遣に該当すると見られる」とし 「使用者である現代車が誠実に交渉に出る責任がある」と明らかにした。 また、「支会の組合員たちはすでに現代車の労働者であり、 派遣法によって現代車が正規職として雇用しなければならない」と明らかにした。

現代車牙山社内下請支会は2010年、元請である現代車を相手に不法派遣の中断と正規職転換を要求して交渉を要請した。 支会は現代車が交渉を拒否し、1か月近くストライキを続けた。 ナムミョン企業は支会のストライキにより代替人員を使うなどで被害を受けたとし、 損害賠償訴訟を請求した。

現代自動車の非正規職労働者たちが現代車を対象に行った争議行為が不法ではないという判決により、 非正規職労働者たちは合法的に団体交渉争議行為を行えることになった。 今回の判決は、他の企業が進めている10件ほどの訴訟に影響を与えそうだ。(記事提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-24 02:12:51 / Last modified on 2015-05-24 02:12:52 Copyright: Default

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