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セウォル号遺族徹夜座り込み…「青瓦台デモ行進、さらに力強く進む」

遺族、夜中仁寺洞通りから動けず...ペッパースプレー散布、警察暴力糾弾

チョン・ウニ、キム・ヨンウク記者 2015.05.02 17:22

セウォル号真相を究明するために2日間、 汎国民徹夜座り込みをしたセウォル号家族と労働者、市民は、 警察の暴力に屈することなく、さらに力強い歩みで青瓦台に向かうと明らかにした。

5月2日午後3時頃、セウォル号家族と市民約100人は光化門広場で記者会見をして 2日間の汎国民徹夜籠城団に対する警察の暴力を糾弾した。 彼らはまた施行令廃棄とセウォル号真相究明のための強固な闘争を続けることを表明し、 2日間の汎国民徹夜座り込みを終えた。

[出処:キム・ヨンウク記者]

▲午後1時50分頃、鍾路警察署警備課長が遺族に歩道に上がれと言ったため遺族は歩道を通って光化門に行くと言って揉み合いになった。遺族はなぜ歩道で行けないのかと強く抗議した。[出処:キム・ヨンウク記者]

記者会見でセウォル号惨事国民対策会議のキム・ヘジン共同執行委員長は 「施行令廃棄のための遺族の声を伝えようとしたが、 高い不通の壁に突き当たり、市民と家族は警察により分断された」と政府を批判した。 しかし彼は「施行令廃棄の努力は相変らず続く。 なぜ家族があれほど前に進もうとしたのか、ぜひ忘れないで欲しい」と頼んだ。

セウォル号惨事で犠牲になったソンホ君のお父さん、チェ・ギョンドク氏は 「一日の半分以上を仁寺洞交差点で過ごした」とし 「一日に1メートルしか進めなくても青瓦台に行くという人がいれたが、 とても苦しむ人が多かったので戻るしかなかった」と明らかにした。 彼はまた「大統領は昨年、いつでも青瓦台にこいと言ったのに、 これほど苦しい道になるとはしらなかった」とし 「子供たちに申し訳なくないように、また明日でも、明後日でも、 青瓦台に行く」と話した。

この日、午前11時40分頃、警察暴力を糾弾するために開かれた記者会見で、 民主労総のハン・サンギュン委員長は 「昨日また一人の双竜車希望退職者が命を失い、とてもみじめだ」が、 「無力感、敗北感ではなく、一歩一歩進んで希望を作ろう」とし 「これからの闘争をもっとしっかり準備する」と明らかにした。

▲午前11時に遺族30余人は仁寺洞交差点から光化門に通じる道路に閉じ込められ、夜を明かした。[出処:キム・ヨンウク記者]

▲光化門方向の歩道に行こうとする遺族を必死に防ぐ警官[出処:キム・ヨンウク記者]

2日間汎国民徹夜籠城団は5月2日午後、二日間の座り込みを終わらせようとしたが、 警察は仁寺洞交差点に遺族を閉じ込め、市民と分離させた。

2日午前2時30分頃、警察は仁寺洞交差点で座り込みをしていた参加者を歩道に押し出す一方、 道路と歩道に残って解散を拒否するセウォル号家族50余人を取り囲んだ。 4・16家族協議会のユ・ギョングン執行委員長によれば、 警察は午前11時に籠城団が青瓦台の反対方向を通って光化門広場に戻るのなら、 遺族が青瓦台方向の光化門歩道を通って行けるようにすると約束した。 しかし籠城団が移動すると警察は言葉を変え、遺族も青瓦台の反対方向に回れと強要し、 遺族との対峙は2日午後2時頃まで続いた。 4・16家族協議会のユ・ギョングン執行委員長は 「車がみんな止められ、通りかかる市民はわけも分からないまま私たちをののしった」とし 「私たちに文句を言っても誰一人、止めようとする警官はいなかった」と憤慨した。

警察は遺族が道を開けようとするたびにペッパースプレーで制止し、 結局2時20分頃、遺族全員を歩道に押し出した。 遺族は強く抗議して青瓦台の反対方向から光化門に向かって動いたが、 ここでも警察は盾で封鎖して移動を制止し、揉み合いになった。

徹夜籠城団は光化門広場で遺族を待ちながら、 警察の暴力を強く糾弾し、遺族の行進を認めるよう要求した。

キム・ヘジン共同執行委員長は「われわれは平和に行進すると言ったが、 警察は地面が白くなるほど想像できないような催涙液混じりの放水銃を浴びた」とし 「話して、集まって、行動する自由、追慕する自由、真実を要求する自由など、 当然の権利がいつの間にか崩れているが、 催涙液に対抗した力で前に進みつづけて真実を明らかにしよう」と提案した。

民主労総のイム・ソンヨル大邱本部長は 「私たちが暴力警察は退けと叫ぶことも必要だが、 今は車壁を越えるためのもうひとつの決意と実践が必要だ」と提案した。

警察は5月1日午後9時頃からソウルの仁寺洞交差点で2日間汎国民徹夜座り込みの参加者に対し、 解散命令に応じなかったという理由で催涙液、高濃度ペッパースプレーを混ぜた放水をして、多数の負傷者を出した。

特に、夜11時頃から約40-50分間、参加者に高濃度ペッパースプレーの放水を集中的に行い、 参加者の多くが咳、呼吸困難、嘔吐、火傷などの痛みを訴え、 放水銃の圧力で女性と障害者など多くが倒れ、怪我をした。 警察はまた、汎国民徹夜籠城団約40人を逮捕し、 籠城団が利用していたサウンドカーを差し押さえ、サウンドカーを運転していたセウォル号家族も連行した。

一方、5月2日、アムネスティ・インターナショナル韓国支部は緊急論評で 「セウォル号追慕集会に対する過度な警察力使用に深い遺憾を示す」とし 「青瓦台前のセウォル号デモを認めろ」と要求した。

▲警察は遺族にペッパースプレーで直撃し、遺族が目を洗いながら苦痛を訴えている。[出処:キム・ヨンウク記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-03 10:18:02 / Last modified on 2015-05-03 10:18:03 Copyright: Default

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