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朴槿恵大統領批判ビラを製作した市民が拘束

「自由民主主義国家で北朝鮮のように大統領批判もしないというのか」

パク・チュンヨプ記者 2015.05.01 10:10

▲朴氏が製作したビラ[出処:FaceBook]

朴槿恵(パク・クネ)大統領を批判するビラを製作した市民が拘束された。

4月30日午前、大邱寿城警察署は該当ビラを製作した市民パク某(41)氏を 朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する名誉毀損の容疑があるとし、 拘束令状を申請し、当日の夜に大邱地方法院が拘束令状を発行した。

大邱地方裁判所は同日午後3時30分、拘束令状発布に先立ち令状実質審査を行った。 聯合ニュースの報道によれば、大邱地方裁判のチョン・ヨンシク所令状専門担当判事は令状実質審査の時、 「朴氏の犯罪行為は常習的で逃走・証拠隠滅の憂慮・再犯の恐れがあり、 事案の重大さを考慮した」と明らかにした。

先立ってパク氏は4月28日、ソウル市瑞草区の大検察庁の前で集示法違反容疑で逮捕され、 瑞草警察署で調査を受けた。 当日午後8時頃に釈放されたパク氏はすぐ大邱寿城警察署に逮捕され、 29日に朴槿恵大統領の名誉毀損容疑で調査された。

寿城警察署関係者は「(朴大統領の名誉毀損容疑について)さらに調査する必要性があり、 逮捕令状を受けて逮捕した。 また、過去の調査を拒否した前歴があるので拘束の必要があり、 拘束令状を請求した」と話した。

この日の令状実質審査に参加したキム・インスク弁護士(ミンドゥルレ法律事務所)は、 ニュースミンとの通話で「チョン・ユンフェと朴槿恵大統領の関係を明らかにしろということはビラの主な内容ではないのに、 その言葉尻を捉えた」とし 「この程度のビラの内容で拘束までしたのは遺憾だ。 自由民主主義国家で北朝鮮のように大統領批判もできないのか」と説明した。

パク氏が製作したビラを配布して警察に調査されたピョン・ホンチョル(46、詩人)氏は 「ビラで個人の恥部をさらそうとしたのではない。 すでに艶聞は朝鮮日報の社説でも議論されて知られていたもので、 (セウォル号惨事当時の)大統領の失踪や無能と無責任などを批判する趣旨」だとし、 「これは問題にならなかったため、検察は艶聞説を引き出した」と主張した。

続いて「むしろ、司法府が報道機関と巷間のひっぱりだしたようなものだ。 他の地域でも同じビラが配られているのに、 唯一大邱だけで市民までを拘束する理由がわからない」と付け加えた。

人権運動連帯のソ・チャンホ活動家は 「政府を批判したことで市民を拘束した。 国民が政権を批判する多様な視点と意見、方式があるのに拘束するのは、 批判の意志と表現の自由を萎縮させる」とし 「民主主義の精神そのものを否定する裁判所の決定だ。 単に個人の無罪の主張だけでなく、国民の表現の自由という観点から人権市民社会団体と共同で対応を続ける」と話した。

付記
パク・チュンヨプ記者はニュースミンの記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-02 06:21:24 / Last modified on 2015-05-02 06:21:25 Copyright: Default

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