本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「セウォル号惨事、朴槿恵は退陣しろ」…光化門で衝突
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1429376796324St...
Status: published
View


「セウォル号惨事、朴槿恵は退陣しろ」…光化門で衝突、100人連行

セウォル号惨事1周年汎国民大会に3万人集結...25日汎国民大会

チョン・ウニ記者 2015.04.18 23:46

セウォル号惨事の真相を究明し、船体の引き揚げを要求する3万の市民が光化門一帯を埋めつくした。 政府は大会が始まる前に、15人の遺族をはじめ、この日合計100人を連行し、 放水銃と催涙液を撃って青瓦台に向かう市民を阻止した。 しかし市民たちは「セウォル号は虐殺だ」と叫んで朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を要求し、青瓦台へとデモ行進を行った。

4月18日、セウォル号惨事1周年汎国民大会と青瓦台人間の帯は、 政府が青瓦台に通じるすべての道路と歩道を警察と車壁で封鎖したことで、 継続的な衝突につながった。 警察は大会開始前から大会に参加するために光化門に移動しようとしていたユミンのお父さんなど、 セウォル号家族15人をはじめ合計22人を連行し、 続いて政府総合庁舎と光化門前で対峙していた時に78人を追加で連行した。 連行者の中には、セウォル号家族は合計20人、 人権侵害監視団として活動していたクォン・ヨングク弁護士、 障害者活動補助人1人、民主労総組合員、青年市民などの多数が含まれていた。 遺族1人を含む数人の市民も警察との対峙で負傷し救急車で運ばれた。

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

汎国民大会では、セウォル号惨事に対する朴槿恵大統領の責任を問い、 真相究明と施行令案廃棄、船体の引き揚げを実現する闘争を提案する多様な呼び掛けがあがった。

司会をしたカトリック人権委員会のキム・ドクチン事務局長は 「4月15日、16日、17日、毎日セウォル号集会が起きた」とし 「130以上の地域でセウォル号追慕行事が行なわれ、 聖堂、寺院と教会などを入れれば数千か所がセウォル号を追悼した」と明らかにした。 彼はまた「米州、ヨーロッパとアジアなどの海外同胞も共にセウォル号犠牲者を追慕している」とし 「良心ある人々が望むことは、ただ真実究明と引き揚げだけ」とし 「追慕を超えて行動し、真実を明らかにする行動を始める」と明らかにした。

民主主義国民行動創立準備委員会常任代表の咸世雄(ハム・セウン)神父は 「4.19 55周年を控えて民主革命の精神の同意を集め、この国民大会に参加する」とし 「闘争しながら代案を探す国民大会にならなければならない」と提案した。

密陽送電塔反対のク・ミヒョン住民は 「密陽で10年間送電塔建設に反対して、嘘と侮辱、多くの暴力を受けた」とし 「しかし遺族にそんなことがあってはならない」と政府を叱責した。

ソン・ギョンドン詩人は「朴槿恵は120人の財閥を乗せ、苦痛と悲しみの大韓民国から脱出した」とし 「彼女はこの国の大統領ではない」と話した。 彼はまた「子供たちと遺族が助けてくれと手を差し出している」とし 「私たちが今日は打倒しなければならない」と訴えた。

不明者ハ・ダユンのお父さん、ホ・ホンファン氏は 「セウォル号の中にはまだ9人の不明者がいる」とし 「彼らを家族に返してください。 家族と共に行軍しましょう」と訴える一方、 パク・ヒェソンのお母さん、イム・ソンミ氏は 「遺族が何か罪を犯したのか、私たちは加害者なのか、被害者なのか」と鬱憤を放った。

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

民主労総ゼネスト宣言大会に続いて開かれたこの日の汎国民大会の参加者は、 開会約1時間後の4時30分頃、家族が連行されたというニュースで大会を中断し、 家族と会うために光化門へと行進をしている途中、間あちこちで警察と対峙した。

光化門へ向かった市民は車壁に塞がれて散り、5時頃に清渓広場方向、徳寿宮、光化門地下鉄通路に迂回して光化門広場に集結した。 しかし光化門広場もまた車壁でふさがれ、青瓦台へのデモ行進は封鎖された。 だが参加者は遮る警察と対峙して衝突しながら、結局封鎖を突破して光化門の直前まで行進した。 光化門広場での対峙中にこの日初めて放水銃が登場し、衝突の過程で負傷者も発生した。 光化門の前でも二重に設置された車壁の間に進入した市民に対し、警察は解散を命令し続けたが、 市民が応じなかったために最低3台以上の放水銃を動員して撃ち、催涙液も乱射した。

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

市民は放水銃と催涙液を受けても「政府破産、朴槿恵退陣」を叫んで解散命令に屈しなかった。 市民は互いに腕を組んで進入しようとする警察を遮る一方、 車壁を倒すために共に揺さぶるなど、大会の最後までデモを試みた。 放水ホースを取り出して警察車両につないで倒そうとする試みも進めた。 デモ中にはペッパースプレーを受けた目を互いにミネラルウォーターで洗いあっていた。

警察の放水銃は取材記者にも向けられた。 取材していたチャムセサンのキム・ヨンウク記者は放水銃を正面から右目に受けて傷を負い、 メガネとカメラが壊れた。 数人の取材記者の取材装備も失われた。

[出処:キム・ヨンウク記者]

この日のデモは5千人ほどが夜11時まで続けた。 セウォル号家族協議会のチョン・ミョンソン運営委員長は 「今日、希望を見た。 こうして騒ぎ続ければ、いつかは答が出てくるだろう。 安全で人間の尊厳が守られる社会、国民と家族が共に、われわれ自らがその答を作る」と明らかにした。

連行された人は合計100人で、 金川11人、城東11人、麻浦9人、蘆原7人、瑞草7人、江南10人、銅雀8人、江東9人、恩坪9人、中部8人が各々拘留されている。 この日、約500の団体と共に国民大会を開いた4.16国民連帯は、 4月24日の民主労総ゼネスト集会に総結集する一方、25日には汎国民大会を開く予定だ。

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-04-19 02:06:36 / Last modified on 2015-04-19 02:06:37 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について