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李完九総理、間接雇用対策を要求して労働市場柔軟性だけを強調

非正規職使用期間4年拡大を諦めず慎重接近論を繰返すだけ

キム・ヨンウク記者 2015.02.27 17:26

2月27日、李完九(イ・ワング)国務総理は国会の対政府質問で、 非正規職総合対策と間接雇用問題が深刻だという指摘にもかかわらず、 労働市場柔軟性の側面を強調して非正規職使用期間4年拡大政策を放棄しなかった。 李完九総理は与党院内代表の時に非正規職使用期間延長に慎重に接近すべきだという意見を表明したとし、 その考えは変わらないとしつつ、柔軟性をはじめとして総合的な検討が必要だと対抗した。

この日対政府質問をした新政治連合の禹元植(ウ・ウォンシク)議員が 「所得不平等を解消すると言って朴槿恵政権が出してきたのが非正規職総合対策だが、 チャン・グレ量産対策だ。 その内容を知っているか」と尋ねると、 李総理は「(非正規職総合対策は)労使政協議会が3月までに導き出すことにした。 政府が(非正規職使用)2年期間を4年程度に延ばす内容」と答えた。

禹元植議員が 「非正規職使用期間を2年に延ばしてチャン・グレの悩みは解決できるか」と尋ねると 「院内代表の時も申し上げたが、非正規職量産の面で非常に慎重に接近しなければならないという意見を表明したが、その考えは変わらない」と述べた。

禹議員が再度「2006年に非正規職法ができて、正規職転換率が上がる効果もあるが、否定的な側面もあった。 正規職転換を回避するために間接雇用に変えていった。 盧武鉉政権は事後対策をたてたが、李明博政権ではほとんどがなくなった」とし 「間接雇用乱用対策をたてなければならない。 非正規職総合対策には間接雇用対策がない。 その上、期間制使用2年後に正規職に転換する効果さえ(4年に延ばして)なくそうということだ」と声を高めると、 李完九総理は「労働市場柔軟性という面で検討しなければならない」と再度繰り返した。

禹議員が「わが国の労働市場の柔軟性は世界で最も高い」と反論すると 「原則的に柔軟性の面を検討しなければならないという意味だ。 何かの事案は一面だけを見るのではなく、総合的に見るべきだということ」と釈明した。

禹議員がまた「(期間制)4年延長の試みを撤回する意思があるか」と尋ねたが、 李総理は「総合的に時間をかけて検討しなければならない」とだけ答えた。

禹元植議員は 「院内代表の時の所信発言が大統領の顔を見て考えが変わったのか」とし 「最近、朴大統領が直接労使政委の当事者を呼び、3月以内に処理しろというデッドラインまで打った。 労使政の議論をする人に3月までにやれという圧迫は、大統領がすることなのか。 適切ではない」と批判すると 「それだけ国民的な共感を得て急いでくれという意味」とし 「私の所信は変わっていない。 ただし、国家の政策は総合的な政策で接近するべきで、断片的に見てはならないということ」と釈明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-03-02 09:09:07 / Last modified on 2015-03-02 09:09:08 Copyright: Default

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