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新政治指導部が民主労総を訪問、二大労総と「政策協議体」構成か

民主労総、新政治民主連合側に懸案問題への積極的に協力、介入を要求

ユン・ジヨン記者 2014.11.27 16:01

新政治民主連合の指導部が全国民主労働組合総連盟(委員長シン・スンチョル、民主労総)を訪問し、労働懸案問題を議論した。 新政治民主連合は民主労総側に韓国労総と一緒に定例的な政策協議体構成を提案し、民主労総も歓迎する立場を明らかにした。

新政治民主連合の文喜相(ムン・ヒサン)非対委員長をはじめとする指導部と議員らが11月27日午前10時に民主労総を訪問し、 民主労総のシン・スンチョル委員長と指導部や闘争事業場の代表者らと懇談会を進めた。 この日の懇談会には新政治民主連合側から文喜相(ムン・ヒサン)非対委員長と禹潤根(ウ・ユングン)院内代表、白在鉉(ペク・チェヒョン)政策委議長、李龍得(イ・ヨンドク)全国労働委員長、李錫行(イ・ソッケン)・李仁栄(イ・イニョン)全国労働委員会首席副委員長、禹元植(ウ・ウォンシク)、崔元植(チェ・ウォンシク)議員などが参加した。

民主労総からはシン・スンチョル委員長とヤン・ソンユン首席副委員長、 キム・ギョンジャ、チュ・ボンヒ副委員長、イ・チャングン政策室長、パク・ソンシク スポークスマン、キム・ジノク希望連帯労組ナヌム連帯局長、キム・ジョンウク双竜車支部主席副支部長などが参加した。

新政治指導部が民主労総を訪問、二大労総と「政策協議体」構成か

この席で新政治民主連合は民主労総側に対し、 常時的な政策協議枠組みを構成することを積極的に要求した。

李龍得全国労働委員長は 「わが党と民主労総、韓国労総の関係が曖昧だ。 党指導部が変われば一回訪問するが、懸案問題は今も残っていて昨日今日のことでもない。 先日、韓国労総を訪問した時、両労総の政策担当者とウリ党の政策委議長が定例会を開こうと提案した」とし 「非常対策委の期間中にもこれを試みて定例化させるべきだという話もあった。 新政治民主連合が現場の声や痛みを一番よく知り、同じ目の高さで悩む政党になるべきではないか」と強調した。

禹元植議員も 「李龍得委員長が言う通りだ。 新政治民主連合が基層労働者と農民、大衆に大してするべきことは明らかにあるので、 新政治民主連合と民主労総、韓国労総が常時的に協議する枠組みがあれば良い」と力を貸した。 李仁栄議員は 「さらに悪くならないように法制度を変える部分については防げるが、さらに良くするには難点がある。 何しろ常任委で過半だった時もできなかった部分だ。 できれば定例的な窓口を開設し、戦略的にプランを持ってやれば作っていく余地がある」とし 「窓口を開設して1年間の戦略的なプランを設定してみたらどうかと思う」と付け加えた。

文喜相非対委員長も政策協議の枠組み構成に積極的に賛成するという立場を明らかにした。 文委員長は「当然、定例的な集まりがなければならない。100%賛成だ。 話が出たついでに非常対策委で主管するので、両労総の政策委員の集まりを作り、 これを定例化する指針と規定に合意しよう。 指針を作れば連続性を維持できる。 合意さえすればそのようにする」と声を高めた。

これに対して民主労総のイ・グノン政治委員長は 「うれしい話だ。(会見を)何度かしても、そのたびに津波が来て去ったように抜け出る。 だが実際には何も解決しない。そうでなければうれしい」とし 「定例的に解いていって、一度訪問すれば一つでも解決できればうれしい。 文喜相委員長の言葉のように、 労働の価値が尊重される社会のために協力できることがあれば一緒にしたい」と明らかにした。

民主労総のシン・スンチョル委員長も 「民主労総は政策協議を拒否したことはない。 セヌリ党を除く政党に対し、政策協議を着実に要求してきたが、(党指導部が)来て帰ると内容がなくなる。 民主労総内の闘争する事業場は、民願窓口を尋ね歩くような悲しい感じを持つようになる」とし 「民主労総は(提案を)歓迎し、政策的内容を持続的に議論することに同意する」と強調した。

民主労総、新政治民主連合側に懸案問題の積極的な協力、介入を要求

闘争事業場の労働者たちは新政治民主連合に懸案問題に積極的に動くよう要求した。 希望連帯労組ナヌム連帯のキム・ジノク局長は、 私募ファンドのMBKとマッコーリーが2008年にC&Mを買収した当時、政府承認過程の問題点と不良融資、買収後不法営業、不当取り引き、反社会的企業運営などに関して国会次元の真相調査を要求した。 またキム局長は 「新政治民主連合が労働問題に意志を示す次元で、文喜相非対委員長が143日間野宿座り込みをしているC&M座込場を訪問し、 非正規職労働者を慰労する姿を見せてほしい」と提案した。

双竜車支部のキム・ジョンウン主席副支部長は 「2012年、新政治民主連合で国政調査を約束したが守られなかった。 朴槿恵政権もあまりにも多くの約束を破棄している。 その後も全く何もなく6年目になった」とし 「未来の経営危機も整理解雇要件にしてもいいという最高裁の判決に対し、 新政治民主連合が答を出さなければならない。 労働の問題、双竜車問題に関心があれば一肌脱ぐべきではないだろうか。 何をしたらいいのかわからないほど切迫している双竜車労働者のために対話の枠組みでも用意してほしい」と強調した。

またイ・チャングン政策室長は、 △非正規職闘争(希望連帯労組および社内下請など間接雇用問題、アパート警備労働者大量解雇問題、学校非正規職問題など)、 △整理解雇(双竜車解雇労働者)などの労働懸案の解決法および関連法制度の改善方向に対する意見を新政治民主連合に伝えた。 また公務員年金、医療民営化、2次公共機関正常化などの社会公共性に関する意見も明らかにした。

キム・ギョンジャ副委員長は最近、国会企画財政委法案小委で与野幹事がサービス産業発展基本法を常任委に上程することに合意したことを指摘した。 キム副委員長は 「党論が変更されていないのなら、サービス発展基本法に合意した野党幹事は党論違反ではないか。 懲戒、後続措置が必要だ」とし 「新政治民主連合が法改正の問題にも対応しなければ、国民の健康が危険だ」と説明した。

全国民主連合労働組合所属の組合員たちはこの日、プラカードデモをして麗水市の最低賃金違反問題解決を要求した。 彼らは「麗水市長は新政治民主連合所属だ。 清掃員が労組を作って交渉を要求しても、会おうともしない。 先週には集会を開いたら市長が指導部3人を告発し、集示法違反と公務執行妨害で調査を受けた。 セヌリ党もやらない行動」だとし 「木浦、麗水、順天市、すべての清掃員が最低賃金に違反しており、責任者の処罰や反省もしない。 この問題を新政治民主連合が解決しなければ、闘争を続けるしかない」と批判した。

文喜相非対委員長「私たちも院内で闘争中...疑う余地のない進歩政党」

禹元植議員は双竜車問題について 「双龍車問題でわが党は借りがあるようだ。 国政調査に合意したが政権が変わって実施されず、対応無策で最高裁判決が下された。 何とも申し上げる言葉がない」とし 「政府が傍観して裁判だけに任せてはいけない。 わが党は政府側に本来の任務を要請し、司法的な判断を超えて国民の安全と生命のために政府が動くよう要求している」と明らかにした。

文喜相委員長はC&Mへの訪問の要求に関して 「行きたい。だが党代表として戦略広報本部の日程に従わなければならないという点は理解してほしい。 第一野党代表がきたことが問題、争点になることを望むのなら手続きがある。 肯定的に検討しろと指示するだろうし、(日程が)決まればすぐに行く」と強調した。 公務員年金に関しては「(新政治民主連合が)来年4月に期限を定めたという話は初めて聞く。 社会的合意が構成される前に日を決めてはいけない。 社会的合意なく日程が決まることは望ましくなく、社会的機構が妥結しない限り、絶対に譲歩しない」という意志を明らかにした。

続いて文委員長は 「民主労総が懸案問題として提示したことはすべてわれわれ議員の発議案に出ている内容だ。 だが与野が合意しなければ法案を通過できない。 私たちも闘争する気持ちで院内で死力をつくしている」とし 「基本的に新政治民主連合が進歩的かという部分に懐疑的かもしれないが、 綱領と党憲には労働の価値が尊重される社会のためにというポイントが明確にある。 労働者、農民、都市庶民と志を同じくするという綱領を持っていることは疑う余地がない」と強調した。

なお民主労総のシン・スンチョル委員長は 「政策的代案も重要だが、本当に注目されていないが集中すべき事案が何かを判断する機能が必要ではないか。 政治が票を中心に動くことは分かるが、最も疎外されている人々の問題を争点にするために、 党がどんな政策的判断を持つかの悩みが必要だ」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-28 20:34:03 / Last modified on 2014-11-28 20:34:04 Copyright: Default

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