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ソウル上京1万農民がコメを焼いて韓中FTAに反対

生協などの消費者団体もコメ全面開放反対に連帯

キム・ヨンウク記者 2014.11.20 19:55

▲ある農民が燃える米を見て残念そうな表情をしている。

約1万人の農民がソウル市庁広場でコメを焼いて、韓中FTA批准の拒否と安全な食べ物のためのコメ全面開放反対を叫んだ。 農民たちは朴槿恵(パク・クネ)大統領がオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、中国を飛び回り、 自由貿易協定(FTA)を締結して韓国の農業と食糧主権を売り払ったと怒りを放った。 農民の怒りはコメ全面開放の信号弾になる韓中FTA批准の試みが本格化すれば、さらに強くなりそうだ。

11月20日、全国の農民と生協など食品消費者団体、宗教家、市民社会団体などを含む 「食糧主権汎国民運動本部」は、ソウル広場で 「食糧主権と食物の安全のための3次汎国民大会」を開き、 無分別なFTAを阻止すると明らかにした。

彼らは闘争決議文で 「政府は自ら2015年から食用米30%を輸入しないとWTOに通知しても、 来年の予算には700億ウォンを編成し、米国、中国からコメの特別買入を試みている」とし 「朴槿恵政権は偽りと偽善で食糧主権と農業を放棄した」と非難した。

彼らはまた「われわれは農民団体と消費者団体が中心になって、 直ちに与野野合で推進されている韓オーストラリア、韓カナダFTAの国会批准に反対し、 韓中FTAとコメの全面開放を阻止する長期的な闘争を作っていく」と予告した。

全国農民会総連盟のキム・ヨンホ会長は 「政府が農業を放棄して食糧主権を売り飛ばす状況で、 農民は奈落に落ちている」とし 「だが今日、私たちと一緒にいる生協などの都市消費者に希望を見る」と話した。

iCOOP消費者活動連合会のオ・ミエ会長は 「政府は大企業の輸出だけを心配しているが、 国民が何を食べるのかは考えずにいる」とし 「良い食べ物を食べる権利を生産者と消費者から奪うな」と警告した。

全農のチョ・ビョンオク事務総長は 「朴槿恵大統領は、 今が農業のゴールデンタイムだと言うが、農業はデッドタイム」とし 「すでに死刑を言い渡し、執行を始めているのに、どうして未来があって、創造があるのか」と猛非難した。

FTA汎国民対策委のパク・ソグン代表は 「朴大統領が中国に行ってFTAびっくりショーをしたが、 われわれはまだ発表内容を知らない」とし 「実質的妥結という奇妙な発表ショーは、許されざる売国行為」だと非難した。

農民たちは汎国民大会の最後に韓中FTA、開放農政、混合米などの文句が書かれた鶏頭のカカシに火をつけてFTA批准阻止決意を新たにした。 続いて明洞入口を通り、普信閣までデモ行進をしながら韓中FTA反対、コメ全面開放反対を叫んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-21 02:45:26 / Last modified on 2014-11-21 02:45:27 Copyright: Default

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