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金武星国会演説、現代重工労組を直接攻撃した理由は?

労働と福祉過剰の恐怖を助長して苦痛分担による社会的大妥協を要求
企業ための規制改革を強調して不要な国会立法の自制を要請

キム・ヨンウク記者 2014.10.30 12:22

金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表が10月30日の国会本会議交渉団体代表演説で、 労働と福祉の過剰を通した財政恐怖を強調しながら労働者と庶民の苦痛分担を要求した。 しかし企業のための規制改革の必要性を強調して雇用創出を要請した。 金武星代表は特に、 20年ぶりにストライキ投票を可決した現代重工労組を攻撃して、 苦痛分担のための社会的大妥協を要求した。

金武星代表は 「わが国は2011年以来、2-3%台の低成長のドロ沼に閉じ込められていて、 新しい雇用は生まれず、消費と投資心理が萎縮し、金が回らずにいて、 サムスン電子、現代自動車などの看板企業の実績はますます悪くなっている」とし 「『低成長-過剰福祉』で過去に危機を体験した先進国を他山の石にしなければならない」と主張した。

金武星代表は 「ヨーロッパ各国の過度な福祉は『福祉病』を誘発して勤労意欲を落とし、 国民を怠惰にして必然的に腐敗を呼び、『低成長-高失業』、『社会対立と分裂』という慢性病に苦しむようになった」とし 「危機が訪れた時、オランダは労使政協約で危機を脱出した」と例をあげた。

金武星代表によれば、 オランダの労使政が参加したパセナル協約は勤労者の賃上げ抑制、労働市場柔軟性拡大、公務員給料削減、国民福祉恩恵縮小などの苦痛分担で国家競争力をまた高めたという。 金武星(キム・ムソン)代表は「労働界は賃金凍結を耐えたし、企業は追加収益を職業訓練に投入して雇用を増やすのに活用する好循環を成し遂げた」とほめた。

金武星代表はまた ドイツの労働市場柔軟性拡大、年金保険と医療保険改革で財政負担緩和、企業負担縮小による市場経済技能強化も例にあげ、 労働者・庶民の苦痛分担の事例を伝えた。

金武星代表は 「北西ヨーロッパと違い、南欧は経済が悪くなっても高い年金と失業手当、無償医療と大学院まで無償教育体系を維持し、 過剰福祉は国民を怠惰にして腐敗指数を上げるという平凡な真理を無視した」と強調し、 スペイン、ギリシャ、イタリアの事例を挙げた。

金代表は特に与野代表が主要懸案を議論する「代表会見定例化」を提案して 「社会的大妥協の目標は『共存共栄の国』の建設であり、 その範囲は福祉、年金、労使、産業、政治などすべての分野にわたる」と説明した。 金代表は、社会的大妥協の最優先課題として福祉水準について『低負担-低福祉』か 『高負担-高福祉』かの国民的な合意の必要性を提示した。

何よりも金武星代表は 現代重工労組に言及し「社会的大妥協が切実な部分は労使問題」とし 「一部の労働現場では『対決と闘争』だけしかなく、『対話と妥協』は見つけるのも大変だ」と指摘した。

金代表は「世界最大の造船業体である現代重工が今年上半期に1兆3000億ウォンの赤字を記録したのに労組は賃上げを要求してストライキを決議した」とし 「6万余人が働く現代重工蔚山造船所が止まるのは、大韓民国経済が止まることを象徴し、 労使が敵対感と闘争を続ければその終わりは共倒れ」と非難した。

続いて「風前の灯火の危機の中で労使が戦うのを見て、世界のどの企業が大韓民国に来て投資するか」とし 「労使間の社会的大妥協は、国の未来のために必ず実現すべき課題だということをまた強調する」と再度非難した。

金武星代表は企業に対し 「規制改革は投資と雇用創出のための最も良い政策で、規制改革は企業の視点で行われなければならない」とし 「多くの国会議員が政治的な地位を上げる次元で立法競争をしているが、 立法はまさに規制であり、企業には負担として作用する」と指摘した。

金代表は「本当の規制改革のためには、 国会の立法に対する評価が『件数基準』ではなく『品質基準』に変わらなければならない」とし 「不要な立法を自制することがまさに企業を助けることで、 企業を積極的に助ける公務員には進級と号俸策定でインセンティブを与え、 責任を免じる規制改革特別法制定にも積極的に動く」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-31 03:59:44 / Last modified on 2014-10-31 03:59:46 Copyright: Default

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