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鉄筋労働者からピンハネした韓国労総建設労組幹部12人起訴

3年間で9億3千万ウォンをピンハネ、建設現場の慣行のようにかたい不法下請けは改善されるか

チョン・ヨンギル記者 2014.10.29 13:46

大邱地方検察庁刑事3部(部長検事異態型)が不法な有料紹介により、 鉄筋労働者から紹介費の名目で日当をピンハネしていた韓国労総連合労連建設・機械労働組合委員長のキム某(47)氏を職業安定法違反の容疑で拘束起訴し、 イ某(51)副委員長など3人を不拘束起訴した。 彼らは約3年間、鉄筋労働者から3億6600万ウォンをピンハネしていたことが明らかになった。

また、大邱地検は韓国労総建設産業労働組合大邱慶北本部本部長ユン某(47)氏をはじめ労組員8人も職業安定法違反容疑で不拘束起訴した。 彼らも約3年間、鉄筋労働者から5億6千4百万ウォンをピンハネしていたことが明らかになった。 彼らの行為を助けたアパート建設現場班長イ某(48)氏も共に不拘束起訴した。

彼らは2011年から最近まで、 鉄筋コンクリート業者から直接賃金を受け取り、大邱・慶北地域鉄筋労働者に建設現場を紹介する代価として日当から毎日5千ウォン〜1万ウォンの紹介手数料を控除する方法で、 最高2億3千万ウォンをピンハネした容疑を受けている。

特に、韓国労総連合労連建設・機械労働組合委員長のキム氏は2008年と2009年に 労組の名義で労使発展財団と大邱市から労使共同訓練事業補助金1億8千万ウォンを横領・詐取した容疑も受けていて、拘束起訴された。

二つの労組は組合員から組合費を受けとっているのに勤労現場を紹介した代価として不法な手数料を取り、 一部の幹部がこれを個人的に使った事実が今回の捜査で確認された。

検察は、ある鉄筋労働者から不法な有料職業紹介所に対する告発状を受け取り、 捜査している間に地域建設現場が不法紹介業者などにより、 人員供給が行われていることを確認し、捜査を拡大してきた。

不法紹介料控除に不満を持って労組を脱退したある鉄筋労働者は 「これまで建設現場、特に鉄筋の分野では慣行のように行われていて、 会社もこれを黙認してきた」と話した。

これまで大邱慶北地域の建設業者は労働者を直接雇用せず、 不法な紹介業者などを通じて労働者を間接雇用し、 紹介業者は労働者から不法に手数料を受け取ることが慣行のように固まってきた。

今回の捜査で建設現場に蔓延する不法下請け問題の全面的な改善を要求する声も上がっている。

民主労総建設労組のイ・ギルウ大邱慶北本部長は 「建設現場の不法下請け問題は慣行のように固まっていて、 大邱市と労働庁もこれを知らなかったとすれば嘘だ」とし 「不法下請けの問題を黙認していた人にも徹底した捜査が必要だ」と話した。

付記
チョン・ヨンギル記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-30 04:17:53 / Last modified on 2014-10-30 04:17:54 Copyright: Default

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