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金淇春「大統領は朝起きれば出勤、眠れば退勤」

大統領室国政監査、「大統領中対本の救命胴衣質問、その状況では当然」

キム・ヨンウク記者 2014.10.28 22:09

金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長がセウォル号惨事当日の 「大統領の7時間の行跡疑惑」の発端になった午後5時15分の中央災害対策本部訪問時での救命胴衣発言について 「そのような状況では当然の質問だった」と主張した。 秘書室は全く誤った報告をしておらず、大統領もすでにセウォル号の状況を正しく知っていて、7時間の行跡には疑惑はないということだ。

金淇春室長のこのような発言は、 10月28日の国会運営委員会大統領室国政監査で徐瑛教(ソ・ヨンギョ)新政治連合議員の秘書室補佐の問題を指摘したことに対して出てきた。

徐瑛教議員は 「大統領が4月16日の午後5時15分に中対本を訪問して 『学生たちは救命胴衣を着ているのに、それほど発見や救助が大変なのですか』というようなことは言うべきではなかった」とし 「『(国民は)船が沈んだのになぜ大統領は(海に浮いている)救命胴衣を着た子供のことを話しているのか?』こうした疑問を提起している。 (秘書室が)何度も書面報告をしたというが、このようにでたらめだ。 秘書室長はどんな補佐をしたのか」と指摘した。

金淇春キム・ギチュン室長は 「救命胴衣の言葉は事故直後から子供たちが外に出ていて、言論でも救命胴衣を着ていたという報道があり、その状況では当然の質問だったと考える」と反論した。

「大統領がどこにいるのかわからないという言葉は位置を明らかにすることができないという意味...残念」

この日の大統領室国政監査では、大統領の7時間の行跡をめぐり、 野党の疑惑釈明の要求と与党の防御が質問たびに続いた。

金在原セヌリ党議員は 「惨事当日に大統領が報告を受け、指示した青瓦台報告の内容を見ると、 大統領は青瓦台で20-30分間隔で19回報告を受けて指示した」とし 「状況の危険を知って指示したのに、どこにいたのかが問題になっていて、一部で議論がある。 当然、政治攻勢だと思うが大統領が当日どこにいたのかなぜきちんと回答をしないのか」と釈明の機会を与えた。

金淇春室長は 「すでに国会運営委の会議と国政調査特別委、予算決算委に出席して回答した」とし 「大統領は当日、外部のイベントがなく、ずっと青瓦台で執務をしており、国家元首警護のために特定の位置を言うことは難しいと一貫して話してきた。 大統領の位置と動線は警護上明らかにできないのでそのように話しただけで、 その日、大統領は終日青瓦台にいて、時々刻々、報告を受けて指示をした」と主張した。

続いて金在原議員が 「マスコミには秘書室長が『大統領がどこにいるのかわからない』と答えていた」と指摘し、 「大統領の特定の位置を話すのは難しいという趣旨で一回『わからない』と言った」とし 「その位置を話せないという意味だったが誤って伝わって残念」とした。

金室長は「今は公開できるのでないか?」という金在原キム・ジェウォン議員の指摘に 「青瓦台は衛星からも見下ろされ、その上無人機がソウル上空を飛んで撮影しているから、 国家元首の特定時間の位置を過去のことでも話すのは警護上の問題を引き起こしかねない」と拒否する意思を明確にした。

また「官邸にいたという事実を隠すためか」という質問にも 「大統領が報告を受けて指示できる執務空間は、官邸や本館のあちこちにある」とし 「大統領は朝起きておやすみになるまでが勤務時間で、どこにいようが執務しており、官邸も執務室だ」と主張した。

彼は「職員は家から事務室に出勤するが、大統領は朝起きれば出勤で、眠れば退勤だ。 一日中働いている」と強調した。

金淇春「検察の捜査は完璧だ」

セヌリ党は7時間の行跡の他にも市民団体と野党圏が提起する捜査不良についても積極的に防御した。 セヌリ党の金賢淑(キム・ヒョンスク)議員は 「304人が死亡するという初めての事故の実体に対しては、国会と検察調査監査院の監査でほとんどあらわれた」とし 「潜水艦衝突説、国家情報院介入説、オレンジマン、ダイビングベル問題などがほとんど憶測か流言飛語だったことがわかり、 今はセウォル号事故で表れた積弊と古い慣行を捜し出して改善することが私たちがすること」と指摘した。 金淇春室長は 「検察の捜査は完璧だ」と相槌を打った。

金淇春室長は野党議員の 「大統領が最終責任者と言うがコントロールタワーではないのか」という指摘にも 「大統領にも責任があると言い、秘書室の職員も責任を回避しようとしているのではない」としつつ 「法律上、現場の救助責任は中対本にあり、青瓦台報告が遅れたり混線があって惨事が大きくなったとは考えない」と明確にした。

セウォル号家族対策委と大統領が会えるように建議してくれという野党議員の要請にも 「与野が特別法を議論する時期なので適切ではないと考え、会えなかったということを理解してほしい」とし 「国会ではやく特別法が与野間でまとまることを願う」と国会に球を投げた。

これに金在原議員は 「特別法は相当多くの点で意見が一致していて、近い将来合意に至るだろう」とし 「特検推薦の過程にセウォル号家族の意思を反映することで協議が進み、特別法に合意すれば協約式締結でこの問題が円満に解決されるだろう」と代わりに説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-30 04:14:26 / Last modified on 2014-10-30 04:14:27 Copyright: Default

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