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セウォル号家族、新執行部選出...「ひたすら真相究明」

新しい委員長にチョン・ミョンソン氏など執行部7人総会で選出

チョン・ジェウン記者 2014.09.21 23:39

セウォル号惨事犠牲者・不明者・生存者家族対策委員会が新しい執行部を選出した。 家族対策委は9月21日午後6時から京幾道安山市のファラン遊園地の京畿道美術館で、 229世帯(約350人出席)の参加で3時間30分程総会を開き、 投票をして委員長と副委員長など執行部7人を新しく選んだ。

家族対策委員会の新委員長には、 檀園高校犠牲者2年7組のチァンホ君のお父さん、チョン・ミョンソン前真相究明分科副委員長(44)が選出された。 チョン氏は3人の委員長候補の229票のうち154票(67.2%)で最も多くの票を得た。

副委員長には檀園高校犠牲者2年3組ユンミンさんのお父さん、チェ・ソンヨン氏(葬儀分科)、 2年6組ドンヨン君のお父さん、キム・ジェマン氏(珍島分科)、 2年4組スヒョン君のお父さん、パク・チョンデ氏(真実分科)、 2年10組ギョンジュさんのお母さん、ユ・ビョンファ氏(心理・生計)、 2年4組ドンヒョク君のお母さん、キム・ソンシル氏(対外協力)の5人が選出された。 2年3組のイェヌンさんのお父さん、ユ・ギョングン報道担当者は留任した。

家族対策委は5つの分科のパート長はこれまでのように副委員長職を兼任し、 葬儀支援分科パート長が兼任する首席副委員長席はなくすことにした。

▲[チャムセサン資料写真/キム・ヨンウク記者]

総会の前に家族対策委は組ごとに意見をまとめ、 執行部7人を推薦し、このうち、辞任の意思を明らかにした人を除き投票を進めた。

ある遺族は今回の結果について 「遺族が総会で投票により民主的な方式で執行部を選出したことに大きな意味がある」とし 「特に今回の執行部は、特別法制定のために動くだけでなく、 遺族の間の疎通に力を入れるだろう」と話した。

なお、家族対策委の新執行部は既に与野が合意した特別法を受け入れる意向がないことを明確にした。 チョン・ミョンソン新委員長は 「家族はただ真相究明だけを要求している」とし 「また家族だけでなく、安全な大韓民国を作るためには一つしかない。 真相究明をきちんとしなければならない」と話した。

チョン委員長は 「子供たちをきちんと守ることも、救い出すこともできなかったのだから、 徹底的に真相究明をしなければならない」とし 「徹底した真相究明は、安全な大韓民国のためだ。 遺族だけに限られるものではない」と再度強調した。

続いて「政府と国会が起訴権・捜査権を含む特別法制定が司法体系の根幹を揺るがすという主張は正しくない」とし 「捜査権・起訴権がなければ徹底した真相究明ができるか」と反問した。

チョン委員長は新執行部の最初の日程として、9月22日に珍島彭木港を訪問し、 不明者家族と会い政府側に冬期捜索作業の方法などを提起する場を持つと明らかにした。 彼は「今、われわれ家族に一番重要な人々は不明者家族だ」と付け加えた。

また前役員陣が暴行事件にまきこまれたことについては 繰り返し謝罪の立場を明らかにした。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-09-23 22:53:25 / Last modified on 2014-09-23 22:53:26 Copyright: Default

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