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セウォル号遺族「与党が既存の立場を固守すれば面談中断」

9月1日の3次面談進展は不透明...「秋夕前に明白な進展が必要」

チョン・ジェウン記者 2014.08.31 22:55

セウォル号特別法関連の回答を待ちながら、青瓦台近くで10日間野宿座り込みを続けているセウォル号遺族が 「明日(9月1日)、セヌリ党の李完九(イ・ワング)院内代表と会うが、 すでに明日の出会いは容易ではないという憂慮を強く感じる」とし 「秋夕前に特別法に関する明白な進展がほしい」と明らかにした。

家族対策委は8月31日午後2時、青瓦台に近い清雲洞住民センターの前で記者会見を行い、 「金在原(キム・ジェウォン)院内首席副代表が話した通り、 セヌリ党は明日の出会いでも8月19日の合意案を主張し続ければ、 家族は『捜査権と起訴権を真相調査委員会に属する常任委員の1人に検事の地位と権限を付与し、行使できるようにする方案』の意味をもう一度説明するしかない」とし 「それは明日の出会いが無用になるという意味」と伝えた。

セウォル号家族対策委のユ・ギョングン報道担当者は 「『既存の与野合意案が最大限譲歩した部分』という言葉を繰り返すだけなら、 これ以上面談を続けるつもりはない」とし 「徹底した真相究明と安全な社会建設を望む家族と国民の気持ちは駆け引きの対象ではない」と強調した。

先立って金在原院内首席副代表は、セウォル号特別法案についてセヌリ党の立場に変化の可能性はないと点を示唆する発言をした。 8月29日、国会で記者懇談会を開いて「新しく合意案を作ったり譲歩案を作ったという状況は全くなく、その意思もない」と述べた。

続いて彼は9月1日に家族との3次面談に言及し 「遺族対策委と会う根本的な趣旨は、野党側が遺族関係者を説得できず、 朴映宣院内代表はその責任を全く果たせないので、私たちが遺族対策委を説得するという基本的な立場で会っている」と付け加えた。

セウォル号遺族とセヌリ党側は8月25日と27日の1次、2次面談でも、 双方の立場の差だけを確認した。 セヌリ党は3者協議体や真相調査委への捜査権・起訴権の付与に確固たる反対の立場を明らかにし、 遺族も特検ではなく、真相調査委への捜査権・起訴権直接付与の立場を明確にした。

そのため家族対策委は9月1日に予定されている与党との面談で、 捜査権と起訴権を真相調査委員会に属する常任委員の1人に付与する方案を再度貫徹させる計画だ。

それと共に「セヌリ党議員や関係者も否定する 『遺族の要求は憲法に反する』という偽りの主張を繰り返すな」とし 「国民が必要とする新しい方案と法を積極的に検討すべき国会の義務を度外視して 『現行常設特検法があるので他の方案は検討しない』という話もするな」と要求した。

8月19日の与党野党合意案にも 「捜査権と起訴権を行使する人の政治的な独立性も、 十分な捜査期間も、調査と捜査の間の有機的な関連性も充足できない」と再度指摘した。

「セウォル号惨事を政治的に利用して党利党略に固執するな」という遺族の要求も続いた。 ユ報道担当者は「与党の世論が悪化していた5月に政府は『涙の談話』に続き、 『議員立法』形式を借りて特別法制定を急ぎ、7・30補欠選の後にはこっそりと無視しようとしているのではないか」とし 「青瓦台が政治的にセウォル号惨事を利用しているのでないか問わざるをえない」と批判した。

惨事犠牲者パク・ソンホ君のお母さんチョン・ヘスク氏も 「遺族はくやしい。きちんと真相究明をしてくれということがそれほど難しいのか。 セウォル号惨事は政治的な利用の対象ではない」とし 「政府と国会が安全社会のためのわれわれの要求を政略的に接近するなと国民が圧迫してほしい」と訴えた、

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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