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セウォル号集会、行進を止める警察…市民と衝突

「警察が不法を行った」市民反発...青瓦台方面に都心デモ行進

ユン・ジヨン記者 2014.08.30 20:17

セウォル号遺族と市民が特別法制定と大統領との面談を要求し、 青瓦台へと行進を行ったが警察兵力に遮られた。 市民は警察に抗議して、平和な行進の保障を要求し、その過程で衝突が発生した。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲青瓦台に行くために光化門から西大門方向を通り、セムナン教会の間に移動する一部の参加者[写真/キム・ヨンウク記者]

セウォル号遺族と市民社会は、 警察が合法的な集会と平和な行進も遮っているとして反発した。 警察は「セウォル号惨事国民対策会議(国民対策会議)」がソウル市から許可を受けた光化門広場集会を 「不法集会」と規定して解散命令を行い、 国民対策会議と対立した。

国民対策会議は8月30日午後5時、 ソウル市光化門広場で「特別法制定要求国民大会」を開催した。 主催側はこの日、3千人の市民が光化門広場国民大会に集まったと発表した。 集会の直前から警察は、 光化門広場の周辺に警察の車壁を設置して市民と衝突を起こした。 集会が始まった直後にも警察と集会参加者の衝突が続き、 その過程で一人の市民が失神した。

▲青瓦台に向かおうとする参加者の旗を警察が奪い、参加者が旗を返せと激しく抗議した。[写真/キム・ヨンウク記者]

▲青瓦台へ向かう市民を連行するために20分間警察が監禁し、市民が救出した。[写真/キム・ヨンウク記者]

集会が終わった直後の午後6時15分頃からは、集会参加者らが9日間遺族が座り込みをしている青瓦台近くへとデモ行進を試みた。 だが警察は光化門広場を警察兵力で取り囲んでデモ行進を防ぎ、 また小競合いになった。 衝突が続き、主催側は「午後8時までに遺族が待っている清雲孝子洞住民センターに集まってくれ」と訴えた。

労働者と学生、そして市民など約5百人は、 午後6時45分頃から光化門広場で西大門方面道路を占拠して奇襲デモ行進を行った。 その過程で警察が労働者1人を取り囲んで連行を試み、市民と警察が衝突した。

光化門道路でデモ行進をした一部の学生と労働者、市民は、 慶喜宮4道を占拠してデモ行進の保障を要求したが、警察兵力に遮られた。 景福宮駅の近くでも青瓦台デモ行進をした市民と警察が衝突した。 約50人の市民は景福宮駅から清雲孝子洞住民センター方面へとデモ行進を試み、警察と対峙した。

なお国民対策会議はこの日、光化門広場で国民大会を開いて早急なセウォル号特別法制定のための朴槿恵大統領の責任を要求した。 警察は集会の途中に数回「光化門広場を不法に占拠し、未申告不法集会をしている」と警告放送をした。 これに対して主催側は 「ソウル市から光化門広場の使用を許可され、使用料も支払い、許可文書も持っている。警察がむしろ不法を行っている」と反発した。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲国民大会の途中にある保守の人物が「セウォル号旅行事故がなぜ有功者なのか」、「悪い政治家はセウォル号利用するな」と書かれたプラカードを持って国民大会に乱入しようとしたがある老人が制止した。[写真/キム・ヨンウク記者]

セウォル号家族対策委のキム・ビョングォン委員長は 「集会の前から警察が車で市民を押し込め、今は集会を不法だと糊塗している」とし 「法を犯している側は警察だ。 警察は市民を罪人扱いしている」と声を高めた。

続いてキム委員長は 「特別法の制定が難しい状況をむかえている。 野党は繰り返し国民を無視し、 与党は今になって面談をしているが、状況は一歩も進まない。 その上、特別法が根拠のない黒色宣伝で汚されている」とし 「だが特別法の制定を放棄した瞬間、子供たちの死と国民の声援は無駄になる。 家族も頑張る。国民の皆さんも頑張ってほしい」と訴えた。

▲青瓦台に向かって走る参加者[写真/キム・ヨンウク記者]

この日、珍島の彭木港から20余日間、約600kmの行進をした巡礼団も、光化門広場に到着した。 彼らは10人の不明者の写真を背中に付けて徒歩行進をした。 湖南神学大学校のオ・ヒョンソン教授は 「20余日間、徒歩行進を行い、10人の不明者が家族の元に戻るまで、 生命尊重社会を回復するまで、絶対に忘れてはいけないということをまた確認した」と強調した。 巡礼団は10人の不明者写真を付けたチョッキを遺族に渡した。

セウォル号家族対策委のユ・ギョングン報道担当者は 「一人の不明者まで、全員が戻ってくるまで、 不明者家族と同じ道を行く。 一つの心、同じ言葉で最後まで一緒にしてほしい」とし 「皆が安全で幸せな大韓民国を作るまで、共に行動して下さることをお願いする」と訴えた。

また国民対策会議のイ・ホジュン共同運営委員長は 「警察は、市民の権利を侵害しながら不法を行っており、 青瓦台とセヌリ党は聖域がない真相究明という常識的な要求を拒否している。 これは国民の力を恐れているからだ。 だからわれわれはもっと集まらなければならない」とし 「私たちには政府は存在しない。 私たちの力で生命が尊重される社会、安全な社会に進まなければならない」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-31 21:57:41 / Last modified on 2014-08-31 21:57:41 Copyright: Default

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