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李完九、金武星、李貞鉉、セウォル号強硬発言

「セウォル号が経済の足を引っ張る、野党は我儘な子供」...遺族と会うが3者協議体は拒否

キム・ヨンウク記者 2014.08.25 11:59

8月24日、新政治民主連合がセウォル号特別法に関して 与・野・遺族代表の3者協議体を提案したが、 セヌリ党の核心指導部は強硬発言を吐き出して3者協議体を拒否した。

セヌリ党の李完九(イ・ワング)院内代表は8月25日の最高委員会で 「新政治連合の3者会議の提案は既存の議論の構図を変えようという話」とし 「与野院内代表交渉過程のフレーム自体を変えようということで、 基本的に受け入れられない」と断言した。

李完九院内代表は 「第一野党が利害当事者を引き込んで交渉の基礎で一緒にするのは深刻な問題」とし 「立法の過程で利害当事者の言葉を傾聴し、立場を十分に聞くことは望ましいが、 議論の一軸として参加するのは代議民主主義の放棄であり、もうひとつの先例になりかねない」と強調した。

ただし李完九代表は、特別法についての立場の変化はないが、 遺族とは直接会って意見を聞くといった。 李完九院内代表は「原則は守りつつ、家族の立場を十分に傾聴してこの問題を積極的に解いていく」とし 「今日の午後に遺族と会う。交渉責任者として遺族と会って、十分に言葉を聞く」と話した。

金武星(キム・ムソン)代表は、韓国経済がセウォル号のために足を引っ張られているとし、 他の法案と分離して処理することを要求した。 金武星代表は「国民は民生安定、雇用創出、内需活力向上を一番優先している。 政界は国民的な要求により政治をしなければならない」とし 「セウォル号に足を引っ張られ、韓国経済がそれこそ風前の灯火の危機にいるので、 新政治連合もセウォル号家族だけでなく、毎日苦しい日常生活をしている庶民のために法案分離処理をしてほしい」とした。

朴槿恵(パク・クネ)大統領の腹心と呼ばれる李貞鉉(イ・ジョンヒョン)最高委員は、 さらに強硬な声で院内代表の合意事項を守れと野党を猛非難した。 李貞鉉最高委員は「与野院内代表の合意は、乾いた雑巾を絞るようにして互いに譲歩した結果だと考える」とし 「国民の代表である国会議員の代表がした合意は国民の合意だ。 国民の合意を否定してはいけない」と既存の合意追認を要求した。

李貞鉉最高委員は「これまで(セウォル号特別法のために)数えきれない程多くの知恵を集め、法案とシステムなど、さまざまな案が提示された。 非常に異例な特検と真相調査、聴聞会を同時に進めるように積極的に真相調査の装置が用意された」とし 「もう(特別法)バスを出発させる時」と声を高めた。

続いて「野党は大統領に昨年、一年中独裁という言葉を一番多く使った。 全部そんな形で批判してきた」とし 「国会ですることを全て大統領にしてくれと言うのは、 自分が好きなおもちゃを選べる年齢なのに、まだお母さんに駄々をこねて選んでくれという呆れた態度と違わない」と猛非難した。

この日の最高委員会ではほとんどの指導部が特別法に対して強硬な態度を維持したが、 少数意見として党政庁が原点から衆知を集めるべきだという意見も出された。

金台鎬(キム・テホ)最高委員は 「大韓民国の危機管理能力がこの程度でしかないのか嘆かわしい。 責任ある指導者が反省する時」とし 「青瓦台もセウォル号遺族が面談を要求しているのに、 大統領が出る幕ではないと線を引いており、糸口がみつからない。 セウォル号問題は、大韓民国全体が共に乗り出して悩み、解くべき至急な事案」と指摘した。

続いて「MB政府の初期の狂牛病事態のように、結局この途方もない負担は政府与党が負わなければならない構造」とし 「また、セウォル号政局の解決法を原点から再点検するような時期が必要だ。 手遅れになる前に党政庁が積極的にこの問題の解決のために衆知を集めろ」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-26 04:40:28 / Last modified on 2014-08-26 04:40:29 Copyright: Default

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