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国家情報院、セウォル号実際の所有主か?...セウォル号介入証拠議論

セウォル号家族対策委「国家情報院がセウォル号の増改築・職員休暇と賃金に介入」

チャムセサン編集チーム 2014.07.25 19:04

国家情報院(国情院)がセウォル号増改築の過程と職員の休暇や賃金にも介入した証拠が出てきて、 国家情報院がセウォル号の実際の所有主ではないかという疑惑が強まり、波乱が起きている。

セウォル号家族対策委は7月25日午後、光州地方裁判所木浦支援で記者会見を行って 「沈没したセウォル号から発見された業務用ノートパソコンを復元した結果、 『国家情報院指摘事項』というハングルファイルの文書が発見された」と明らかにした。

家族対策委は「文書は2013年2月26日に作成され、翌27日に最終修正されたもので、 『船内旅客区域作業予定』という題名で約100件の作業内容と作業者が記載されている」とし 「具体的に、天井の仕切りと塗布作業、自販機設置、分離回収する位置の選定、 床のタイル交換、CCTV追加新設作業、海洋安全規則遵守CD準備などについて作業を指示したとなっている」と説明した。

彼らはまた「セウォル号は2012年10月に清海鎮海運が日本から買い入れ、 昨年2月まで51億ウォンをかけて増改築した後、 その年の3月15日に初出港した」とし 「国家情報院は、セウォル号が初の運航をする前に、細かく指摘した」と付け加えた。

またこの文書によれば、 国家情報院は職員の3月の休暇計画書を作成して提出させたり、 2月の作業手当報告書を作成させた。 換気設備清掃作業、組み立て作業、ロビー階段の異質物除去作業、更衣室収納帳新設などまで指摘した。

▲10日のセウォル号国政調査特別委国家情報院機関報告に出てきたハン・ギボプ国家情報院1次長、キム・スミン2次長、イ・ホンス基調室長[チャムセサン資料写真]

対策委は「こうした情況はセウォル号の所有主でなければ関心を持たない内容なので、 国家情報院がセウォル号の実際の所有主か、運航に直接に関連があると合理的に推定できる」とし 「政府は、今までセウォル号の増改築を兪炳彦(ユ・ビョンオン)が指示したことという点を上げ、セウォル号の実際の所有主が兪炳彦だと主張してきたが、 国家情報院がセウォル号に関してこれほど深く関与し、指示したとすれば、 セウォル号の実際の所有主は国家情報院ではないかという疑われる」と強く主張した。

対策委はまた「国家情報院は、清海鎮海運のセウォル号の 購入、増改築、そして運航に深く介入したと見られる点についてはっきりさせるべきだ」と釈明を要求した。

6月23日にセウォル号の船体から、船員が使っていたものと推定されるノートパソコンとデジタル映像保存装置(DVR)が発見され、 家族対策委が復元を依頼した。 ノートパソコンは乗客がセウォル号に搭乗する時に案内する所から発見され、 船員が使っていた可能性があると見ている。 また、デジタル映像保存装置はCCTVで撮影された映像を保存する装置と推定される。

一方、李相圭(イ・サンギュ)統合進歩党議員は7月9日の国会国政調査で 「セウォル号運航管理規定のように、海難事故の時に国家情報院に報告することになっている船舶は (セウォル号の他に)一隻もないことを確認した」とし 「他の船舶と違い、清海鎮海運の双子の船のセウォル号とオハマナ号だけが運航管理規定に 『海難事故報告系統図』が別添で存在している」と主張した。

また7月10日の国家情報院機関報告では、 国家情報院が他の機関と共に国家保護船舶に指定するため、 2013年3月18日からセウォル号の保安測定に参加し、 7つの問題を指摘したことが明らかになっており、 国家情報院関連の疑惑はさらに強まる展望だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-27 17:46:43 / Last modified on 2014-07-27 17:46:45 Copyright: Default

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