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セウォル号100日、100里の道を歩いてもセヌリ党は特別法歪曲

朴映宣、「2次決断の行動に突入」...与党、補償問題争点化を試みる

キム・ヨンウク記者 2014.07.24 18:54

セウォル号惨事100日をむかえた7月24日午後1時40分頃、 降りしきる梅雨に打たれてセウォル号特別法制定のためのセウォル号遺族100里行進団が国会に入ってきた。(訳注:韓国の1里は約400m) 遺族行進団は7月23日に安山焼香所を出発し、 檀園高校、光明、永登浦を経て市民の激励と支持を受けた。

国会本庁の前で行進団を待っていたセウォル号国民対策会議の活動家たちは 「疲れさまでした」という大型横断幕で行進団をむかえ、 ハンストをしていた遺族らも雨具を着て彼らを出迎えた。

檀園高校各クラスの旗と「セウォル号特別法を制定しろ」という大型横断幕を前に掲げた遺族、野党議員、支持市民約300人は、 簡単に到着点検をした後に国会本館入口軒の下で休息を取ったが、 この時もセウォル号特別法交渉は全く進展がなかった。

むしろ朱豪英(チュ・ホヨン)セヌリ党政策委議長はこの日午前、 最高委員会でセウォル号を単純交通事故程度にしか認識しない発言をして、 遺族と市民の怒りをかった。 朱豪英議長は「(セウォル号を)損害賠償の観点から見れば、基本的に交通事故だ。 だから基本的な法体系によれば、船主に対し、船舶会社を相手に訴訟をして、 判決が出ればそれを強制執行しなければならない」と話した。 セヌリ党はまた捜査権の争点の他に、新しく補償問題を争点化する攻勢を続けていった。

セヌリ党の金賢淑(キム・ヒョンスク)院内報道担当者は午前のブリーフィングで 「昨日深夜12時まで、特別法処理のための争点調整を進めたが、 真相調査委員会の構成と捜査権付与で意見が対立していることの他に、 補償問題についても議論が必要だ」と主張した。 金賢淑報道担当者は、新政治連合が譲歩して新しく提示した 「真相調査委員会に制約的捜査権を持つ特別検査を参加させ、 特検が後で後続捜査をするという折衷案」についても、過度な捜査権問題が全く解けなかったといった。

その一方で「国会では徹底した真相究明を通じ、 再び惨事が再発しないようにする特別法の用意が重要な状況」と強調した。

家族と共に100里行進をして国会に入ってきた朴映宣院内代表は、 同行した議員と記者会見を行いセヌリ党の態度に2次最後通牒を示した。

朴映宣院内代表は 「セウォル号特別法制定をめぐる悪意の歪曲と偽り扇動が乱舞している」とし 「まるで大統領選挙の時の国家情報院コメント、 サイバー司令部の不法コメント工作を連想させ、 地方選挙の前には兪炳彦(ユ・ビョンオン)を使ってこんな小細工をしたのではないかと疑われる。 組織的な勢力がまだ残っていると思われる」と猛非難した。

続いて「セヌリ党出身の国政調査特別委委員長とセウォル号特別法交渉代表の認識は、 決して偶然ではないという思う」とし 「事故の後にSNSで飛び交う中傷宣伝と同じ文脈だという点で驚きを禁じえない」と指摘した。

朴院内代表は「セウォル号惨事の本質は、 沈没していくあの長い時間、なぜ国家はたった1人の国民も救えなかったかのかの答えを探すこと」とし 「遺族も、国民も、野党も十分に待った。 大統領とセヌリ党は特別法を決断しなければならない」と要求した。

朴院内代表は「セウォル号特別法が通過しなければ、他のことは話さない」とし 「セヌリ党は100里行進の隊列が光化門に到着する前に、 セウォル号特別法を受け入れるかどうかを明らかにしなければならない」と釘を刺した。 行進の隊列はこの日の夜10時に光化門ハンスト場に到着する予定だ。

続いて朴院内代表は 「これは、国民の代わる野党の最後通牒で、最終期間」だとし、 「与党が最後まで拒否すれば、私たちは第2の決断の行動に突入するほかはない」と声を高めた。

文在寅(ムン・ジェイン)議員も 「国民大行進が今日終わることができるように、 朴槿恵(パク・クネ)大統領が特別法制定の約束を必ず実践してくれ」とし 「100日が過ぎる前に特別法制定に合意することは、セウォル号の子供たちに対する大人たちの最低の道理」と話した。 続いて「セウォル号惨事の真実を究明するためには、 特別法に真実究明の手段が十分に入っていなければならない」と捜査権付与を強調した。

この日、行進団は4時に国会を出発し、ソウル駅で30分ほどイベントを行った後、 午後7時30分にソウル広場に到着する予定だ。 ソウル広場ではセウォル号惨事100日追慕詩の朗読と追慕音楽会 「君の涙を忘れない」に参加する。 音楽会の後、行進団は夜10時に11日間ハンストを続けている遺族代表と同調ハンスト団を励ますために、光化門座込場に移動する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-25 02:41:06 / Last modified on 2014-07-25 02:41:08 Copyright: Default

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