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韓国労総に行った新任労働部長官...民主労総「儀礼的訪問を辞退」

李基権、韓国労総に「労使政委」の復元を要請…民主労総「まず懸案問題解決」

ユン・ジヨン記者 2014.07.18 18:22

李基権(イ・ギコン)新任雇用労働部長官が韓国労総を訪問し、 労使政委員会の復元を要請した。 労使政の対話で懸案問題を解決しようという要求だ。 韓国労総も労使関係の復元と労使政対話で懸案の問題を解決すべきだという点を強調した。

[出処:韓国労総]

しかし民主労総は「懸案解決のない訪問は儀礼的イベントでしかない」とし、 まず長官が山積している労働懸案を解決する努力を見せるべきだという点を強調した。 民主労総と政府の関係が最悪になっていて、 民主労総は昨年の下半期から朴槿恵(パク・クネ)政権退陣闘争を掲げている状況で、 新任長官との面談や関係改善も容易ではなさそうだ。

李基権長官は7月18日午後1時、韓国労総を訪問して韓国労総のキム・ドンマン委員長などと懇談会を開いた。 長官就任後、初めての外部でのイベントだ。 この席で李長官は「懸案を解くには労使政対話が重要だ」とし 「国民から見れば、労使政間が対話をする姿が一番重要で、 韓国労総が労使政委に復帰して対話の姿を見せ、懸案問題を解いてほしい」と述べた。

韓国労総のキム・ドンマン委員長も 「上半期の労使政小委で通常賃金、労働時間短縮、労働基本権などの労働懸案を重点的に議論したが、 決着がつかず下半期の宿題になった」とし 「労使関係の復元、労使政対話などを通じ、懸案問題を一つ一つ解いていくことが重要だ」と強調した。

昨年12月22日の鉄道ストライキの時に政府が公権力を動員し、 民主労総を強制侵奪する事件が発生して労政関係は急速に冷却した。 民主労総侵奪の一日後の23日、韓国労総は緊急会員組合代表者会議を開き、 労使政委をはじめとする一切の労使政対話を拒否する方針を明らかにした。

国会環境労働委員会は今年の2月に労使政関係の改善と懸案問題を議論するための 労使政小委を開いたが、民主労総は参加しなかった。 労使政小委は通常賃金、労働時間短縮、労働基本権などの懸案の問題を集中的に議論したが、 意見の差を狭められず、合意に失敗した。

李基権労働部長官も冷却した労政関係を改善するために就任後、 初めての動きとして労働界との出会いを進めたが、労働界との関係改善は容易ではない展望だ。 李基権長官は来週25日、民主労総に訪問する意思を明らかにしたが、 民主労総は「懸案問題を解決してから訪問しろ」という立場を伝えた。

民主労総はこの日のブリーフィングで 「今、至急に求められているのは労働部長官の民主労総訪問ではなく、 朴槿恵政権の誤った労働政策の修正と至急な労働懸案の解決」と明らかにした。

特に民主労総は最近、全教組の法外労組化と全北新城旅客労組の弾圧およびチン・ギスン烈士闘争、 誤った通常賃金の行政解釈などの核心労働懸案に言及し 「全教組の法外労組化と誤った通常賃金の行政解釈の問題は、 労働部自らが刀を抜いて先頭に立って行った」と批判した。

続いて「このような懸案解決のない訪問は、ただの儀礼的なイベントで終わるだけ」とし 「民主労総は深刻な労働懸案のどれか一つでも解決することが民主労総訪問の前提であり、 これが本当の労政関係回復の道であることを明らかにする」と強調した。

民主労総は昨年12月、警察の民主労総侵奪事件を 「民主労組運動に対する政府の宣戦布告」と規定して、 朴槿恵退陣闘争を宣言している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-19 15:23:47 / Last modified on 2014-07-19 15:23:47 Copyright: Default

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