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ソウル都心5万キャンドル「朴槿恵退陣」キャンドル政局へ。警察連行

「セウォル号惨事は虐殺」行動が本格化...警察が115人を大規模連行

ユン・ジヨン、キム・ヨンウク記者 2014.05.17 22:10

ソウル都心に5万の大規模キャンドルが集まった。 5月10日、安山文化広場で開かれた約2万人の大規模キャンドル集会から一週間目だ。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲17日、清渓川のソラ広場でのキャンドル集会の後、鍾路3街を通り市庁へと行進する市民/キム・ヨンウク記者

一週間前の二倍以上の市民が集まって、 「セウォル号惨事追慕および真相究明」を要求するキャンドルデモが急速に広がろうとしている。 何よりも参加者は、これまでの「セウォル号犠牲者追慕」の声を越え、 「朴槿恵(パク・クネ)退陣」を要求して政府に惨事の責任を問う本格行動に立ち上がる準備をしている。

「セウォル号惨事対応各界円卓会議(円卓会議)」は5月17日午後6時、 ソウル市光化門の清渓広場で「セウォル号惨事追慕5.17汎国民キャンドル行動」を開いた。 円卓会議は約500の市民社会、労働、人権団体と、学界、宗教界などが参加する連帯機構で、 セウォル号惨事真相究明などの活動を本格化するために構成された。

5月17日に円卓会議の主催で開かれたキャンドル集会には、各界各層から5万人の市民がつめかけた。 彼らは集会を通じ、政府にセウォル号惨事の責任を問い、今後の真相究明などのための共同行動を決議した。 集会の後は光化門から鍾路、乙支路入口を経て市庁までデモ行進を行い、 「朴槿恵は退陣しろ」、「青瓦台に行こう」というシュプレヒコールをあげた。 この過程で警察は、青瓦台に行進しようとした集会参加者115人を大規模連行した。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

ソウル都心5万キャンドル「朴槿恵退陣」キャンドル政局へ

円卓会議に参加しているキム・サングン牧師は基調演説で 「国民の命を守れない政府は、完全な政府ではない。 国民の命を守れなかった罪に対して必ず責任を問う」とし 「今こそセウォル号惨事の真相を糾明しなければならない。 厳しく責任を問わなければならない。 しかし政府に任せてはいけない。 被害者家族と市民社会が参加する公正かつ客観的な機構を構成しなければならない」と叫んだ。

続いて「今や各界が出る時だ。 教師、教授、宗教家、学生、主婦、正規職、非正規職労働者たちがすべて立ち上がらなければならない。 国民すべてが力をあわせ、私たちの力でこの社会を作り変えよう」と決議を集めた。

これまで各界各層の沈黙デモ行進、集会、座り込みなどを行った大学生や主婦、教授なども声を集めた。

安山地域の主婦で構成されたインターネットカフェ「お母さんの黄色いハンカチ」代表のオ・ヘラン氏は、 「子供たちの生死がかかった時間に、お母さんたちはただ涙を流して祈るだけだった。 惨めに子供たちが沈んでいくことを見ていなければならなかった未開なお母さんになってしまった」とし 「しかし、もう許せない。 だからお母さんたちが立ち上がった。 なぜ子供たちが冷たい遺体になって帰ってきたのか、真実を明らかにするお母さんになることにした。 ただ涙を流すだけの弱いお母さんではなく、 行動するお母さんになるために、怒りのプラカードを持った」と声を高めた。

続いて「今も大韓民国という巨大なセウォル号に乗っている子供たちを、 お母さんの手で直接守りたい。 恐れることも、迷うこともない。 卑怯なお母さんにはならない」と涙を流した。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

最初に「大学生沈黙デモ行進」を提案したヨン・ヘイン氏は 「初めはあまりに多くの人が命を失い、無力感を感じて悲しかった。 だが4月19日、青瓦台に行こうとした遺族を防ぐ警察を見て、何か間違っていると感じた。 そして友だちと一緒に4月29日に青瓦台ホームページ掲示板に沈黙デモ行進を提案した」とし 「5月8日、青瓦台の前に集まった遺族が警察にひざをついて頼み込んでいた姿が忘れられない。 国家システムにより子供を失った親が悪かったと話している。 命より金が優先の社会を変えるために出てきた。 明日また、弘大入口で沈黙デモ行進を始める」と明らかにした。

5月15日、光化門の清渓広場で断髪およびハンスト闘争に突入した韓神大神学科の学生たちも舞台に上がった。 キム・ジンモ氏は「われわれは沈没する大韓民国号で、行動しなければ死ぬ人」だとし 「セウォル号惨事は事故ではなく虐殺だ。 虐殺者に容赦があるか。 われわれは互いに愛し、怒り、行動しなければならない」と声を高めた。

「セウォル号惨事は虐殺、私たちはまだ何もしていない」行動本格化
警察、青瓦台にデモ行進する集会参加者115人を大規模連行

これまで歪曲報道の批判にさらされていた言論労働者たちも、 自省の声をあげた。

言論労組のイ・ギョンソク首席副委員長は 「私もやはりここに立つことが申し訳ないマスゴミの一人だ。 しかしマスゴミも、もうじっとしてはいない。 沈没するKBSとMBC、そして韓国の言論をまた立て直す。 私たちを無視しないでほしい。 国民が韓国言論のバラスト水になってほしい」とし 「KBSは来週、製作拒否を宣言した。 月曜からは出勤阻止闘争に突入する。 吉桓永(キル・ファニョン)社長を追い出して新しい船長をたてる。 その船長は、国民の船長になるだろう」と強調した。

この日、円卓会議は集会で、セウォル号惨事の真相究明と朴槿恵政権の責任要求などに動くと決意を集めた。 5月24日午後6時にも、また清渓広場で汎国民キャンドル行動を開き、 さらに市民行動を拡散させる計画だ。 またセウォル号犠牲者遺族の真相究明署名運動の支援事業を通じ、 5月末までに1千万人以上の署名を成功させる予定だ。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

円卓会議のチョン・ヒョンゴン運営委員長は 「遺族たちが国民と市民社会に真相究明のための千万人署名運動をしてくれといった。 また国民を信じるといった。 今は国民が答える番」とし 「カトリックのカン・ウイル主教とKBS報道本部部長、延世大教授、そしてこの土地の良心が答えている。 各界各層は円卓会議に集結してほしい。これから開始だ」と声を高めた。

一方、5万人の集会参加者は、午後8時20分頃から清渓広場での都心デモ行進を始めた。 彼らは普信閣を経て鍾路3街、乙支路入口を通り、ソウル広場までデモ行進を続け、 「朴槿恵は退陣しろ」、「青瓦台に行こう」というシュプレヒコールをあげた。

この過程で一部の参加者は鍾路3街から青瓦台方向へと行進を試みたが、 警察はデモ行進を阻止し、解散を命令した。 青瓦台へとデモ行進をしようとした5百人ほどの参加者は、安国洞の現代社屋の近くで警察兵力に遮られたため、座り込みに突入した。 その後、参加者は状況を整理して解散するために移動したが、警察が解散の過程で奇襲連行を試みた。 現在、警察により一方交通妨害罪で115人ほどの参加者を連行されている。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-18 01:13:52 / Last modified on 2014-05-18 01:13:53 Copyright: Default

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