本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:青瓦台責任回避発言...野党圏「もう我慢できない」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1398365996895St...
Status: published
View


金章洙のセウォル号コントロールタワー回避発言...野党圏、「もう我慢できない」

「国家安保室は政権安保強化のためだけに存在するのか」

キム・ヨンウク記者 2014.04.24 14:15

4月23日、金章洙(キム・ジャンス)青瓦台国家安保室長がセウォル号沈没事故に関する青瓦台の役割について 「(青瓦台は)災難コントロールタワーではない」という責任回避性の発言をしたことで、野党圏が猛非難している。 これまで野党圏は、セウォル号の沈没に関して、政府の救助作業にできるだけ支障を与えないように、強い政治的な批判を自制してきた。 だが金章洙室長の発言で、政府の無能と責任回避にもうこれ以上我慢できないという雰囲気に背を向けている。

4月24日午前、新政治連合2次高位政策-旅客船沈没事故対策委連席会議で、田炳憲(チョン・ビョンホン)院内代表は 「国民の生命と財産を守ることこそ本当の安保」とし 「国民的な悲しみの前で線引きと責任回避に汲々とする態度は、もうやめなければならない」と批判した。

禹元植(ウ・ウォンシク)最高委員も 「できれば言及をしないつもりだったが、最近青瓦台と政府が見せている態度はとても黙過できないので、一言言う」と声を高めた。

禹元植最高委員は 「国民は初期対応をしていれば、今のような被害はなかったと考えている。 それで政府の災難管理システムがそれほど雑だったのかと怒っている」とし 「セウォル号だけが沈没したのではなく、政府の災難管理システムも一緒に沈没した。 そして、そのシステムの頂点に青瓦台があるということは否定できない」と指摘した。

続いて「途方もない災難の初期対応に軍事力まで動員して強力な救助力を作り出せなかったことを反省して反省しても足りない時に、責任回避をしている」とし 「まともな精神状態ならこんな言葉が出てくるのか、国民の一人として尋ねたい」と猛非難した。

統合進歩党の金在妍(キム・ジェヨン)報道担当者も24日の論評で 「青瓦台国家安保室は『統一、情報、国防』分野のコントロールタワーであって、災難に対する責任はないという。 結局、青瓦台の国家安保室は、政権の安保強化だけのために存在するのではないのか」と非難した。

金在妍報道担当者は「『行政安全部』を『安全行政部』に変えて、安全を最優先にすると言った朴槿恵(パク・クネ)大統領が、国民の安全よりも政権の安全と危機だけに没頭している間、あどけない子供たちが犠牲になってしまった」とし 「国家的な災難に大統領が責任を取らない国では、国民は元気になれない」と付け加えた。

正義党の千皓宣(チョン・ホソン)代表もこの日の67次常務委員会で 「李明博(イ・ミョンバク)政権が廃止させたNSCを復活させても、災難管理機能は取り除いたのも青瓦台が推進したことであり、 不十分な中央災害対策本部を作ったのも青瓦台の責任」とし 「青瓦台はしばしば自分の責任を避けて下に押し付けようとしているように見える」と指摘した。

沈(シム)サンジョン院内代表は「『青瓦台は今回の事件のコントロールタワーではない』という言葉に耳を疑わないわけにはいかなかった」とし 「国政の最高責任者の大統領でなければ、いったい誰が国家的な災難を収拾するのか」と非難した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-04-25 03:59:56 / Last modified on 2014-04-28 07:07:07 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について