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「特殊雇用労災法改正、法司委の与党議員は保険協会報道担当者と同じ」

環境労働委与党議員、同党議員の態度に謝罪し、法司委の越権反対決議案を主導

キム・ヨンウク記者 2014.04.23 17:55

国会環境労働委員会が、特殊雇用職労働者の労働災害保険への義務加入を規定する労災保険法改正案を法制司法委員会で再度保留させたことに対する「越権反対特別決議」を採択した。 環境労働委で十分に討論し、与野党の議員が圧倒的に通過させた法案をめぐり、4月22日、法司委第2小委が法案の性格まで審査したことで難しくなったらだ。 国会常任委が法司委の権限に反対する決議案を採択したのは初めての事で、法司委の権限をめぐる議論は避けられない展望だ。

何よりも環境労働委のセヌリ党議員らが自党の法司委議員の労災保険法の足を引っ張ったことへの謝罪と批判を前提として、 「法司委は4月の国会で早く通過させろ」という決議案の採択をした点も目を引く。

▲金聖泰幹事が申渓輪委員長と相談している。

環境労働委の速記録に労災保険法に反対した与党法司委議員3人の名前

4月23日の環境労働委全体会議で採択された 「法制司法委員会の越権行為禁止および労働災害補償保険法改正案の早急な処理のための要求決議案」は、セヌリ党の議員らが大きな枠組みで法司委の自党議員からの反対があったという事実関係に言及することに同意したため採択ができた。

法司委の権性東(クォン・ソンドン)、金鎮台(キム・ジンテ)、金フェソン セヌリ党議員だけが法案に反対している状況で、野党が委員長の法司委全体に対して決議案を採択すれば、事実関係が歪められるという野党議員の修正案が折衝されたわけだ。 環境労働委は、決議に反対する与党議員3人を明記しない代わりに、全体会議速記録に明記し、責任の所在を明らかにした。

このように、国会常任委が法司委を批判する決議案が採択されたのは、労災保険法改正案が非正規職の中で最も劣悪な労働者を少なくとも保護し、労働界が長い間要求した事項であり、切実だったからだ。 特殊雇用職労災保険適用の問題が政府の国政課題であると同時に、脆弱階層の社会安全網を拡大するための重大な事案で、雇用労働部も全く意見の差はなかった。 その面で、22日の小委で法司委の野党議員が強い態度を維持できなかったという評価も出てきている。

この日の全体会議で環境労働委セヌリ党の金聖泰幹事は 「法司委が各常任委の法案について内容の修正までして法案を係留させている」とし 「小委でわがセヌリ党の議員らが強く反対した部分について、セヌリ党の構成員として申し訳無さを禁じえない。 しかし誤った法司委の運営体制に警鐘を鳴らす決議案の採択は正当だ」と要求した。

労災保険法法案を発議したセヌリ党の崔奉弘議員は、同党所属の法司委議員は保険協会報道担当者と同じだったといった。

崔奉弘議員は「特殊雇用職を保護するために、党政ですべての協議を経て案を出し、環境労働委が同意したのに、法司委で業者がロビーをしている」とし 「与党議員が反対した問題は謝罪する。 速記録を読めば、字句の修正しかできない事項について、完全に保険協会の報道担当者のように発言した」と与党議員を批判した。

しかし新政治連合の殷秀美(ウン・スミ)議員は 「環境労働委のセヌリ党議員は賛成しているのに、法司委のセヌリ党議員が反対していて通過できない」とし 「自党内の二つの常任委間の意見が衝突すれば、常任委間で調整をして、それにより党論を決めるべきだ。 それでも法司委の越権で通過できなければ、決議案を通過させなければならない」とし、与党がまず党論を採択するよう強調した。

殷秀美議員は 「与党が大統領の公約を曖昧にさせた問題を環境労働委決議案で隠そうとしているのではないかと疑がう」とし 「セヌリ党内の意見調整と党論採択の作業をまずしてほしい」と再度頼んだ。

環境労働委の洪永杓(ホン・ヨンピョ)新政治連合幹事も 「法司委で労災保険法に反対するわが党の議員は一人もいない。 それでも法司委全体と表現し、まるで野党も反対しているかのように事実を糊塗するのは同意できない」が 「小委員会の速記録を読めば誰が反対したのかすべてわかる。 反対議員をはっきり(明記)しよう」とし、修正案を提案した。

金聖泰議員は「セヌリ党の内部に明らかに問題がある。 セヌリ党の責任者として、わが党内に問題があるとはっきり告白する。申し訳ない」とし 「しかし(法司委は)国会法で明示された常任委の権限を侵害した行為はセヌリ党内部の問題で、わが委員会が無力化されるような立場を整理しないのは望ましくない」と反論した。

殷秀美議員は「セヌリ党の法司委員がロビー疑惑まで受けている状況なのに、 セヌリ党内で調整ができないのなら、彼らへの糾弾声明も共に採択しなければならない」と対抗した。

しかし正義党の沈(シム)サンジョン議員は 「常任委間の慣行や原則は別にあり、党と党との間で互いに競争する論理が別にあるようだ」とし 「法司委が困難に陥る事例が多いため、常任委はその次元で行為をするべきだ」と金聖泰議員を擁護した。

新政治連合の申渓輪(シン・ゲリュン)環境労働委委員長も 「このままでは法司委に(利益団体が)ロビーをすれば常任委が無力化される。 法司委が字句や体系修正の審査を経ず、事実上内容審査をするべきではない」と大きな枠組みで金聖泰議員に同意した。

結局、決議案は会議の中断を繰り返した末に、 野党議員の修正議論の提案が受け入れられて採択された。

環境労働委は決議案で 「法制司法委員会が議案の実質的な内容について直接審査するのは明らかに国会法に違反する行為」とし 「誰よりも法をきちんと遵守すべき国会法制司法委員が先に立って法を犯した」と非難した。

続いて法制司法委員会に △法律案内容に対する越権的な審査中断 △体系と字句に瑕疵がない場合、原案のとおりに直ちに議決することを要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-04-24 21:57:54 / Last modified on 2014-04-24 21:57:55 Copyright: Default

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