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LNJ Logo 韓国:セウォル号元航海士、報告不履行隠蔽を証言
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「珍島管制センター交信録に管制センターの致命的問題」

孫石熙のセウォル号元航海士インタビュー、VTS進入義務報告不履行隠蔽疑惑を提起...交信録の公開が遅れた疑惑解けるか

キム・ヨンウク記者 2014.04.22 00:28

セウォル号事故の管轄地域である珍島海上交通管制センター(VTS)との交信内容に珍島管制センターの重要なミスが含まれていた事実がわかった。 これにより、政府がこれまで交信内容を公開せず、遅れて公開した理由についてこうした重要なミスを隠そうとしたのではないかという疑惑が提起されている。

▲jtbc画面キャプチャー

この疑惑は4月21日夜のJTBC 9時のニュースで、 孫石熙(ソン・ソッキ)アンカーとセウォル号元航海士とのインタビューの過程で出てきた。

経歴27年のセウォル号元航海士のキム某氏は、孫石熙アンカーがセウォル号と珍島管制センターとの交信内容の問題点を質問すると 「セウォル号が珍島管制センターに進入したことを報告しなくても、珍島VTSはレーダーで船を見ているので、 『セウォル号に何か問題がありますか』と呼び出すことになっている」とし、 珍島管制センターに入って時間が経った後、沈没直前の交信内容に乗船報告があったことについて疑惑を提起した。

金元航海士は「それ(管制センターとセウォル号の報告)は互いの義務」とし 「一般報告をせず通り過ぎると、どんな船も罰金200万ウォンを払わせられる」と述べた。

金元航海士は、この義務事項を履行しなかったたことが、 セウォル号と珍島管制センターの交信内容にそのまま表われていると説明した。

彼は「セウォル号が報告しなくても、珍島管制センター中に入れば報告をしなければならない」とし 「交信録37分の中で『450人、500人』こう聞いている」とし 「それは正しく報告をしていなかったということ」と話した。

政府が一足遅く公開した交信内容の中で、珍島VTSがセウォル号側に 「何人いるのか」と聞いているので、進入した時に義務報告を履行しなかったということを反証しているという。

彼は続いて「船が(進入をしても)報告をしなければ、珍島VTSで『なぜ進入したのに報告しないのか?』といったように尋ねる」とし 「そうなると私たちが『申し訳ありません』と言いながら、私たち船舶の貨物はいくらで、出港地はどこで、入港地はどこかなどを報告する」と付け加えた。

金元航海士は特に 「(海上警察も海水部も)報告をしないことを(知っていて)隠蔽している」と強調した。

金元航海士は特に、 セウォル号が近い珍島管制センターとの16チャンネルで交信せず、 はるかに遠く離れた済州管制センターの12チャンネルを使った間違った慣行も暴露した。

金元航海士は「公開された16チャンネルを使うと、後で海洋水産部、海上警察から連絡がきて、会社で連絡がきて、こうなるととても頭が痛いことになる。 他の船も、慣行的にみんなそうしている」と説明した。

「今、証言してくれた内容を海上警察や海水部や、みんな知っているか」という質問に、金元航海士は 「50%程度は知っているが、多分ほとんど隠している。 さっきのVTS報告をしなかったのも隠蔽をしている」と再度強調した。

一方、金元航海士は、こうした内容を検察に行っても話せると述べ、 根拠のない疑惑ではないことを明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-04-22 16:54:44 / Last modified on 2014-04-28 07:06:00 Copyright: Default

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