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「米国、シークエスターで削られた国防予算韓国に強要」

市民社会団体、不法不当な米軍駐屯費負担協定の廃棄を要求

チョン・ウニ記者 2013.07.24 17:55

韓国の市民社会団体が米軍駐屯費負担協定は不法・不当だとし、廃棄を要求している。彼らは特に韓国に対し、負担金を増額しろという米国の要求に対して、自国のシークエスター(連邦予算自動削減)で削減された国防予算を補充しようとしていると批判した。

7月24日、韓米当局が9次米軍駐屯費負担(防衛費分担)特別協定締結のための 第二回交渉を始めたが、平和と統一を開く人々など37の市民社会団体は協定の 廃棄を要求した。

▲米国大使館の前で米軍駐屯費負担協定廃棄を要求して平統サの会員が1人デモをしている。[出処:@spark946]

米国は交渉の前から韓国が駐韓米軍の非人的駐屯費(NPSC)の40-45%しか負担し ておらず、不公平だとして50%負担を要求していたが、韓国はすでにこの65.1% を負担し、さらに低評価された土地賃貸価値も含まれていない米軍基地移転費用、 米軍基地環境汚染処理費用などを加えれば最低70%を越えるとこれらの団体は指摘する。

このように、韓国政府はすでに防衛費の相当部分を分担しているのに、米国は 北朝鮮の威嚇による戦略爆撃機の展開と韓米連合練習を理由に負担金の増額を 要求している。

しかし北の核・ミサイル問題は、基本的に米国に対抗するためであり韓国防衛 からは遠く、こうした訓練は続けても増額対象でないというのがこれらの団体 の立場だ。

彼らは米当局がこのように妥当性がない主張をする理由は、「韓国国民の安保 不安をあおり、さらに米軍駐屯費負担金を取り、連邦予算自動削減による国防 予算削減に補充しようという米国のせこいやり方」と指摘した。米国はシーク エスターにより今後10年間で国防費9500億ドルを削減しなければならないという 立場だ。

毎年数千億ウォン余る...分担金増額ではなくむしろ返還を

一方、韓国政府が7月初めの第一回交渉で、2014年度の負担額を2013年の米軍 駐屯費負担額の8695億ウォンに「プラスアルファ」を提示したと伝えられており、 毎年繰り返される過多予算策定も問題になっている。

団体らによれば、駐韓米軍がこれまで米軍基地移転費用に使って残った金額だ けでも今年4月現在7380億ウォンで、8次協定期間の減額分が3035億ウォン、 2012年の繰越しが2596億ウォン、不用額の合計が512億ウォンだ。これに 2013年度分の繰越しと不用額を加えれば、1兆4千億ウォンを越えると予想される。 そのために彼らは米軍駐屯費負担金が不足しているのではなく、過大に策定され どうしようもない状態になると指摘する。そのため駐韓米軍は米議会でさえ 分担金を「不正金(free money)」と呼ぶという指摘を受けている。

結局、米軍駐屯費負担特別協定(SMA)が韓国が無償で米軍に施設と区域を提供す る代わりに、米国は駐韓米軍駐屯警備をすべて負担すると規定している韓米 SOFA第5条を破り、米軍駐屯経費の一部を韓国に強制する不法不当な協定だとし、 廃棄が当然だという。

そのため彼らは24日、外交部裏門の前で共同記者会見を行いデモを行った。 25日午前には外交部裏門の前ではプラカードデモも行われる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-07-26 11:24:48 / Last modified on 2013-07-26 11:24:49 Copyright: Default

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