本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:国会環境労働委国政監査、『不法派遣』解決の意志はないのか
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1349895406946St...
Status: published
View


国会環境労働委国政監査、『不法派遣』解決の意志はないのか

8年目の『不法派遣の議論』にも二番煎じ国政監査...「鄭夢九、鄭義宣を証人に採択しろ」

ユン・ジヨン記者 2012.10.10 16:59

国会環境労働委員会が雇用労働部国政監査で現代自動車の『不法派遣』問題を 無視しているという批判が提起されている。

全国金属労働組合(委員長パク・サンチョル)と現代車支部、現代車社内下請支会 は10月10日午後、国会の前で記者会見を行い、環境労働委が今回の雇用労働部 国政監査で現代、起亜車不法派遣議題を採択しろと要求した。また不法派遣の 核心責任者である現代車の鄭夢九(チョン・モング)会長と鄭義宣(チョン・ ウィソン)副会長を国政監査の証人に採択しろと主張した。

金属労組は「二番煎じ式、形式的な国政監査では、現代車の不法行為を断罪で きないのは明らかで、不法派遣問題を解決することもできない」とし「今回の 19代国会環境労働委員会は、雇用労働部国政監査の時に現代車不法派遣を議題 に採択しろ」と要求した。

これに先立ち雇用労働部は、2004年、現代車の不法派遣を認めたが会社と雇用 労働部は8年経った今も不法派遣に関する実質的な対策を出せず、『社会的責任 放棄』と『職務遺棄』の非難に苦しんでいる。

国会も社会的な問題になっている現代車不法派遣問題を国政監査の核心議題と して扱えずにいる。その間、環境労働委は2005年と2010年の二回の国政監査で 現代車の不法派遣問題を提起したが、どちらも釜山地方労働庁国政監査で扱わ れた。今年も15日に開かれる釜山地方労働庁国政監査で現代車不法派遣問題が 扱われる予定で、『形式的な二番煎じ国政監査』の議論を呼んでいる。

またこれまでの二回の釜山地方労働庁国政監査でユン・ヨチョル蔚山工場長と カン・ホドン蔚山工場長が証人と参考人として参加したが、まさに不法派遣の 核心責任者である鄭夢九会長と鄭義宣副会長の出席はない。今年の国政監査でも 現代車のキム・オクチョ副会長が証人に採択された状態だ。

キム・ヒョチャン現代車全州非正規職支会長は「雇用労働部が現代車不法派遣 を認めて8年になろうとするが、現場は8年前と変わっていない」として「毎年 国政監査をしても、強大な現代資本と政界は一つになって不法派遣を解決する 意志を見せずにいる」と批判した。

ソン・ソンフン現代車牙山社内下請支会長は「国会次元で今回の国政監査に、 鄭夢九、鄭義宣親子を証人に採択し、不法派遣問題を解決しなければならない」 とし「現在、社内下請支会はこれを要求して、1か月近く座り込みを続けている」 と説明した。

ムン・ヨンムン現代車支部長も「国政監査は毎年形式的に行なわれている」と し「今回の19代国会は現代車不法派遣問題を議題に採択し、実質的、原則的な 国政監査をしなければならない」と声を高めた。

一方、金属労組は記者会見文で「現代自動車は鄭夢九会長と鄭義宣副会長中心 に一元化された決済システムを持っていて、彼らが責任ある回答をしない以上、 不法派遣問題の解決はありえない」とし「不法派遣問題を政治的な駆け引きに 転落させず、即刻鄭夢九、鄭義宣を証人に採択して、徹底した国政監査を実施 しろ」と要求した。

続いて「政府主務部処の雇用労働部は、これまで不法派遣問題について実質的 な措置どころか無策傍観を続けている」とし「これは明白な職務遺棄であり、 これに対する強力な責任追及と処罰がなければならない」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-10-11 03:56:46 / Last modified on 2012-10-11 03:56:47 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について