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統合進歩党『もう、さよなら』...新党権派、決別方法を議論

『党解散』、『離党』容易ではなく...旧党権派『なだめ』に出るか

ユン・ジヨン記者 2012.08.07 11:13

8月6日、姜基甲(カン・ギカプ)統合進歩党代表が『新しい大衆的進歩政党建設』 の意志を表明し、党内旧党権派と新党権派の離別が表面化している。

旧党権派側は即刻「離党と分裂の道ではなく、党員の中に戻れ」として再創党 と離党不可の立場を固守した。だがすでに二つの勢力の葛藤の谷は深まるだけ 深まり、もはや『縫合』と『共存』は不可能だと見られる。

現在、新党権派は民主労総を中心とする労働界と農民、貧民など広範囲な勢力 結集で新しい進歩政党の創党を準備している。ただし、党解散による『再創党』 か、集団離党による『新党創党』かの方法と時期をめぐり苦悩中だ。

カン代表は6日の記者会見で「名前を変え、政治綱領政策を直す程度の再創党で は国民の支持と信頼は取り戻せない」とし、事実上、新党創党に力をのせた。 だが、新党権派の集団離党があれば、新党権派の比例代表議員が議員職を失う ことになり、『方法』の問題は以後、議論を続けかなければならない状況だ。

[出処:チャムセサン資料写真]

姜基甲、『新しい進歩政党建設』を再度強調

現在、姜基甲代表は「ある家は壊してまた新居を作るしかない」とし、新しい 進歩政党建設を強調し続けている。新しい進歩政党に進むには、既存の統合 進歩党を壊し、新党を創党しなければならないという意味だ。

これは事実上、『党解散』による『再創党』の意味が含まれるが、カン代表は 再度『単純な再創党』の過程を牽制している。彼は6日の記者会見に続き、7日 の午前、YTNラジオの[キム・ガプスの出発新しい朝]とのインタビューで、 「単純な再創党はどの政党でもする、また分党は別の勢力と分かれるだけの 消極的な方式」とし「新しい政党創党は私たちの能動的で積極的な方式であり、 行動」と明らかにした。

現在、新党権派の3つの主体である仁川連合と国民参与党界、進歩新党脱党派は、 8月5日、『大衆的進歩政党建設のための革新の会(仮称)』を構成し、党の進路を 模索している。

国民参与党系は即刻離党を要求しているが、進歩新党脱党派と仁川連合は、 比較的離党の負担が大きく、悩みが深い状態だ。だが統合進歩党との決別は すでに共感が形成されており、三つの主体は互いの温度差を調節し、決別方法を 議論していくものと見られる。

姜基甲代表も「党員との懇談会で新しい政党建設の同意と合意を具体的に引き 出し、拡散させていくべきだ」とし「党内で多くの党員が組織的に新しい大衆 的進歩政党建設に参加するために、まず最善を尽くす」と明らかにした。

旧党権派側は姜基甲代表が『分裂』を助長していると批判しているが、新党権 派側は旧党権派とはこれ以上一緒できないという意を強めている。カン代表は 「党が満身瘡痍になって進歩の価値を失ったという国民的判断がある以上、 その部分(覇権)の厳重な清算がなければ、これは(共に行くのは)有り得ない」 とはっきり線を引いた。

結局、党解散を受け入れない旧党権派と、党解散による新党創党を推進する 新党権派の対立は、今後、激化する可能性が高い。

一方、シム・サンジョン、柳時敏(ユ・シミン)、チョ・ジュノ、趙承洙(チョ・ スンス)、魯会燦(ノ・フェチャン)、パク・ウォンソクの『進歩政治革新の会 (仮称)』は8月7日午前8時、国会議員新館で初めて議論する会合を開いた。この 場でシム・サンジョン前院内代表は、「今日の党内議論を出発点とし、党内の 革新を拒否する勢力を除くすべての勢力と党員を結集させる」とし「党外では 13日の民主労総の決定を契機として、労働と農民、進歩的知識人まで合わせる 過程を作っていく予定」と明らかにした。

姜基甲代表は9月中に新しい進歩政党建設をしなければならないという立場だ。 彼は「9月中には何があっても新しい大衆的進歩政党建設を終わらせなければな らないという日程で、推進したい」と説明した。

新党権派、『党解散』も『離党』も容易ではなく...旧党権派『なだめ』に出るか

だが新党権派の『党解散』や『離党』は思ったより簡単な決別方法ではない。 党解散のためには全党大会を開き、党員の2/3以上の同意を得なければならない が、旧党権派の勢力範囲と離党ラッシュなどを考慮すると可能性は高くないた めだ。

『集団離党』を選択すると、比例代表議員職を失う。彼らを党から除名すると、 議員職が継承されるがこれも可能性は高くない。

そのためこれを念頭しておいた旧党権派は、以後、中央委で『縫合』を主導す るものと見られる。イ・サンギュ統合進歩党議員は6日に記者会見で、「団結と 団結は進歩政治の原則であり活路で、大統領選挙を目前にしてすべての野党圏 が一つに団結しても不十分な時に、分裂してはいけない」とし「分裂は国民に 非難されるだけ」と強調した。

続いてイ議員は「党憲党規によれば、党の解散は党員過半数以上の投票参加と 投票参加人員2/3以上の賛成で決めることになっている」とし「党代表に破壊の 権限がないのに、自分の要求と違うといって党の解消と破壊を云々するのは、 党憲党規違反だけでなく、進歩政治のためにも容認できない」と批判した。

また「新党権派側は今後の方向性についてかなり困難を味わっていると理解し ている」とし「2008年の離党と分党以後の結果、分党して作った進歩新党も すさまじい敗北に終わった」と忠告した。

続いて「一応、中央委員会を招集している状態なので、そこで正常に議論して、 党体系と終わっていない中央委員人選などを全て完了しなければならない」と し「この過程で姜基甲代表に協力したい」と新党権派なだめに出た。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-08 01:00:00 / Last modified on 2012-08-08 01:00:09 Copyright: Default

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