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コルト楽器、最高裁の判決にも整理解雇断行の意志

コルト楽器、金属労組に解雇関連の協議を要請

ソ・ドンヒョン修習記者 2012.03.14 21:02

2月23日、コルト楽器労働者の解雇が不当だという大法院の最終判決があった。 しかしコルト楽器株式会社は3月12日付で「経営上の理由による解雇関連の協議 要請」という題名の文書を金属労組、金属労組仁川支部、コルト楽器支会に 送ってきた。

使用者側は文書で「当社は富平工場閉鎖による操業中断など、経営上の理由に より富平工場の勤労者に対する経営上の理由による解雇が不可避な状況です。 経営上の理由による解雇に関し、解雇回避方法、解雇基準などを含み、これと 関連する諸般の問題を協議したいと思います」と金属労組に交渉を要請している。

これに対し、金属労組大田忠北支部・仁川支部は3月14日午後、ソウル市登村洞 のコルト楽器本社前で記者会見を行い、コルト楽器使用者側を批判した。

カトリック仁川教区正義平和委員会のチャン・ドンフン神父は、この日の記者 会見の発言で、「最高裁で判決があれば交渉ではなく履行するべきだ。使用者 側の行為は本当に恥ずかしい。もしコルト・コルテックのパク・ヨンホ社長が カトリック信者なら、私が代わりに謝罪する」と使用者側の交渉要請を非難した。

使用者側の文書では、「3月16日までに団体交渉を行う日時と場所(当社は現在 条件上、場所を提供できず、貴組合の事務室は会議の公平の上で公正性が期待 しにくいため、第3の場所)を決めて送って下さい」と金属労組に16日までの回答 を要求した。

金属労組は使用者側との交渉には応じる計画や、また整理解雇を進めようとす る会社側の案件は拒否する計画だ。金属労組仁川支部コルト楽器支会のバン・ ジョンウン支会長は〈チャムセサン〉との電話通話で「ひとまず最高裁の判決 があればまず復職させ、その次にまた整理解雇をしたいと言わなければならな い。これがどういうことか理解できない」と使用者側の態度に舌を巻いた。

2007年、使用者側は経営危機と労使対立を理由として富平のコルト工場と大田 のコルテック工場を廃業し、整理解雇を断行した。その後、労組は『偽装廃業 と不当な整理解雇』と主張して、工場の正常化と解雇者復職のために、1800日 以上、闘争を続けてきた。退屈な法的攻防の末に、大法院は2月23日コルト楽器 解雇者の手をあげたが、コルテック労働者は大法院の原告破棄差し戻しにより、 また長い法院の決定を待たなければならない状況だ。

記者会見に参加した文化連帯のイ・ウォンジェ事務局長は「コルテック労働者 の最高裁宣告が延ばされたのは、使用者側に猶予期間を与えるようなものだ。 最高裁の宣告前に使用者側が白旗を揚げなければ、国内外多くの文化・芸術家 と不買運動を行い、これ以上楽器が作れないようにする」とし使用者側の整理 解雇撤回を要求した。

金属労組は記者会見文で、コルト楽器のパク・ヨンホ社長に、△コルト楽器・ コルテック労働者への謝罪、△金属労組の正当な交渉要求に即刻臨め、△大法院 の判決により工場を正常化して解雇者を復職させることを要求した。

▲記者会見を終えた後、参加者が「コルト・コルテック不当解雇!!」と書かれた横断幕を破るパフォーマンスをしている。

コルト楽器のバン・ジョンウン支会長は「以後、中央労働委員会に申告して、 原職復帰強制履行金を賦課させるなど、使用者側に原職復帰を履行させるため すべての手段と方法を問わない」とし、今後の計画を明らかにした。

記者会見の後、金属労組コルテック支会のイ・イングン支会長はチャムセサン とのインタビューで、「現在、使用者側は国内工場を閉鎖して海外工場で生産 している。推測するに、使用者側の意図は国内工場の労組を整理したいのだろう。 その後には非正規職で席を埋め、無労組経営を原則にするだろう」とし 使用者側の整理解雇についての見解を語った。

続いてイ・イングン支会長は「現代車の不法派遣判決を見ても分かるが、資本 は法院の判決があっても履行しなければそれまでだ。法院の判決だけを信じて 待っていられない」とし、現在〈非正規職と整理解雇ない世の中に向かった 希望広場〉を続けているソウル市庁前広場へと移動した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-15 18:51:40 / Last modified on 2012-03-15 18:51:58 Copyright: Default

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