本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:洪世和インタビュー
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1323757359841St...
Status: published
View


社会党との統合は、影響力は小さくても歴史的に重要

[インタビュー]書生から党代表になった進歩新党の洪世和代表...「握手ではなく、文章で大衆と出会う」

キム・ヨンウク記者 2011.12.12 14:30

洪世和(ホン・セファ)代表は唇が三か所はれていた。疲れているように見えた。 自分を軟弱で文を書く書生だと表現する洪世和代表は、まだ大衆の前に立つのは 慣れないという。政治家として市民と握手することもまったくなじまない。 インタビューの直前には発言をして頭が痛かったという。

彼は党代表になったので、合わない服を着るしかないと言う。チャムセサンが 洪世和代表と会ったのは、党代表になってから10日ほどの時点だった。党代表 という服はまだ完全に身に合っていなかったが、どう服を修繕するかについて 概略の構想はあった。しかし構想はまだ具体化までは行っていない。

洪世和代表は、進歩政党運動の性急さを警戒し、社会党が長い間、進歩の価値 を守ってきたことを高く評価した。進歩政治の性急さを克服するためには、党 の垂直的な文化を水平的にすることが重要だという。また、進歩的な生と文化 を強調した。党の政治活動の結果は、党員が党の主人であるべきだという原則 に立ち戻ることだった。

進歩新党が有力政治家中心の政党になったのは、最初はある程度必要だったと 認めつつも、それに埋没した面があり、進歩新党の党員も反省すべき部分だと 評価した。

統合進歩党の統合の過程について、進歩は変えるべき現実に焦点を当てなけれ ばならないが、その現実で勢いが大きくならず、避けられない現実に自ら帰依 する姿勢で、夢と展望をあきらめたと診断した。

洪世和代表は、進歩の再構成について、原則から考えなおしているようだった。 しかし洪代表が強調する水平的な党文化や進歩的な生、議会主義と進歩政党の 運営原則の均衡などは、10年前の民主労働党と、ここから分党した進歩新党が 始まった時に強調していた進歩政党の原則と似ている感じだった。

また、これまでとは違う野党圏連帯の前提条件として、強力な反FTA連帯を強調 したが、これは統合進歩党の野党圏連帯の前提条件とも似ている。これまでの 数回の選挙で、野党圏連帯政策連合の核心はFTA問題だったが、進歩政党は民主党 が政策連合を破ったために一部の地域で候補の単一化ができなかったのではなく、 各党の条件と自尊心により候補単一化に失敗した。2012年の総選挙で洪世和代表 体制がこうした既存の野党圏連帯方式を打ち破れるかどうかが重要な観戦ポイント になりそうだ。

洪世和代表は、社会党との統合は、影響力としては大きく作用はしないが、理念 指向や世界観では歴史的に重要な意味を持つとあえて言いたいと強調した。

チャムセサンは12月7日午後、汝矣島の進歩新党党代表室で、 洪世和(ホン・セファ)代表と会った。

党代表になったことをお祝いします。党代表になった契機は

私は韓国での若い時期も、フランスで20数年暮らしていた時も、帰国してから もそうだったが、韓国の社会進歩政治と労働者政治勢力化の重要性を重く認識 していた。それで帰国した後に民主労働党に入党して、分党した時は私の哲学 や展望といったような価値観と世界観が進歩新党に一番近かったので、進歩新党 に参加した。

またハンギョレ新聞では労働組合員で、ディプロマティクでは3人しかいないが、 言論労組分会員として、私の正体を生活の中で実践してきた。

進歩新党には一般党員として参加したが、統合の議論に勢いがついて、それな りの役割を分担してきたと考える。現実の政治をする人と、私のように文を書 く人が参加の役割を分担する構造だったと思う。できる方法で党に参加してき たが、その枠組みがこわれた。

特に、有力政治家三人の動きは意図する、しないにかかわらず、私が身を置く 進歩新党の消滅につながりかねない動きだった。私としては本当に容認できな かった。なぜなら進歩新党の党員は韓国の進歩政治の歴史や進歩政党の歴史に とって大切な人々だと判断していたし、私自身もその中にいた。ある種の自尊 心の部分だ。進歩新党の消滅を望むのは受け入れられず、そうなって役割分担 がこわれ、そうした背景で、私が上がりたくもない舞台に上がることになった。

その状況でキム・サンボン教授の役割が大きかったという

そうだ。キム・サンボン教授が2002年、私に学閥ない社会の共同代表をしろと 言われてすることになった。またキム教授を進歩新党で共に活動させたのが私 だった。そんな縁がある。

08年の分党騒ぎの後、その時に進歩新党に参加してくれと私が言った。08年の 総選挙では比例8番で立候補し、そうして縁を結んだ。そうした縁があったキム 教授も、現在の進歩新党の状況に納得しておらず、私を積極的に動かした。

性急な気質を捨てて党の文化を変えよ

進歩大統合の議論を取材しながら、統合を拒否して独自路線を決めた時、『今、党の有力政治家とは違う若い世代が長い目で見て難しい道を行く』という決定をしたと解釈した。その意味で党はもっと若い人を中心に再編す方が良いと考えた。世代だけを見ればホン代表も旧世代ではないかと思う

年を取っているかどうかより、若く生きていることが重要だと思う。進歩新党 は長期的な展望を持たなければならない。あせってはいけない。性急な性質が、 ある意味、この状況を呼んだ大きな原因の一つだと思う。私が動いても、長期 的な展望と進歩政治のアイデンティティ、労働者政治勢力化が一気に進むわけ ではないと思う。急いではいけない。私の年と若く生きるということは違う。

この質問をしたのは労働運動全般も87年代以前の世代を中心に構築され、彼らが指導部に居続けている。それによる問題が若く生きるという問題ではなく、長い間に官僚的体系が構築されたのではないかということだ。その部分からは左派も自由ではないようだ

質問の意味はわかる。これまで、われわれは進歩を語ってきたが文化はそうで はなかった。政党や労働運動も同じだ。生き方や日常の内容が進歩的ではなく、 官僚的で位階的、垂直的な文化が続いた。そのうちに若い世代が参加するのが 難しい構造になったのではないかと思う。

長期的な見識と言ったが、党の文化を変えるべきだと思う。垂直的・位階的で はなく、水平的な関係が進歩政党運動や労働運動に結合しなければならない。 実際、党の日常もそのような方式に直していくつもりだ。

そのような水平的な関係の例としては

党員との関係や、民主主義的な意志決定構造といった部分だ。党憲・党規では 代表に集中している権限を移譲したり、代表-代表団といった垂直的な構造を 文化的に変えていく部分を実践したい。

代表になるといった時、周辺の親しい方々の反応は

あまりに荷が重くて傷つくと引き止める人が多かった。さっき話した進歩新党 の状況があって、黙っているには、それ自体が進歩新党の党員が私としてはと ても大切な人々で、歴史の流れの中で重要な実のような人なので、彼らの動揺 を防いでまた新しく出発できるようにするという点でなにもせずにいることは 無責任だった。

家族の中に強い反対はなかったか

妻がとても体調が悪いので反対したが...しかたありません。

党代表は身に合わない地位だという

慣れないので、ある面では短所もあるだろう。これは学んでいかなければなら ない点だ。長所は党の日常で進歩を語るが、進歩を語るのと進歩として生きる ということは違うのと同じように、進歩政党の日常が進歩的ではないことは、 むしろ私が慣れないので、そんなことを刷新する長所ではないだろうか。経験 が必要だが、長所で短所を相殺できると思う。

党代表になって見る党員はどうか

それだけ責任が重くなり、党員を見るのも党員が党の主人でなければという視 点から見る。その点で私にできると思うのは、党の中心性を強めることだ。党 員が党の主人だという時、党代表の位置は個人的な政治的影響力が重要ではな く、それが党の中心性に収斂しなければならない。私を含み、すべての党員の 政治的影響力のようなものがあるという時、それが個人の政治家に収斂される のではなく、党に収斂させる部分が今までの進歩新党には足りなかったたと思 う。党が有力政治家のための手段になった。今は逆に党の中心性を党が持つ側 に寄与して行かなければならない。それが党の主人が党員だという進歩政党の とても当然な論理的帰結だと思う。

新党も議会への独自の計画があると思う。韓国社会において政治は人物中心に進む。進歩新党も前の総選挙でノ・フェチャン、シム・サンジョンが参加する進歩新党だと掲げた。それが韓国社会の現実だが、党員に政治的な成果を持たせるには、どうすれば実現できるか

有力政治家の政党と言うのは、ひとまず国民に進歩新党を知らせなければなら ないという要求があったからだ。総選挙対応もあったが、それに埋没した部分 もあったと思う。均衡が必要だったが、そうでなく埋没してしまい、その反動 で今のような状況が起きたのかも知れない。

彼らも自分たちが離れればこの党は消滅するほかはないという考えも未了的に 持つようになれる。その部分は党員も反省する部分だと思う。とにかく議会政 治を看過できず、影響力や認知度が高い人すべてを党にまとめると言っても、 それができるものではない。要は、それを無視するのではなく、どんな視点か ら見るかが重要だ。それはちょうど資本主義社会でいくら競争を否定しても、 競争社会であるのは仕方ないのと同じように、いくら無視しても完全に無視で きない部分がある。しかしそこに埋没してはいけない部分だ。そして実際の議 会政治は議席が問題で、その部分では党の地位を高める方向に行かなければな らず、比例代表制や総選挙対応はそうした基礎の上にある。

2つの現実で進歩は変えるべき現実を見なければならない

就任辞を印象深く読んだ。多くの悩みが圧縮されていて特に進歩の危機は夢の喪失と展望の不在によるという。私は夢と展望は時として矛盾すると思う。展望は現実のさまざまな疲れやだるさが複雑にからみ、どれだけ頑張れるかの問題とからみ、既存の制度圏進歩政治勢力の有力政治家は最初は夢もあっただろう。資本主義以後、社会や社会主義の夢は彼らも話さなかったようだ。たとえば李正姫代表は外縁拡大を言いながら、非正規法通過時の少数の挫折とFTA闘争の限界を強調し、院内交渉団体確保を新しい展望で再構成し、現在の統合を強行した。ホン代表が言う夢は捨てたが、自分たちの展望は現実に再構成するのではないかと思う。夢と展望の不在を規定するだけではなく、もっと詳しい分析が必要ではないかと思う

早急性の問題と政治家の自分の境遇がそうした合理化を生む一因だと思う。常 にそのような形でやってきた。それと共に夢と展望を現実的な力がないという ことで、あまりに性急に放棄して現実的な勢力に自ら帰依したものと判断する。 進歩と言う時、進歩とは現実を変えなければならないということだ。現実は2つ の意味がある。一つは変えるべき現実で、もう一つは避けられないものを受け 止める現実がある。その時、進歩は前者の変えるべき現実に焦点を合わせなけ ればならない。ところが自らを進歩と言いつつ、その現実の勢い大きくならな いと言いながら避けがたい現実に自ら帰依する姿が夢と展望を手放す。そこで 重要な部分は党中心性より党の政派構造や勢力、党の有力な政治家の位置づけ がさらに作用する部分も無視できない。

今回の進歩大統合の議論はある面では勢力間の生存権の戦いでなかったか

無視できない部分だ。私が9.4党大会報告文書を読んだが、それを見れば絶えず 出てくるのが9.4党大会準備前の会議で絶えず進歩新党の進路のため民主労働党 と統合すべきだという主張があった。進歩政治勢力の右傾化を防ぐために統合 すべきだという話がいつも出てくる。進歩新党が民主労働党と統合しなければ、 民主労働党が国参党と統合するという話がいつも出てくるが、それが一日でワ ンショットという表現で自分の言葉をひっくり返す過程そのものがとても驚き だった。その過程を見せた主導者が、結局どんな目標で働くのかを自ずから見 せるのではないかと思う。私たちが何かに抵抗する時、抵抗する方式自体が私 たちが指向する世界を示すという時、過程自体が実体を表していたものと見る。

進歩新党に残った人も進歩政治勢力の独自の生存、もうひとつの意味の生存権の問題ではなかっただろうか。民主労総も職業化した労働運動になり、進歩政治運動も一種の職業化されているのではないか

そうだ。それらが既得権化された部分だとまでは言えないと思う。私たちが省 察する部分から新しく出発すべき部分だ。当初、進歩の再構成の基本の出発精神 はそんな問題意識でなければならなかったが、そうではなかった。

分党以後、進歩新党の進歩の再構成の実験を評価すると

正しくしていない。言葉だけは多いが、実際には具体的に正しくしていない。 非正規職問題も、とても悪いと言うと言い過ぎだが、そこに重点的な力量投与 はできず、昨年の地方選挙後は統合の議論に巻きこまれ、ほとんど何もしなかっ た。これから、長期的展望を作ってやれるようになる。特に根本的な財閥体制 に対し、果たして何をしたのかに対してだ。

財閥体制問題の解決の腹案があるか

例えば労働解放という言葉がある瞬間から言葉だけになった。新自由主義の途 方もない攻勢で守勢に追いこまれ、生存権を守ることに汲々として、労働運動 陣営もそんなことに積極的に対処するのはとても難しい構造や状況があったた めだが、今の世界的な流れもそうで、米国民衆がウォール街を占領する時代的 な状況変化もある。ここに労働運動や進歩政治の流れも時代的な流れの中で、 共に積極的に動くべきだという点で、あまりに準備ができていない部分を本当 に反省すべき点だと思う。

重要なことは統合ではなく小人の政治をするか大人の政治をするか

選挙に出て進歩新党が野党として存在する理由として、政権交替後の経済危機の時に唯一の野党がハンナラ党だと、ファシズムが到来しかねないと警告したことがある

世界的な経済危機の状況だ。その危機は簡単に突破できるとは思えず、その過 程にあるとみる。2012年に反ハンナラ党を通じ、総選挙と大統領選挙で与党と 野党圏が変わる可能性が高いと思う。MBがあまりに非常識の極限状態の状況だ からそうなのだが... 2013年、14年に厳しい経済危機がきて、それが韓国経済 にとって致命的かつ、途方もない影響を及ぼしたら、ハンナラ党以外に野党が ない状況は非常に危険な状況だ。歴史が私たちに教えてくれる。

反MBに追い立てることは十分に理解できる部分だ。それでもひとまず統合して みんなが集まれということに同意できないのは、総選挙・大統領選挙後の展望 もあるが、進歩政党は綱領と価値観、世界観、資本主義体制にどう対応するか、 緊張関係もあるがそれをすべて無視してみんな団結? それ自体が暴力的だ。む しろ、それより十分に候補単一化による運営の手法を生かせる選挙連合や連帯 を柔軟にすれば良いのに、あえて一つにならなければならないということには 同意できない。基本的に綱領の指向が同じでなければならず、その点でこれか ら社会党とは大きな問題なくできるだろう。

知識人も労働陣営も、統合進歩党を進歩政党とは言えない勢力や個人が展望を 共にすることはできる。それは孔子の言葉にもある。君子は和而不同、小人は 同而不和だと繰り返し話した。要はどんな政治をするのかが問題で、一つに団 結しなければならないということではない。アイデンティティと指向が違って も、これが韓国の歴史の中で他の勢力と共存する経験が足りないことの反映か もしれないと思う。自分と同じ側でなければ無条件にみんな敵だということだ。 そうでないこともあるのに、状況によって連帯でき、ある場合は互いに緊張す ることもできるのに、ただ皆一つになれという。重要なことは一つではなく、 小人の政治をするか大人の政治をするかだ。

来年の総選挙で反MB野党圏連帯はまた巨大な流れになりそうだ。就任辞ではこれまでと違う野党圏連帯を強調した。他の方式の野党圏連帯があるのか気になる。現場の左派は今まで野党圏連帯を批判し続け、実際に民主労総の組合員に大きな影響すると指摘してきた。進歩新党も既存の野党圏連帯と同じ野党圏連帯をしてきた。これまでと違う野党圏連帯がどう可能なのか

一次的に申し上げた通り、韓米FTAはとても厳しい結果を私たちだけでなく後世 に残しかねない。だからFTAは野党圏連帯の1次前提条件だと言った。今は潜伏 していると思うが、他のどのような連帯ができるのかは総選挙までの過程ではっ きりあらわれる、民主党、革新と統合、統合進歩党がある中で、私の判断は、 時間が経つと潜伏していたものが水面上に浮かび上がると見る。その点を明確 にするためにも、韓米FTAに対してどんな断固たる姿を見せるかが、結局はあら われると見る。

実際、総選挙の前に野党圏連帯がどう現れるかは、具体的に候補単一化の問題 だろうが、簡単にいくだろうか。やさしいとは思わない。民主党が出すつもりか 今自信満々になっているようだが。

3日に党代表になった後、大きな集会は初めてだったようだ。当時、野4党の他の代表と共に街頭に出たが、何かぎこちなかった

落ち着かない。今後も落ち着かないだろう...今後も慣れそうもない。仕方ない。 限界は抱えて行くしかない。私の情緒だし力量だ。この年になると直らない。

その日は離党した前代表も出てきたが何か話をしたか

シム・サンジョン代表と会った。ただ特に話もせずあいさつした。

11月末に労働現場の汎左派と左派団体が排他的支持方針と政治勢力化を議論する討論会を開いた。この日の雰囲気は一緒に進歩統合党の排他的支持方針強行を防ぐ行動をしようという意見には同意しても、政治勢力化の計画はさまざまだった。左派にとって一番難しいのが統合ではないかと思う。左派が一つの政党に集まれると思うか

必ずしも政党だけに帰属させる必要はないと思う。進歩政党に多くの勢力が糾 合され結集することを望むが、必ずしもそれしか選択肢がないとは言いたくな い。開かれたまま共に進めると思う。まだ変数が多い。時間をかけて、鋭意注 視したい。早くから線を引く必要はない。

社会党との統合、歴史的に重要な意味

社会党をどう評価するか

今まで長い間、価値を守ってきた部分をとても高く評価する。もうすぐ進歩左 派政党を建設するための連席会議の枠組みで社会党と一つになるのは、一番早 く進展するのではないかと期待する。

この前、社会党と会ったと理解する

クム・ミン常任顧問とアン・ヒョサン代表と会った。党舎に代表団が行って、 二つの党が一つになれるよう共に努力すると話した。

実務交渉でもこうした過程についての議論はあったか

進歩左派政党建設連席会議の枠組みと共に行かなければならないという程度の 了解事項はあった。

ふつう、党代表になるとあちこちの党を訪問する。社会党だけと会ったが、他の党を訪ねる計画はないか

民主党や統合進歩党とも会う計画がある。なぜ行けないか。あまりにも人選も あって、とても忙しくて日程が重なっていて、日程を組むのも難しかった。 これから訪ねて行く計画だ。

社会党は長い間、青年進歩党の時から単独で独自の政治勢力化の道を進んだ。結果は弱かったと思う。こうした状況で二つの党の統合が意味ある結果につながらないかもしれない。前にせっかちな性質と言ったが大きな代案ではないかもしれない

それが大人だと言うのではなく、私が強調するのは過程だ。質問の核心は韓国 社会で影響力が大きくないということだが。一緒になってもどんぐりの背比べ ではないかという意味だが、私としては時代的な流れの中で世界的な資本主義 の危機状況とからみ、私たちが守るべき価値と資本主義克服の課題に照らして みると、とても重要だ。影響力では大きな作用はしないかも知れないが、理念 指向や世界観では歴史的に重要な意味を持つとあえて言いたい。

直近の課題の一つが1月末の民主労総代議員大会での排他的支持問題だと思うが、どう解いていくつもりか

うまくいくと思う。民主労総政治委員会で議論されるだろうが。労働陣営で、 統合進歩党が進歩政党かという問いを提起する人も多い...私が何か言う事では ないが、重要な問題提起ではないかと思う。それはどこかの勢力や政派による 決定より、本当に歴史的な現実と具体的な内容を通じて規定されるべきだ。 ただどこかの勢力や政派の論理になるのは民主労総のためにも正しくない。

統合進歩党をどう評価するか。統合進歩党は以後、労働と進歩政治にどんな影響を与えると見るか

それはノーコメントだ。野党圏連帯もすべきで、あらかじめ敵対する必要はな いと思う。今向こうも始まったばかりで、私も始めて10日で、そこで是非の言 い合いするのは適切でないと思う。

水平的文化を作るための党職の人選

今回の党役員の人選の意味は

党の文化の変化に焦点を当てた。日常の中に閉じ込められていた、進歩政党な のに党の日常は保守性があった、こういうものを変えることに焦点を当てた。

事務総長や報道担当者などは破格だという評価があるが、その点でどんな考慮があったか

ある面では市民社会と進歩政党の間に開かれた構造ではなかった。党の日常そ のものが硬直していなかったかという点で、それが保守性に向かわせたのでは ないかという点で、事務総長と報道担当者の人選は党内部の文化を振興させる ことが必要で、党外部との対話のような開かれた構造の意味も表わしたかった。 よく言われる君たちだけのリーグか、そういうことから抜け出したかったし、 そんなことを克服したいという意味もある。いくら私たちが独自路線だと言っ て、ただ硬直していると思われるが、全くそうではないという点を表わしたい。

あるいはそんな認識をする人も多いのではないかと思う。独自路線で原理主義 的だと思われるが、全くそうではなく、私たちは和而不同の原則が重要だ。要 は、労働者政治勢力化の課題と、進歩政治というアイデンティティの問題だ。 そして緑色の価値も同じだ。私たちの子孫を考えたたけでも、反省すべき問題 が成長主義の問題だが、これが今、左派と緑色が接する点で、そんな部分を考 慮した。

統合議論の過程で党内の統合派と独自派の対立も多かったが、それを解くことも重要な問題だと思う

うまくいくだろう。統合を支持しても離党しないような人は十分に短い時間で すべてを克服できると考える。また離党した人の中でも3者統合に問題提起をし ている人もいる。

その面で今回の人選を見ると、統合を支持した人はいないように見える

当初、統合を支持していたキム・ヒョンタク前事務総長に事務総長を引き受け てくれるよう望んだが、彼は地域に集中しなければならないという問題で固辞 された。統合に反対した人だけを起用したということではない。

初めキム・ヒョンタク前事務総長を提案したのは、そのような統合派を引き込むという意味か

そうだ。不偏不党の意味があった。今から統合派、独自派の次元の問題でなく、 これから仕事をしなければならない。私はこんな話をした。私たちに必要なの は意見グループではなくて実践グループだ。仕事が忙しくなればそんな問題は 雪のように溶けるだろう。

副代表とはうまくいっているか

はい。円満だ。対話もうまくいっていて、大きな問題はない。

副代表たちは、おっしゃっていた組織文化とはよく符合しているか。皆意見グループなどで地位がある人だったようだが

そんな部分に今までしてきて動揺もしてどんな面でもそうだろうかするけれど も時間の中で生き方があったのに突然みな私が説明すると分からないでしょう。 しかし自分なりにみな省察の能力を持つ方々だと大きな問題はないだろうと見 る。

ちょっと早い質問だが、総選挙での立候補の計画は

党中心性に悩みがある。私たちは3%を突破しなければならないという課題があ り、地方区と比例で最善の結果を得なければならない。もちろんそこに総集中 するのではないが、一つの過程なので長期的な展望を持たなければならない。 だが総選挙は非常に重要だ。総選挙で有効な結果になれば変曲点の角度が変わ るからだ。その点で重要な過程であることは明らかだ。党中心性という面で、 最も良い結果を得るために、私としてはそれが比例でも地域立候補でも、一番 党にとって良い結果は何かを悩み、それに合わせて動く。

進歩的政治家なら、文で立場を明らかにすべき

何をするにも大衆と出会わなければならず、政治家は握手が日常だ。握手はまだ慣れていないようだ

そうだ。だが私は違う方式で出会いたい。文を書き続けたい。道に出て握手を することも重要だが、文を書く人間なので文と論理で語り、伝える方が向いて いる。最近はSNSもあるので文を通じて市民と接することができるので、握手が 全てではないと思う。

特に進歩的な政治家ならさらに文を書かなければならない。自分の言葉に責任 を持つためにも文を書かなければならない。今はインタビューをしているが、 インタビューでこんな調子でやれば臨機応変にやり過ごせるが、文を書くこと になれば、文を翻すのは難しい。付け加えたくはないが、例えば進歩新党の有 力政治家のお三方が文で自分の論理を展開していれば、後でこうした状況にな れば難しかっただろう。ただ蛇が垣根を越えて行くようなことをするのは進歩 政治家なら避けるべき部分だ。日程があるので荷が重いかもしれないが、でき るだけ文を書く努力をしたい。

大衆と党員に一言

短くても2-30年、長ければ3-40年もかかるだろうが、分断の難しい状況で進歩 新党の党員ほど大切な歴史の実はない。その点で価値を大切に認識して、互い を尊重し、綱領を中心として私たちが目標とする指向と価値観を基礎に綱領で 強調した出会いの意味を共有してほしい。繰り返し話した党の中心性にとても 困難があったが、長期的展望を持って育つ子供たちと生まれる子供たちにもっ と人間らしい社会を残せるように模索して実践して行ってほしい。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-12-13 15:22:39 / Last modified on 2011-12-13 15:22:53 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について