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今、私たちにとって全泰壹とは何か『全泰壹を語る、全泰壹が語る』討論会
キム・ドヨン記者 2010.11.03 18:55
全泰壹が今、私たちに投げかける意味を知る討論会が開かれた。 全泰壹40周忌をむかえ、11月3日、全泰壹40周忌行使委員会が主催した今回の討 論会、『全泰壹を語る、全泰壹が語る』は、チョ・グク教授の司会とホン・ユ ンギ教授、キム・ヨンフン民主労総委員長の問題提起で進められた。 ![]() 問題提起をした東国大のホン・ユンギ教授は、全泰壹を「国家の民主的潜在力 を信頼した民主市民」と形状化した。 彼は「当時の国家は国民に対し、技術を学んで、着実に賃金を受け、職級が上 がれば豊かに暮らせると教育し、全泰壹も当時の韓国の社会が保障するという 正常な人生の道を行こうと全力をふりしぼった」とし「そんな全泰壹が持って いた意識は、階級意識や労働者意識というよりも大韓民国が民主国家なら当然 持つべき健全な市民意識」と説明した。
▲ホン・ユンギ東国大教授 そして全泰壹が「勤労基準法という、国家が用意してくれた法で国家との関係 を結ぼうとする程、大韓民国への徹底的な信頼を持って、国家が自分に何かし てくれることを期待したが、国家的統合に失敗した」と解釈した。 それと共に「全泰壹が焼身をしなくても、彼が到達した教育的水準は大韓民国 の社会市民が持つ人間的な潜在力が啓発されれば、どこまで高揚するかを見せ る」と話した。 またホン教授は、「全泰壹考えると、国家が何をしてくれるのかという国家の 存立の様相を考えるしかない」とし、『全泰壹指標』を啓発すべきだと話し、 注目された。彼によれば、全泰壹指標とは、「自由で民主的な社会の健康性を 測定する指標」で、「1970年11月の大韓民国は、全泰壹が健全な市民として自 己教育を通じて獲得した市民的な能力を持って、大韓民国の社会と国家が用意 した制度を作動させようと努力したが、何も成就できず、自らの体を燃やすこ としか残っていない『民主的達成度=0』の国」だった。 それと共に彼は、「国家は座視していては人間化されない」とし「この時代の 最大の話題は、私たちが民主化したこの国家を人間化させること」と話した。 だがホン・ユンギ教授の主張は、労働者・全泰壹を健全な市民意識を持つ民主 市民とするもので、議論が予想された。 これに対して移住労働者労働組合のミッシェル委員長は、「全泰壹が市民社会 的な要求をしたという解釈には同意しない」と話した。 ミシェル委員長は「全泰壹は、政府に要求しても勤労基準法が施行されないこ とを知っていたが、自分の犠牲で労働者に力を集め、インスピレーションを与 えるために焼身を選択したのだろう」とし「人間の尊厳を語ろうとした」と主 張した。 これに対してホン教授は「問題提起で全泰壹を市民と規定すると、全泰壹の労 働者性を失わせる試みと非難されないだろうかと憂慮した」としながらも、 「民主市民としての全泰壹は最後まで守るコンセプト」と話した。
▲キム・ヨンフン民主労総委員長 二番目に問題提起をした民主労総のキム・ヨンフン委員長は、「全泰壹精神は 無限の人間愛」、「同じ境遇にある自分の存在と同一か、似ていたり、一致し た『私』たちに向けた階級意識の発露で、連帯の出発点」と解釈した。 キム委員長は、「民主労組が直面している危機の一つは、うまく連帯闘争がで きないこと」だが「私と違う人だと思った瞬間、闘争にならない」とし「存在 への一体感を通じて階級間連帯以前に階級内連帯を実現することが今日の民主 労総が全泰壹精神を正しく継承すること」と話した。彼は「階級内連帯を強固 にして、その力で外に飛び出し、世の中を変える運動をする」と述べた。 討論者として参加したホン・セファは、「労働界が物神主義に抱き込まれるこ とで、非正規職の連帯は、実践のないスローガンに留まっている」と指摘した。 彼は「1973年のオイルショック後に資本は低下した利潤率を転嫁したが、韓国 では非正規職に苦痛を転嫁し、その過程で正規職が傍観または同調したことを 私たちははっきり批判的に認識しなければならない」とし「学習と探求精神を 通じ、批判的に自己反省をしつつ経済闘争から政治闘争、文化闘争、価値観の 闘争に進むのが、40年たったこの時点に全泰壹烈士が期待するもの」と話した。 民主社会のための弁護士の会のキム・ソンス弁護士は、「全泰壹烈士が焼身自 殺した時とと較べ、今の労働者の状況はあまり良くなっていない」と評価した。 キム弁護士は「勤労基準法の権利のうち『正当な理由なく解雇されない』とい う条項は、200年の歴史が含まれた核心条項なのに、非正規職労働者は、期間制 および短時間勤労者保護などに関する法律で、保護という言葉でその部分を排 除している」と批判した。 また「間接雇用労働者は、直接雇用の原則、つまり利益を得た者が責任を負う のに、そのような原則が保障されていない」、「特殊雇用労働者は、まったく 労働者と認められずにいる現実」を指摘した。 そして「国家が先頭に立って労働者の権利を保障できず、むしろ労働者の権利 を制限し、抑制することの先頭に立っている」とし「深刻に反省すべき部分」 と批判した。 この席には全泰壹財団のチャン・ギピョ理事長も参加した。彼は「全泰壹こそ、 人間解放が実現された社会を目標にした人」とし「人間解放、労働解放の実現 を労働運動の目標に掲げて闘うことが、この時代に全泰壹精神を正しく継承、 具現すること」と話した。 全泰壹40周忌当日の11月13日、牡丹公園では全泰壹追悼式が開かれる。朝9時に は清渓川『全泰壱橋』で表札板開幕式が進められる予定だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-11-04 02:46:47 / Last modified on 2010-11-04 02:46:51 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |