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包丁テロに無差別暴力、不法派遣労働者の獣のような時間

不法派遣労働者、正規職勤労者地位確認訴訟へ

キム・ヨンウク記者 2010.07.26 19:08

2003年3月19日、現代自動車牙山工場の社内下請業者、セファ産業で働くソン・ ソンフン氏が、月次を使うために休暇願を提出すると、この会社のイム某課長 が休暇願の撤回を要求した。この渦中で襟首を掴む小競合になり、ソン・ソン フン氏は後に倒れて、打撲傷を受けた。その後ソン氏は診断書を取るために近 くの病院に行き、この知らせを聞いたイム課長は暴力団と思われる身元未詳の 青年2人と共にソン氏が入院している病室を訪問、ソン氏にふとんをかぶせて凶 器でアキレス腱を2度も刺した。この事件でソン氏はアキレス腱の60%以上が損 傷し、全治22週の診断を受けた。

7年前に包丁テロにあったソン・ソンフン氏は現代車牙山工場社内下請支会長で、 2010年7月26日、金属労組の記者会見場に立った。この日の記者会見は、大法院 が現代自動車などの製造業社内下請が請負を偽装した不法派遣だと判決したこ とで『すべての社内下請労働者を直ちに正規職化しろ』という記者会見だった。

▲7年前包丁テロにあったソン・ソンフン現代車牙山非正規職支会長。(写真中央) [出処:シン・ドンジュン(金属労組編集部長)]

記者会見で民主労総法律院のクォン・ドゥソプ弁護士は、「韓国の社内下請は 仕事の完成が全くなく人材投入だけで請負料を再支給する形での単純労務を提 供する請負方式は請負でなく、不法派遣だと明確にした判決」と説明した。クォ ン・ドゥボム弁護士は「今回の判決の法的効果は製造業で2年以上働いた社内下 請労働者が元請に正規職勤労者地位確認訴訟を提起することができるようにな り、本人が正規職と見なされた時点からは同種の類似業務に従事する正規職労 働者と同じ賃金が支払われなければならず、賃金差額の賃金未払い集団訴訟が 可能になる」と付け加えた。最高裁判決を契機として長ければ何年も不法派遣 闘争をしてきた非正規職労働者の新しい闘争の可能性が開かれたのだ。

この日の記者会見場の前列にはパク・ユギ金属労組委員長と担当弁護士が座り、 後列にはソン・ソンフン現代車牙山非正規職支会長、イ・ベギュン、ドンヒオー ト支会長、イ・サンス現代車蔚山非正規支会長などが立った。不法派遣の代名 詞になったキム・ソヨン・キリュン電子分会長も記者会見場を訪れた。

金属労組非正規職社内下請労働者は、2003年から不法派遣闘争を本格化させた。 2003年現代重工業社内下請労働者の労働組合結成、現代自動車牙山工場の社内 下請労働者包丁アキレス腱テロなどを始め、現代車牙山工場、蔚山工場、全州 工場で続々と労働組合が結成された。こうした社内下請労組結成は、2005年起 亜自動車、2007年GM大宇自動車、2009年双竜自動車に広がった。この過程で、 現代自動車蔚山工場だけでも労働組合に加入したことを理由に百人以上の非正 規職組合員が解雇された。また非正規職社内下請労働組合の幹部たちは元請の 告訴告発で長期間の拘束と手配、数億ウォンの損害賠償仮差押さえで苦しんだ。

特に社内下請労働組合は想像を超える弾圧と苦痛の中で、時には死で対抗し、 会社の暴力に命がけの闘争で耐えた。2003年のソン・ソンフン支会長の包丁テ ロに続き、2004年2月14日には非正規職差別撤廃を叫び、現代重工業社内下請労 働者だった故パク・イルス烈士が焼身自殺した。現代重工業労組はパク・イル ス烈士の焼身を無視したため、金属労組は現代重工業労組を除名した。2005年 9月4日、現代自動車蔚山工場で社内下請組合員として労組活動に積極的に参加 し、業者関係者の横暴とイジメに苦しんだ故リュ・ギヒョク烈士の自殺も社内 下請労働者の苦痛を示す代表的な事例だ。

キリュン電子の労働者も2005年から用役の暴力と警察特殊部隊投入などの暴力 に苦しめられた。キリュン電子労働者も不法派遣と判定され、工場占拠、高空 籠城、命がけのハンスト闘争、国会占拠など、しなかった闘争はないが、相変 らず原職復帰はかなわなかった。

良才洞の現代起亜車本社前で10日以上野宿座り込みを行い、警察の暴力連行と 用役の暴力に苦しむドンヒオート社内下請労働者も、あらゆる暴力に苦しめら れてきた。ドンヒオートは2005年8月、社内下請労働者がドンヒオート社内下請 支会を作り、多くの組合員が所属していた業者を完全に廃業し、50余人の労働 者を追い出した。組合員が残っていた別の業者も2007年末に廃業した。2009年 にはドンヒオート社内下請解雇者復職を要求する解雇者を元請管理者と警備員 が集団暴行する事態も起きた。

今回の判決にいて、ソン・ソンフン現代車牙山非正規支会長は「今回の契機に 最後までやり抜く自信ができた」とし「元請との交渉に名分ができたし、不法 に社内下請を使うなという要求が可能になった。正当な交渉で、未組織労働者 の組織に自信がついた」と述べた。ソン・ソンフン支会長は「だが2年未満の労 働者が大規模に解雇される」と不安感も示した。

イ・ベギュン、ドンヒオート社内下請支会長は「判決文を読んだが、正規職労 働者と混在して働くという条項だけを除き、後はドンヒオート現実と全く変わ らなかった」とし「ベルトコンベヤーシステム、元請から通達された作業指示 書、単純反復的な業務、休憩労働時間の元請管理、一日の生産量と月単位の生 産量の起亜車による調節など、17の社内協力業者は単純な人材派遣と労務管理 だけを担当する状況」と説明した。イ・ベギュン支会長は「判決文にある諸般 の内容がドンヒオートにそのまま適用できる。遅くはあるが、こうした判決が 出て幸いだ。今後、法的な闘争も展開する」と述べた。

ペク・ギソン双竜車非正規職主席副支会長も「7年間働いてきた間、社長は3回、 業者は2回、部署は3回移動した」とし「2008年に非正規職がもう解雇されず、 廃業で社長が変わる状況に抗議するために労組を結成したが、一回も交渉要請 に応じなかった」と非難した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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Created byStaff. Last modified on 2010-07-27 02:47:24 Copyright: default

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