本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:法秩序を守るべきは警察だ
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1242530108738St...
Status: published
View


第2のキャンドルはだめ!?

[人権オルム]法秩序を守るべきは警察だ

ホン・イ/ 2009年05月15日11時48分

キャンドルがなぜいけないのか?

この前、ある放送の朝のニュースで、韓昇洙総理が各部署の長官に指示した業 務指示の内容が報道された。その内容は、国民が暴力デモの実状を理解できる ようにすべての努力を傾けろというものだった。朝からそのニュースを見て、 とても気分が悪かった。ところが午後、事務室に近いヨムチョン橋の横の横断 幕が眼に触れた。

「第2のキャンドルはだめだ!」

今は政府部処ばかりか正体不明の市民団体までが出ている状況だ。もちろん、 国民すべてがキャンドル集会に賛成しなければならないわけではない。反対す る人がいてもいい。だが第2のキャンドルはだめだと言う根拠は事実無根と歪曲 でしかない。

キャンドルは不法と烙印

横断幕の上には「不法暴力デモ追放、法秩序遵守」こう書かれている。換言す れば、キャンドルは不法暴力デモで、法秩序を守らないという『レッテル』、 『烙印』をおしたわけだ。だが昨年キャンドル集会に参加しなくても、それに 関する報道をよく見た人なら分かるだろう。文化祭は『集会デモに関する法律 (以下集示法)』の対象ではなく、申告しなくても良い。夜間集会を認めない現 行の集示法条項が憲法で保障された集会デモに関する権利を越えているので、 違憲訴訟をしたということを。

その上、集会は憲法21条にもあるように、『許可』することはできず、申告す ればいい権利だが、不許可になることが多い。不許可になれば不法集会になる ので、不法集会を量産するのは結局、警察当局ではないのか。

それでも法秩序遵守という言葉で人々をげん惑するのだから...本当に...
集会は許可できないと言うが、憲法21条を遵守すべき人々はまさにあなたたち、 警察だ!

暴力を使う者は誰?

果たして横断幕に書かれた不法集会と暴力デモとは何か。最近保守団体のチラ シを見ると、デモ隊が戦闘警察バスを壊す写真などがよくある。多少暴力行為 があったのは、キャンドル集会に参加した市民の誰もが知る事実だ。しかし、 さらに重要な問題は、その弾圧の程度が行き過ぎて、今は市民が集まって話を する自由まで侵害されていることだ。市民たちが共に自身の声をあげ、意見を やりとりできる広場は警官のものになって久しい。記者会見さえ政治的発言を したから不法集会だと言って、参加者たちを連行する。

本当に暴力をふるっているのは誰か。権力を利用して、人々をむちゃくちゃに 連行して、身体の自由を奪う人々ではないのか。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-05-17 12:15:08 / Last modified on 2009-05-17 12:15:09 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について