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シム・サンジョン非常対策委総辞職

「これからの進路問題を考える時間を」

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2008年02月04日15時20分

シム・サンジョン民主労働党非常対策委が2月3日の党大会で『一心会』関連者 除名措置などの改革案通過が失敗したことの責任を取り、2月4日に全員辞任した。

シム・サンジョン代表はこの日、国会で、チョン・ジョングォン執行委員長、 李明博政府対抗庶民守備運動のチャン・ヘオク本部長などの非対委員6人と共に 記者会見を開き、「大統領選挙で国民が突きつけた最後通告を謙虚に受け止め、 民主労働党を生まれ変わらせろと言う任務を引き受けたが、期待と希望を実現 できずに辞任することを国民と党員に謝罪する」と頭を下げた。

「国家保安法の前で進歩運動の常識と理性がマヒ」と猛非難

シム・サンジョン代表は「昨日の党大会で、党員と国民は民主労働党にやはり 古い秩序が強く支配していることを確認した」とし「民主労働党は30年以上の 進歩運動と社会運動の結実で生まれ、多くの方々の青春と生が含まれている。 民主労働党を大切に愛してくれる国民の意思を実現できなかったことについて、 胸が張り裂けそうな苦しみと絶望を感じる」と吐露した。

シム代表は「昨日の民主労働党党大会は、なぜ国家保安法を廃止すべきかを逆 説的に示した場だった」とし「国家保安法と言えば逸脱行為も容認され、党員 の身上情報と内部機密を渡せと指示されて活動しても、誤りを問うことができ ないという逆説を目撃した。唯一国家保安法だけは進歩運動の常識と理性が麻 痺していることを確認した」と改革案に反対した自主派に直撃弾を飛ばした。

続いて「改革案は否決されたが、国民に約束した通り国民生活の中で大きな進 歩を実現する進歩政治の新しい道を開き、私は止まることなく努力し続ける」 とし「今後の進路の問題については、これまで党革新主導してきた党員同志と 信頼できる進歩政党を熱望する国民の意を推し量って考える時間をかける」と 明らかにした。

シム代表は「とりあえず旧正月連休の間に十分に考えたい」とし「(総選挙地方 区不出馬も含み)十分に考える」と話した。党内新党派組織である『新しい進歩 運動運動』との合流には「もっと時間をかけて考えを整理する」とし、肯定も 否定もしなかった。

しかし『離党も念頭にしているのか』という質問には、「国家保安法問題で改 革案が歪曲された。果たして北朝鮮とこそこそと個別に関係することがこの党 で容認され続けるという意味なのか、自主派ははっきり答えるべきだ」と答え た。離党を考える前に、党内自主派の『偏向的親北朝鮮行為』の問題に決着を つけたいという意志と解説される。

「今後ノ・フェチャンと議論の機会があるだろう」

シム代表は改革案が失敗すれば離党するという意思を明らかにしたノ・フェチャ ン議員に対しては「これから議論の機会があるだろう」と話した。非対委員の 進路は「シム・サンジョン代表と共に行動するだろう」とチョン・ジョングォ ン執行委員長が伝えた。

シム・サンジョン非常対策委の今後の去就の決定は、改革案の挫折以後、離党、 分党などの進路問題で腐心している党内の平等派に影響を及ぼすと展望される。

一方、この日、シム・サンジョン非常対策委の総辞職により民主労働党はこれ まで最高委員会辞任時期職務代行を引き受けていたチョン・ヨンセ院内代表の 臨時指導部体制で運営されるものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-02-06 19:00:53 / Last modified on 2008-02-06 19:00:55 Copyright: Default

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