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無原則な外資企業撤収に警鐘を鳴した女性たち

韓国シチズン労組、280日の闘争の末に 会社と協定を結ぶ

ユンソンヒョ記者

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▲韓国シチズン労組は28日午前、工場で記者会見を開き、本社と協定内容を公開した。 (C)2003オーマイニュース ユンソンヒョ

280日余り、外資企業と闘争を繰り広げた韓国シチズン「アジュマ労働者」が 日本の本社との交渉を成功的に終えて、無原則な外国資本の撤収に警鐘を鳴らした。

韓国シチズンの李年宰社長とサトウ副社長は28日午前、 馬山自由貿易地域の中にある韓国シチズン工場を訪ね、 80余名の女性労働者の前で公式に謝罪した。 外国企業が資本を撤収した後、労働者の前で間違いを謝罪する事例はきわめて異例だ。

労組と使用側はこの日、昌原で廃業に関する協定書に調印した後、公証も終えた。 双方は民事上の告訴告発を取り下げ、使用側は拘束者の釈放嘆願書を 即刻提出することにして、追加の法的提訴はしないことにした。 また、使用側は廃業事態解決のために一定額の解決金を組合員に支給することにした。 労組は、協定書の締結後7日以内に事業場から撤収することにした。

労組によれば、サトウ副社長は「使用側は不当な廃業に遺憾で、 職員に迷惑をかけたことを反省する」と話したと知らされた。 また「李年宰社長も謝罪した」と労組は伝えた。

シチズン本社は今年1月、韓国シチズンを廃業して金属産業連盟に所属する労組は 不当廃業だとして廃業撤回と雇用継承などを要求した。 女性労働者たちは工場内で闘争を行い、会社側は去る4月、 用役警備と公権力を動員して追い出そうとしたが、彼らは全身で防ぎきった。

労組は非常対策委員会を構成して日本に行き、闘争を行った。 労組の朴成姫委員長は、闘争と関連して拘束された状態で、 非常対策委幹部2人が現在手配中だ。

使用側の関係者は、労組の前で謝罪する場面がマスコミに露出することをはばかった。 当日、現場を取材していたマスコミのカメラマンが退去するよう要求した。 謝罪をした後、使用側の関係者は工場正門から出ずに取材記者を避けて 裏口から抜け出した。

韓国シチズン労組はこの日、記者会見を開いて不当廃業撤回闘争を終えると明らかにした。 労組は記者会見文を通じて「大多数の組合員がアジュマ(オバサン)で、 困難も多かったが私たちの要求は正しく、絶対に勝てるという固い信念があったので、 動揺することなく闘争を進められた」と語った。

闘争の過程で主張する雇用継承と廃業撤回要求が受け入れなかったことに対して、 労組側は残念だと反応する。金属産業連盟のチョンシクァ副委員長は 「韓国シチズン労組の闘争により、輸出地域で労働組合を動員した一方的な廃業は、 もう不可能になったし、組合員の同意無く資本撤収を試みる外資企業に 警鐘を鳴らす契機になるだろう」と説明した。

2003/10/28午後2:14 (C)2003 OhmyNews

"原文":http://www.ohmynews.com/article_view.asp?menu=c10100&no=136654&rel_no=1&searchtext=


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