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民主党のシカトに怒った女性労働者

民主党環境労働委員、国政監査で問題事業場を扱うことにしたが当日に約束を破棄

パク・タソル記者 2018.11.05 16:01

「国会の花」と呼ばれる国政監査が終わった。 今年は私立幼稚園不正のような大型の問題が溢れて公憤を買ったが、 その他には成果がなかったという意見も多い。 それもそのはず、労働者たちはこの時を待って現場の各種の苦情と不正を情報提供したが、 彼らの声は国政監査で響かなかった。 特に偽装廃業による整理解雇、労働現場での人権蹂躙などを味わっているソウル地域の3つの女性事業場は 共に民主党との面談の末に国政監査の約束を受け取ったが、 国政監査では言及もされなかった。 夜中に会社の不正資料を集め、事例を集めた組合員たちは、 今回の国政監査を待ち望みながら待っていたが、 また背信を味わわなければならなかった。

携帯電話ケースの射出加工をするLG電子の1次下請企業シニョンプレシジョン、 カーシートを作っている現代起亜車の4次下請企業ソンジンCS、 ステッカーやインデックスラベルの製造業者レイテック コリアは去る9月12日、 ソウル市汝矣島の共に民主党の前で 「政府与党が社長のパワハラ横暴、整理解雇、性暴力などに苦しむ女性労働者のための対策をたてろ」と要求して集会を開き、 共に民主党の労働対外協力局長と面談した。

9月12日の面談後、共に民主党は国会環境労働委所属の国会議員と闘争事業場問題を解決すると明らかにし、 レイテック・コリアに李龍得(イ・ヨンドク)議員を、 ソンジンCSにチョン・ヒョンフィ議員、 シニョンプレシジョンに宋玉珠(ソン・オクチュ)議員を配分したと通知した。

レイテック コリアを担当する李龍得(イ・ヨンドク)議員室は連絡が一回もなかったが、 他の二つの議員室は国政監査で該当事業場の問題を扱うことにし、 労組を通じて関連資料を受け取った。 また使用者側の代表を証人として労組関係者を国政監査の参考人に呼び、 対面質問ができるように約束した。 労組は国会環境労働委員会のソウル地方雇用労働庁など6つの地方労働庁に対する国政監査日の10月19日前に 該当資料を議員室に渡すために徹夜で国政監査で発表するPPT資料を準備した。

だが19日の国政監査当日の朝、 すべてが水泡になった。

[出処:金属労働者]

シニョンプレシジョン分会は会社の利益をゴルフ場の投資に使ったシニョンプレシジョンのシン・チャンソク代表理事が必ず証人に出てくるようにと要求したが、結局不発だった。 シン代表理事は国政監査証人に採択されると、心臓部静脈、鬱病を理由に欠席を通知したが、 労組は当日の朝にこの事実を伝え聞いた。 労組は「シン会長はしばらく前まで郷友会に参加して歌い、ゴルフ大会も主催した」とし 「民主党が持病を口実にした欠席を容認した」と反発した。

国会での証言および鑑定などに関する法律の第2条は、 国会の出席要求による証人出席義務は他の法律規定に優先して適用されるとし、強い義務を課している。 出席を拒否できる例外事由は本人や近親者の刑事責任に関する場合、 業務上知りえた他人の秘密を守る公益上必要がない場合、 軍事・外交・対北関係の国家機密事項で主務副長官の疏明がある場合と厳格に制限されており、 正当な理由なく欠席したり出席後に宣誓・証言を拒否した証人は3年以下の懲役または1千万ウォン以上3千万ウォン以下の罰金が課せられる。

金属労組ソウル南部地域支会シニョンプレシジョン分会のイ・ヒテ分会長は 「欠席理由書を出したとしても不明確な事由については出席を強制し、 出てこなければ責任を問わなければならないが、 いい加減にやり過ごしたようだ」とし 「議員室で問題解決に対する多少の意志でもあるのなら、 証人の欠席に対する責任を最後まで問い、告発するというアクションが出てこなければならない」と主張した。

偽装廃業で労働者が一度に整理解雇されたソンジンCSの場合は国政監査で言及もされなかった。 企画廃業の証拠がないという理由で突然取り消されたのだ。 元請のコオロングローテックと現代車を呼び、仕事の減少について追及しなければならないと主張したが、 証人として予定された現代車のハ・オンテ副社長の場合、二日前に証人採択が取り消された。 金属労組ソウル南部地域支会ソンジンCS分会のチョン・ヨンヒ分会長は 「国政監査で解決されるだろうという期待は初めからなかった。 ただ女性労働者がなぜ闘争をするのかを話す機会でも作れということだったが、 まったく言及もされなかったので、失望を越えて腹立たしかった」と明らかにした。

レイテック・コリアは社長の人権蹂躙と労働弾圧で何年も苦しんでいるが、 李龍得議員室は9月20日以後、連絡は一回もなかった。 今年の初めに包装部から営業部に強制配置転換された20人の労働者は、 これに反対する過程で侮辱的な言辞といじめに苦しめられ、 包装部で働くようになった現在は椅子もなく冷たい床に座って作業を続けている。

民主党労働対外協力局の関係者は「(李龍得議員の場合)労総出身が(国政監査の準備を)しないとは思わなかった。 国政監査が終わったばかりなので、まだ把握中だが、 連結した議員室が関連事案をどう処理して、なぜそうなったのかなどを聞こうとしている」とし 「解決を望む人の立場としては苦しい面もあるだろうが、 完全にやらないということではない。 与えられた条件の中で最善を尽くす」と明らかにした。

3つの事業場の労働者は民主党に対する抗議を続ける一方、 独自の闘争を展開することにした。 11月29日、闘争基金作りのための後援酒屋を企画している。 3つの事業場と共に闘争を展開している金属労組ソウル支部南部地域支会のソ・ダウィ支会長は 「苦しんでいる労働者を欺瞞した民主党に対する組合員の失望と怒りはとても大きい」とし 「女性労働者の血と汗を搾取する問題は、引続き提起されなければならない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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