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全国女性労働者大会「女性の二重労働のくびきを打破」

3・8国際女性デー記念、ソウル広場に集まって女性労働者の権利を主張

パク・タソル記者 2016.03.05 17:58

女性労働者がソウル広場に集まって政府の低成果者解雇指針の撤回と 女性に不利な賃金体系の改善、保育とケアの国家完全責任制を主張した。

3月8日の「国際女性デー」を前にした5日、ソウル市庁前広場では全国女性労働者約500人が女性に転嫁されている二重労働の現実を吐露した。 彼らは男性と比べて低い初任給と賃金上昇率、化粧の要求、女性だけに要求される仕事と家庭の両立問題などを批判した。

参加者一同は闘争宣言文で政府の二大指針の撤廃を主張した。 低成果者を解雇できるようにする政府の二大指針は、さまざまな差別に苦しむ女性労働者をさらに苦しませるという。 彼らは「相対的に低い職級と短い勤続期間で働く女性たちは低成果者として優先解雇の対象に置かれる事例がすでに現れている」と憂慮した。

国家の完全な保育とケアも主張した。 参加者らは「女性労働者の仕事と家庭の両立ではなく、共に働き、共に世話することが必要だ」とし 「女性に転嫁される二重労働のくびきを打破しなければならない」と話した。

アルバイト労組のユン・ヨンシン事務局長は、女性アルバイト労働者たちに要求される「化粧労働」を指摘した。 ユン局長は「アルバイト労働者たちは、最低賃金と長時間労働で苦しんでいるが、 中でも女性には『化粧労働』と『感情労働』が要求されている」とし 「女性アルバイト労働者たちは『女の子がなぜ化粧をしないか』、『ちょっと痩せろ』という言葉を日常的に聞いている」と話した。 また最近、映画館のアルバイト実態調査の結果に言及して 「最近とても好調な映画館は女性アルバイト労働者たちの口紅の色まで規制している」と問題を提起した。

女性労働者の割合が高い 闘争事業場の発言も続いた。

釜山にあるホームプラス店を解雇されたサービス連盟ホームプラス労働組合のアン・スヨン氏は労働者たちの団結を強調した。 アン氏は「共に闘争して、必ず復職する」とし 「女性非正規職労働者たちも集まれば力になるということを、 多くの仲間が集まって闘争すれば勝てるということを見せる」と話した。

昨年8月、アン氏をはじめとする4人の組合員は昨年8月の再契約を前に勤労契約満了を通報された。 無期契約職に転換されない初の事例なので、彼女らは不当解雇を主張して座り込みを始めた。 最近では釜山地方労働員会が解雇者2人のケースで不当解雇だという判決を出し、復職を待っている。

女性労働者の処遇改善と職場内の性暴力・セクハラに積極的に対応した労組と組合員に対する授賞も行われた。 全国5つの労組と7人の組合員が性平等模範賞を受けた。

普信閣までデモ行進が予定されていたが、 豪雨により取り消された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-03-06 22:43:33 / Last modified on 2016-03-06 22:43:34 Copyright: Default

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