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世界最悪の企業3位サムスンに赤っ恥をプレゼント

サムスンに社会的責任を問う希望の歩み・パノルリム共同記者会見

ソ・ドンヒョン修習記者 2012.01.31 17:11

1月31日午後、希望の歩み参加団と半導体労働者の健康と権利を守る会(パノル リム)が江南駅のサムスン本館前で、恥ずかしいサムスンに社会的責任を問い、 赤っ恥 (訳注:原文では「大きな飴」) をプレゼントするというサムスン 糾弾記者会見を行った。

最悪の企業を選ぶ『パブリックアイ・アワード(公共の目)』が1月27日に発表し た結果によれば、サムスンはオンライン投票で計88,766票のうち19014票を得て、 人間と環境に害を与えた悪い企業第3位に名を連ねた。

〈公共の目〉はサムスンに対し「毒劇物質を使っても労働者に知らせも保護も しない。結果として少なくとも140人がガンと診断され、そのうち最少50人が死 んだ」とし、「環境汚染、労組弾圧、腐敗と脱税」で「サムスン共和国」を 説明している。

しかしこれに対してサムスンは〈公共の目〉に書簡を送り、上のような主張は 不正確で誤った描写だと抗議し、厳格な基準で環境、安全、健康施設を世界的 な水準で維持していると反論したという。

彼らは記者会見文で「サムスンが『無労組』により労働者をいかに弾圧してき たのかをよく知っている。半導体の作業ラインで多くの労働者が病気になり死 んだのかもよく知っている」とし「サムスンは恥じなければならない」と述べた。

また先日、サムスン・エバーランド動物園の飼育係として働き死亡した故キム・ ジュギョン(25)氏に対し「サムスンは労災を避けるために故人を侮辱し労組員 と家族を監視してきた」と話した。

故キム・ジュギョン氏は、サムスン・エバーランド動物園で飼育係として1年間 働き、去る1月6日に敗血症で死亡した。遺族側はキム氏が長時間労働と過労に 苦しみ、勤務中の怪我で敗血症になったが、サムスン側が怪我を隠すために 遺族を懐柔し、労災申請を止めさせようとしたと主張している。

パノルリムと希望の歩み記者会見参加団は、こうしたサムスンに「これ以上、 嘘ではなく、社会的な責任を果たせ」と要求した。記者会見の後、参加団は 『Bigヨッ(赤っ恥)』造形物をサムスンに渡す象徴儀式を進行した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-02-01 01:22:19 / Last modified on 2012-02-01 01:22:20 Copyright: Default

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