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韓国:サムスン本社前でサムスンを糾弾する集会を開催
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「反社会的企業、サムスン財閥糾弾」

サムスンの無労組経営、半導体工場職業病などを糾弾する集会を開催

オム・ミョンファン現場記者 2011.09.03 17:18

9月2日午前11時、ソウル江南のサムスン本館正門の前で、サムスン一般労組の 主催で半導体労働者の健康と人権守備『パノルリム(SHARPs)』など多くの労働 市民団体約200人を集め、サムスンの無労組経営と半導体工場の職業病問題を 糾弾する集会が開かれた。

この日の集会は、三星重工業と闘っている京畿南部タワークレーン労組組合員 約80人が同席した。彼らは「サムスン側の妨害で何日も夜を明かして、やっと 集会申告ができた」と伝えた。

集会の司会はサムスン半導体でエンジニアとして働き、白血病にかかって亡く なった故ファン・ミヌン氏の妻、チョン・エジョン氏が引き受けた。集会事前 イベントでは、サムスン半導体工場で働いて死んでいった多くの労働者の魂を 慰めるチャン・ソンジン氏の厄払いの踊りで始まった。

7月に複数労組が施行された後に設立されたサムスン労働組合も集会に参加して 「サムスンは、無労組経営のためにあらゆる手段を動員して法が認める結社の 自由(労働組合の設立など)を妨害している」とし「労働者の基本権を黙殺する 行為は、社会的な犯罪」と糾弾した。

発言者の中には、2009年、警察の無理な強制鎮圧で発生した竜山惨事の犠牲者 故ユン・ヨンホン烈士の妻も参加し「竜山惨事の主犯は警察だけでなく、その 警察を裏で操るサムスン」とし、竜山惨事後に葬儀をするまでサムスンと闘争 してきた状況を伝えた。続いて「竜山惨事の主犯であるサムスン(三星物産)と 大林(テリム)建設は、済州島の江汀村に建設している済州海軍基地の施工者」 と糾弾した。

サムスン半導体器興工場で働いて2007年、22歳の年齢で白血病で亡くなった故 ファン・ユミ氏の父親ファン・サンギ氏は、サムスンは退職後にガン、白血病 などの希少病にかかった労働者に対し、治療費など、慰労金を支援するという 発表に「サムスンで働いてかかった病気は、サムスンが責任を持って治療する べきで、山奥の農夫や海辺の漁夫が払った国民健康保険のような税金で治療を するというのか」と叱責した。

サムスンは2000年1月1日以後に退職した労働者に限り、在職期間1年以上、退職 後3年以内にガンなど14種の希少病にかかれば、10年間治療費を支援し、治療の 途中に死亡すれば慰労金として1億ウォンを支援すると発表した。これに対して サムスン職業病被害者たちとパノルリムなどの団体は、「2000年以前に退職し た労働者と在職期間が1年未満でも職業病にかかった労働者には無責任な態度」 と批判した。

彼らは鉄窓に閉じ込められたサムソン・グループの李健煕(イ・ゴニ)会長の 写真に水風船を投げるパフォーマンス、『希望風船』を空に飛ばして 周回を終わらせた。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-04 04:35:58 / Last modified on 2011-09-04 04:37:23 Copyright: Default

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