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メーデー、招待されない『サムスン家族』

サムスン電子と労使協議会1日家族イベント...「白血病問題は知らせない」

オム・ミョンファン現場記者 2011.05.02 13:41

全国各地で5月1日の世界労働者の日の行使が開かれている時、京畿道水原にあ る三星電子は、『2011サラン家族春外出』というイベントを行った。サムスン 電子とサムスン電子労使協議会が1年に一度サムスン職員の家族と知人をサムス ン電子に招待するイベントだ。

この行事の間『半導体労働者の健康と人権守備パノルリム(以下パノルリム)』 の数人の活動家と、サムスンで労働組合の必要をインターネットに載せて解雇 されたパク・ジョンテ代理がサムスン電子の中央ゲート近くで1人デモと宣伝戦 をした。

パノルリムのイ・ジョンナン労務士とパク・ジョンテ代理が、サムスンの中央 ゲート横断歩道反対側で1人デモを始めるとサムスンの職員が近付いてきて、 『ここは私有地だから他に行け』とし、彼らは「市民の誰もが自由に利用でき る共有地を私有地だと言い張り、1人デモのような表現の自由を妨害」したと 反発した。その後、彼らはサムスンの中央ゲートから少し離れた場所に散り、 1人デモをした。

宣伝戦と1人デモの途中にサムスン半導体白血病被害労働者の故(コ)ファン・ミ ヌン氏の妻、チョン・エジョン氏とサムスン一般労組が1人デモと宣伝戦に参加 し、チョン・エジョン氏もサムスン中央ゲート前に行ったがもサムスンの職員 に制止された。一時、サムスン労働者だったチョン・エジョン氏は「もうサム スンに招待されないもうひとつの家族になってしまった」と吐露した。

パク・ジョンテ代理によれば、サムスン側は毎年5月5日にサムスンの職員と子 供たちを招き、使用者側と労使協議会が主管する行事をする。パク氏は「サム スン工場を一部に開放して、船遊び、どじょうつかみ、公演、イベントなどの 行事をする。サムスンの職員がどんなに良い職場と作業環境で働いているのか を見せる式だ。昨年まで5月1日には何のイベントもしなかったサムスンが今日、 こうしたイベントをするのはちょっといぶかしい」と伝えた。

パノルリムの関係者はこの行事について「サムスン労働者の作業環境とは全く 無関係で、むしろ最近問題になっているサムスン白血病問題をはじめ実際の 作業環境についてサムスンは職員の家族には知らせない。働いているサムスンの 労働者も、自分の作業環境をよく知らないことも多い」と指摘した。(記事 提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-04 03:15:56 / Last modified on 2011-05-04 03:15:57 Copyright: Default

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