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サムスン投身自殺労働者、97日後に天国へ15日に遺族と会社が合意...「ジュヒョンを家に連れていく」
チョン・ジェウン記者 2011.04.15 20:46
サムスンLCD天安工場で投身自殺した労働者故キム・ジュヒョン氏の遺族が4月 15日午後12時頃、会社側と合意したことにより、17日の午前9時に出棺する。死 亡から97日が過ぎてやっとキム氏を冷たい安置室から送る遺族は、火葬した後、 遺骨を自宅に安置することにした。 遺骨の自宅安置についてキム氏の父親キム・ミョンボク氏は涙を流しながら 「色んな罪を負ったので、ジュヒョンを家に連れていくことにしました。ジュ ヒョンのお母さんも、そうしたいといいました」と伝えた。 サムスン、謝罪して再発防止対策たてる合意書非公開、労働部への陳情は取り下げることに遺族とサムスン会社側は、△故人の死に謝罪し、慰労の言葉を伝える、△再発 防止のために努力し、対策をたてるなどで合意した。 父親によれば、合意の過程で会社側は合意書作成を拒否し、口頭での合意を要 求したため、遺族と1時間ほどもめたが、結局遺族と会社の代表理事は、外部に 公開しないことを条件に合意書を作成した。 これに関して父親のキム氏は「遺族の要求を含む合意書の作成は、サムスンで は前例がなかったそうです。会社側は口頭で約束をすると言いましたが私たち は合意書の作成を要求し、合意書そのものは非公開にすることにしました。長 時間の労働でジュヒョンが死んだのは明らかで、長時間労働による死亡も合意 文句に入れようとしたがうまくできませんでした。ちょっと残念です」と伝えた。
[出処:メディア忠清資料写真] また、遺族は使用者側と合意したことで労働部への陳情を取り下げることにし た。労働部の陳情取り下げは会社側が要求したと言われ、事件が検察に送検さ れ、使用者側に相当な圧力が作用したようだ。 雇用労働部天安支庁は80日以上再調査を繰り返し、遺族と労働、社会団体の反 発で結局事件を検察に送検した。検察はまた労働部に補強捜査(30日)を指示し ている。遺族は会社側が長時間労働による勤労基準法、産業安全保健法、寄宿 舎安全規則などの各種の労働法に違反したと主張してきた。父親のキム氏は 「今回のことで、労働部、警察、検察はすべて私たちの味方ではないと感じま した。サムスン就業規則も非公開にした労働部がずるずると調査を引き延ばし、 検察がサムスンを処罰せず、また30日間補強捜査しろと指示しました。労働部 も検察も、事件を遅らせるために頑張っている姿が歴然です」と政府機関への 失望感を表わした。 父親のキム氏は「ジュヒョンのお母さんも姉も、ジュヒョンを送ることを考え て泣いています。苦しい暮らしの犠牲になって、サムスンの犠牲になった子供 です。遺族としては残念な点は多いのですが、サムスンの匿名の職員がジュヒョ ンのために最近、勤務環境が変わったという話をして慰められています。初め から勤務環境が変わっていたら、ジュヒョンは死なずに済んだかもしれないの に... 社会的に事件が知られてからサムスンが収拾に出たのが残念です。ジュ ヒョンが天国で良い所に行くでしょう。私も後で行って会わなければ」と心境 を明らかにした。 その一方でキム氏は、「今後もサムスンを見守ります。サムスン会社側が卑怯 なことをしなければいいですね。もしジュヒョンの死について流言飛語を広め、 それが確認されれば遺族は合意書の公開をはじめ、それにふさわしい措置を取 ります」と断固として話した。 遺族と労働、社会団体は4月17日の出棺前、午前9時に順天郷大学校天安病院の 葬儀場で会社側との合意による立場を明らかにする。 一方、アン・ヒジョン全南道知事が15日の晩に遺体安置所を訪れる予定で、 16日に会社の管理者が遺体安置所を訪れ、遺族に謝罪の意を伝えると発表され た。(記事提携=メディア忠清) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-04-17 09:02:37 / Last modified on 2011-04-17 09:02:41 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |