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韓国:サムスン自殺労働者事件、労働部が検察送検を検討
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サムスン自殺労働者事件、検察に送検されるか?

労働部が検察送検を検討...キム・ジュヒョン氏85日間葬儀できず

チョン・ジェウン記者 2011.04.05 18:40

85日間、サムスンLCD天安工場投身自殺労働者故キム・ジュヒョン氏の葬儀さえ 行えない中で、雇用労働部天安支庁(以下労働部)が関連事件を検察に送検する かどうかを検討しているという。

故キム・ジュヒョン氏の父親キム・ミョンボク氏とパノルリムの関係者によれ ば、4月4日午後、労働部は「現在補強捜査中だがすぐ終わる。今日にでも終わ れば検察に送検する。検察に送検したら通知する」と立場を明らかにした。 日は確定していない。

キム・ジュヒョン氏の死亡から84日目の4日、父親キム・ミョンボク氏は車椅子 に乗ってソウルの三星本館とサムスンLCD天安工場ではなく、労働部の中で午前 10時から1人デモをした。キム氏はキム・ジュヒョン氏の自殺を放置したサムス ン電子の処罰を主張すると同時に、労働部が調査、捜査した結果を発表せずに 遅延させたため、これを糾弾した。

労働部は事件の発生から3か月近く事件を調査、捜査した。二回の陳情人、被陳 情人の調査の後、3月19日までに調査を終えることにしたが、まだ結果を発表し ていない。特に、労働部が勤労基準法により公開すべきサムスン電子就業規則 も『営業秘密』として非公開を決めたことで、遺族は強く抗議してきた。

もし労働部が今回の事件を検察に送検すれば、サムスンLCDの使用者側の容疑が 一部認められるものと見られる。主に長時間労働による勤労基準法、産業安全 保健法、寄宿舎安全規則など各種の労働法違反だ。だが、今回の事件が検察に 送検されても、サムスン使用者側の責任が認められかどうかは未知数だ。

一方、牙山警察側は検事の指揮下で「変死事件には他殺の疑惑が発見できなかっ た」とし、3月に今回の事件を『内部捜査終結』すると遺族に通知した。これに 関連して遺族は『内部捜査の終結』に反発し、具体的な過程と根拠の説明を要 求している。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-06 18:51:50 / Last modified on 2011-04-06 18:51:51 Copyright: Default

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